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(写真1)霧の中の大弛峠
(写真2)金峰山へ続く登山道

金峰山

またもや登山。今度は金峰山です。
日本百名山の一座を占める奥秩父の主峰です。

8/21
自宅0430-(車)->大弛峠0755
大弛峠0815->朝日岳0910/0920->金峰山1010
金峰山1020->朝日岳1135/1140->大弛峠1235
大弛峠1330-(車)->自宅1900

登山口まで

早朝自宅を車で出発。相模湖ICから中央高速に乗る。勝沼ICで高速を降りる。あとは大弛峠に向けて山道に入っていく。勝沼ICから大弛峠までの所要時間は約1時間であった。

大弛峠-->金峰山

勝沼付近の天気は晴れていたが、標高2360mの大弛峠は霧がかかっていた。幸い雨はまだ降っていない。
大弛峠に車を停めて、そこから金峰山目指して出発。歩いている途中の天候回復を願ったが、むしろ天候は悪化しているような気がする。霧は晴れる気配がなく、稜線部はかなりの強風が吹いている。そして雨も降って来た。もう最悪だな。
大弛峠から金峰山頂上までの所要時間は約2時間。途中アップダウンが何箇所かある。しかし元々の標高差が少ないのでコース上さほど困難を感じさせることはない。コースの大半は樹林帯の中を歩くが、朝日岳頂上付近からは眼下に広がる甲府盆地を一望でき(るはずであったが、今回は霧しか見えなかった)、金峰山頂付近はケルンが並ぶ山らしい風景である。重ねて言うが、天気さえ良ければ、展望は抜群であったろう。しかし今日の天気はダメだ。

金峰山-->大弛峠

金峰山頂に着いたのは1010頃。天気が良ければ、ここでお湯を沸かしてコーヒーとカップラーメンを愉しむつもりであった。しかし頂上付近は強風、しかも強くはないものの雨も降っている。下界はまだまだ暑い暑いと言っているのに、ここだけもう晩秋の気配である。山の夏は短く、もう秋がすぐそこまで来ているようだ。
10分そこそこの頂上滞在の後下山開始。相変わらず霧の中を歩く。風も弱まる気配がない。雨も時折降ってくる。それでも折角山に来たのだから、少しは写真でも撮ろうと思い、所々でカメラを出して写真を撮る。写真を撮りながら、しかもダラダラ歩いたので、大弛峠までの帰路は2時間強かかってしまった。

帰路

大弛峠に戻ってきたのは1235頃。軽く食事をする。もし天候が回復すれば、隣接する2つの山、国師ヶ岳と北奥千丈岳にも行ってみたかった。でもこの天候ではダメだ。諦めて下山することにした。麓の温泉に入って汗を流した。いつもながら登山後の温泉は極楽である。あとは家に帰るだけ。帰りは急ぎではないので高速を使わずに下道で帰った。道志の山間部を通って帰ったが、道志の山々が意外に大きかったので少し驚いた。この付近は著名な山が少ないのであまり注目していなかったが、家からも比較的近いし、ノンビリ登ってみるのも良いかも知れない。

感想

 何度も書きましたが、今回は天候が全てでした。天気予報によるとそれほど悪い天気ではなかったのですが、結果は最悪に近い状態でした。もしアルプスでこのような天候に遭遇したら、私は山小屋に逃げ込んでいたでしょう。でも逆に天気予報があまり良くなくても山は快晴ということもあるので(前前回の槍ヶ岳)、なかなか難しい所です。
 前回の南アルプスから中3日で今回の金峰山。ちょっとハイペース過ぎるかも知れませんが、これには理由があります(大したものではありませんが)。前回の仙丈、甲斐駒登山は、私にとって37番目、38番目の百名山でした。で、私の次の大きな目標は、日本第2位の標高を誇る北岳を制覇することなのですが、できればこれが私にとって40番目の百名山にしたいな、と密かに企んでいます。というのも、実は私にとって30番目の百名山は日本第3位の標高を持つ奥穂高岳だったので、40番目は北岳、そして50番目は富士山、という風にしたいな、なんて思っている訳です。
 ということはどこかで39番目の百名山を制覇しておかなければならない。とは言っても泊まりで行くほど時間が余っている訳でもない。だったら日帰りで、しかも楽に行ける百名山はないものかな、と物色した結果、金峰山に白羽の矢が立ったわけです。だから本来今回の登山は「とにかくピークをハントすればそれでOK」的な山歩きで、そういった意味からは目的を達成したのであります。
 でも、やっぱりどこか後ろめたい気持ちはありますね。だってそうでしょう。今回の登山は金峰山の魅力を全く感じることができないまま、ただ地図の上にマークを書き込んだだけですから。昭文社の地図に「大弛-金峰山コースは安直コースで、これだけで金峰山の真髄に触れることはできない」と書かれているのもかなり引っかかりました。次回はもうちょっとマシなコースで金峰山を歩いてみようかな、と思いつつ、でも他に登りたい山がたくさんあるのでやっぱり後回しだろうな、と思う私なのでした。

満足度20%

さあ、次はいよいよ白峰三山だ・・・。