前回
感想
日本側にとっては史実以上の大敗北となってしまった。艦隊は「妙高」を除いてほぼ全滅。敵駆逐艦3隻撃沈破は受けた損害に比べればささやかなものだ。敗因としては米魚雷の威力を甘く見たこと。「羽黒」「阿賀野」「初風」はいずれも魚雷にやられた。敵の魚雷を封じつつ、自らの強力な雷撃力を生かすような戦術が日本艦隊に求められよう。それから駆逐艦隊が各個に撃破されたのも痛かった。日本軍の主力は重巡ではない。6隻の駆逐艦だ。巡洋艦を囮にして駆逐艦の突撃路を啓開するぐらいの発想の転換が必要なのかも知れない。いずれにしてもこのシナリオはバランス的にはかなり「どうしようもない」部分がある。米艦はいずれも強力な新鋭艦で、日本艦と同等以上の性能を持っている。しかもレーダー装備。対する日本艦隊は目視戦闘のみ。照明弾が使えるとは言っても、その使用は基本的に相手の出方次第で、相手が撃って来なければ反撃すらできない。兵力面でも相手よりも劣っている。これでは「勝て」という方が無理かも知れない。
ルールの改定
今回、6インチ砲の威力不足が少し気になった。中距離からの砲撃で「川内」や「阿賀野」が意外としぶとく粘れたのも6インチ砲の過小評価によるところが大きいように思う。そこで少し威力アップを図りたい。無論米側のみならず日本側の同級砲も同じように修正する。もう1点、電探射撃についてだが、史実における電探射撃はどうも大型艦に集中する傾向があった。クラ湾の「新月」、コロンバンガラの「神通」、ブーゲンビルの「川内」等である。ところがゲームの場合目標選定が自由に行えるため、非力な割りにしぶとい軽巡よりも、恐るべき酸素魚雷を持った駆逐艦が真っ先に狙われてしまうということになってしまう。そこで電探射撃に少し制限を加えたい。
無視界電探射撃では以下の制限が課せられる。
(1) 味方艦の2ヘクス以内にいる敵艦を射撃目標としてはいけない。
(2) 大型艦又は中型艦の1ヘクス以内に位置している小型艦を射撃目標としてはいけない。
ただしこれは選択ルールとしたい。
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