プレイの感想
前回このシナリオは面白い。夜間の接近戦なので必然的に殴り合いになる。勝利条件の関係で日本艦隊が「逃げの一手」も有り得るが、奇襲ルールと指揮ポイントの制限によって逃げてばかりではいけない。
今回のポイントは第5ターン。日本艦隊を追跡体勢に入った米艦隊がまっすぐ距離を詰めようとした時だ。しかしこれは軽率だった。強力な魚雷を持つ日本艦隊を相手にする時には、無闇に突撃せず適度な距離を置くべきであった。今回は勝利条件が厳しいのである程度の接近戦は必要だが、それでも5ヘクス程度の距離を置くべきであった。
ゲームの感想
いい感じになってきた。このシナリオを作る過程で色々とルールをいじったが、それが良い方向に向いてきたと思う。
最大の変更点は指揮ポイント。従来の倍にした。もちろん消費量も多くなるはず。この修正によって艦隊をいくつかのグループに分ける戦術が可能になった。今までのルールだと単縦陣以外では殆ど有効な作戦行動が取れなかったので改定の効果は大きい。もちろん単縦陣の有利さも失われていないので、プレイヤーは艦隊運動に頭を使うことになるだろう。今回のプレイでは米駆逐艦3隻が日本側の魚雷を回避するために一斉回頭をしたことがあったが、その状態から単縦陣に復帰するために莫大なCPを必要とした。
砲撃ルールの改定も今回の目玉である。チャートがやや煩雑になったが、その分6インチ以下の中口径砲の威力がより実感できるようになったと思う。旧ルールでは低火力で今ひとつ使い道に乏しかった米大型軽巡やアトランタ級などが、今回の改訂で駆逐艦キラーとして一躍脚光を浴びることになった。
ルールの複雑化によってチャートを見る機会が増えた。チャートを上手くまとめて簡潔なプレイスタイルを確立したい。
次回は第1次ソロモン海戦でもやるか。
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