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(写真1)シナリオシート
(写真2)米軽巡「モントピリア」、同海戦ではメリル少将の旗艦を勤めた。軽巡とはいっても基準排水量1万トンにも達し、実質的には重巡に匹敵する強力な艦であった。

ソロモン夜襲戦

ブーゲンビル島沖海戦

水上戦も進めなければならない。第5回目のテストプレイはブーゲンビル島沖海戦である。参加艦艇が両軍合わせて22隻。巡洋艦も4隻同士という今まででは最も大規模なシナリオである。

戦いの背景

シナリオの序文より抜粋する。
1943年11月、中部ソロモン一帯を制圧した米軍は、その北に位置するブーゲンビル島に上陸作戦を敢行した。ラバウルに司令部を置く南東方面艦隊司令部は水上艦艇による敵上陸点の攻撃を決意。第5戦隊を中核とする遊撃部隊をラバウルより出撃させた。日本艦隊の出撃を察知したメリル少将率いる第39任務部隊に出撃を命じた。第39任務部隊の主力は4隻のクリーブランド級軽巡である。これは艦齢1年未満の最新鋭軽巡洋艦で、12門の6インチ主砲と12門の5インチ両用砲を持つ強力な戦闘艦艇だ。同クラスの軽巡は過去に1度日本の駆逐艦と交戦したことはあったが、日本巡洋艦と交戦するのは今回が始めてである。対する日本艦隊の主力は2隻の重巡洋艦(「妙高」「羽黒」)である。日本重巡が夜戦を戦うのは第3次ソロモン海戦以来約1年ぶりのことであった。

両軍の戦力

日本軍:連合襲撃部隊 重巡2,軽巡2,駆逐艦6
米軍 :第39任務部隊 軽巡4,駆逐艦8

史実の結果

戦いは米巡洋艦の先制砲撃により始まった。距離14kmから開始されたその砲撃は日本左翼隊先頭艦「川内」に集中した。短時間に恐るべき量の6インチ砲弾が「川内」に降り注がれた。命中弾多数を受けた「川内」はまもなく航行不能となる。後続する駆逐艦も「白露」と「五月雨」が衝突事故を起こして共に損傷。その隊列は乱れる。
日本側重巡2隻が戦闘に加入してきたので米軽巡4隻は煙幕を展開しつつ一旦射撃を中断した。数分後日本右翼隊(新鋭軽巡「阿賀野」,駆逐艦3)前方13kmに米軽巡4が出現し、猛烈な砲火を浴びせかけてきた。これを回避しようとした右翼隊は味方重巡2隻と交錯し、重巡「妙高」と駆逐艦「初風」がこの日2度目の衝突事故を起こしてしまった。
体勢を立て直した日本艦隊は「羽黒」「妙高」「阿賀野」の順で南下を開始。距離10~15kmに接近してきた米軽巡4隻と初めて砲火を交えた。この砲戦で米艦隊は新鋭軽巡「デンバー」に3~5発の8インチ砲弾が命中した。「デンバー」は小破しその速力は25ktにまで低下した。日本艦隊は「妙高」に1発、「羽黒」に6発の6インチ砲弾が命中したが、その殆どが盲弾であった。その後距離が開いたので両艦隊は離れていった。戦場に残された「川内」「初風」は米艦隊により撃沈された。
この戦いで日本艦隊は軽巡1,駆逐艦1を失ったのに対し、米軍側には損失艦がなかった。またこの戦いでは日本側が意図した敵船団に対する攻撃は果たせなかった。この戦いの勝者は米軍である。射撃用レーダーを持たない日本艦隊は、最早砲撃戦では米艦隊に太刀打ちできなくなっていることを自覚せずにはいられなかった。

ゲームのポイント

初期配置は日本軍にとって不利である。日本艦隊は3つのグループに分かれており、それぞれの間隔が結構広い。特に第3水雷戦隊(軽巡「川内」,白露型駆逐艦3)は大きく敵側に張り出した形になっている。戦闘の序盤、第3水戦が米軍の集中砲火を浴びることは必至だろう。日本艦隊としては速やかに隊列を整えたい。
米艦隊は前方に突出した第45駆逐隊(フレッチャー級駆逐艦4,有名なバーグ大佐指揮)と本隊(クリーブランド級軽巡4,フレッチャー級駆逐艦4)との連携が腕の見せ所となる。一つ間違えると各個撃破食らうことになりかねないので、両者の艦隊運動は慎重を期したい。
このシナリオの見所は、レーダー射撃対照明弾射撃の対決である。米軍の主力たる4隻のクリーブランド級軽巡はいずれもMK-8射撃用レーダーを装備している。このレーダーは16ヘクスの有効距離を持ち、有効距離内では光学照準と同等の射撃精度を発揮できる優れものだ(光学照準との併用なら+1の修正がつく)。従って米軍は殆ど無灯火で正確な射撃を行い得るだろう。
対する日本軍は有視界射撃しかない。このシナリオでは日本側に照明弾の使用が認められている。レーダーを持たない日本艦隊としては、照明弾の使用が一つの鍵になるだろう。

P.S. 写真が米艦ばかりなのは、別に贔屓している訳ではありません。日本艦のクリアな写真がなかなか入手できないのです。日本軍艦ファンのみなさん、ゴメンナサイ。


ソロモン夜襲戦 欧州海域戦 決戦連合艦隊・改
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