

初の戦艦夜戦である。
米新鋭戦艦の巨体が、日本艦隊を粉砕するか?。
米新鋭戦艦の巨体が、日本艦隊を粉砕するか?。
テスト7:第3次ソロモン海戦-第2次夜戦
両軍の作戦
日本艦隊は最初軽艦艇のみで闘わねばならない。速やかに敵駆逐艦群を撃破し、主力部隊の戦闘加入条件達成を目指す。可能ならば敵戦艦にも雷撃を行い、戦力低下を図りたい。前衛駆逐艦の大半がやや旧式の「吹雪」級。次発装填装置と93式酸素魚雷の装備を欠くのは少し辛い。米艦隊の作戦は、火力の優勢を駆って敵軽艦艇群をまず撃破する。可能ならば敵主力部隊を早期に攻撃し、一気に勝利条件達成を図る。
第1ターン(主導権=米)
早くも第3水雷戦隊(軽巡「川内」、駆逐艦2)が米艦隊と接触した。距離約9000mから米戦艦2隻が砲火を開く。戦艦の射撃は凄まじいものであったが、皮肉にも主砲の命中はなし。副砲弾数発が駆逐艦「敷波」に命中。「敷波」は軽微な損傷を被った。日本艦隊は反撃せず。第2ターン(主導権=日)
第3水戦は戦場を離れ、代わって第10戦隊(軽巡「長良」、駆逐艦4)が戦場に現れた。彼らはやや間合いを取った中距離戦闘を行ったが結果的にはこれが裏目。「長良」の射撃が駆逐艦「ベンハム」を中破させたが、米戦艦2隻の猛反撃によって「長良」は中破、駆逐艦「雷」は大破行動不能に陥った。反対側から単艦でこっそりと米艦隊に近づいた「綾波」が魚雷9本を発射。第3ターン(主導権=日)
日本艦隊にとって苦難は続く。航行不能になった「雷」を避けようとして、続行する「初雪」と「白雪」が衝突した。「白雪」小破、「初雪」中破。しかし次の瞬間、米艦隊を悲劇が襲った。「綾波」の放った90式魚雷が「サウスダコタ」を捉えたのだ。3本命中。損害13。特殊損傷は、艦首切断、射撃系統に甚大な被害、火災発生。「サウスダコタ」の損傷は小破扱いであったが、特殊損傷等によって実質的な戦闘力は中破レベルまで落ち込んだ。怒りに燃えた「ワシントン」の砲撃は「五月雨」に主砲弾3発を命中させた。「五月雨」轟沈。さらに「ワシントン」の副砲が「白雪」を捉えて3発命中。「白雪」大破。第4ターン(主導権=日)
損害の累積により日本軍は主力部隊を戦闘に加入させる権利を得た。しかし、その主力部隊は戦場からはるか離れた海域にいる。全速力で戦場へ向かう。米艦隊は日本艦隊を各個撃破すべく運動を実施。速度の落ちた「サウスダコタ」にあわせるために「ワシントン」も15ノットまで減速した。第7ターン
日本艦隊主力部隊が戦場に到着した。「サウスダコタ」の打ち上げた照明弾が「霧島」上空で炸裂した。距離約17キロで「ワシントン」は「霧島」に対して主砲射撃を開始する。結果ははずれ。日本艦隊は「川内」以下3艦が「やや本気」で魚雷を発射した。第8ターン(主導権=日)
「ワシントン」は25ノットまで加速した。雷撃回避のためである。米艦隊の砲撃は照明弾射撃に失敗したためにこのターンはなし。一方の日本艦隊は「川内」以下3艦が距離約9キロで「ワシントン」を目視確認したために集中砲火を浴びせたが、距離がやや遠いために命中弾はなかった。第9ターン(主導権=日)
「敷波」の放った魚雷1本が「ワシントン」に命中した。しかし幸か不幸か追加損傷も特殊損傷もなし。損害わずか4で、「ワシントン」にとってはかすり傷であった。日本艦隊主力がようやく「ワシントン」を視界に捉えた。「霧島」「愛宕」「高雄」の3艦が集中砲火を浴びせる。36糎砲弾3発、20糎砲弾1発が命中。損害7。「ワシントン」小破。射撃回数1回減が痛かった。「ワシントン」も直ちに反撃。40糎砲弾1発を「霧島」に命中させた。「霧島」の損害は7。まだ小破には至らない。駆逐艦「浦波」が全魚雷を「ワシントン」めがけて放った。第11ターン(主導権=米)
米艦隊に混乱が生じた。味方艦との衝突を避けようとして駆逐艦2隻(「グゥイン」と「プレストン」)が衝突した。両艦とも中破。魚雷によって日本艦隊を撃破しようとした米軍の試みは頓挫した。照明弾が日本艦隊を明るく照らす。その照明を頼りに距離約13キロから「ワシントン」が「霧島」へ砲火を浴びせた。3発の40糎砲弾が次々と「霧島」を貫いた。損害12。累積損害19。「霧島」中破。ここで戦況はわからなくなってきた。傷ついた「霧島」は一矢を報いんと「ワシントン」の発砲閃光目掛けて主砲を放ったが、無論命中弾はなかった。
第12ターン(主導権=米)
「霧島」をやられた日本艦隊にとっては、頼みは水雷突撃しかない。「愛宕」「高雄」「朝雲」「照月」の4艦は、傷ついた「霧島」を見捨てて取舵60度。30ノットの速度で米戦艦へ向けて突進を開始した。一方の米軍は「霧島」を大破させてサドンデスを狙う。「ワシントン」の砲火は再び「霧島」に降り注いだ。何度も何度も水柱に包まれた「霧島」であったが、今回は奇跡的に命中弾はなかった。第13ターン(主導権=日)
「愛宕」以下4艦は米戦艦をその視界に捉えた。「愛宕」「高雄」の2艦が距離9キロで「サウスダコタ」に主砲斉射を浴びせかける。4発命中。損害3。「朝雲」「照月」は「ワシントン」を撃ったが、駆逐艦の豆鉄砲では戦艦に効果はなかった。米軍の反撃。レーダー範囲外に逃れた「霧島」への追撃を諦め、「ワシントン」はその主砲を接近し続ける日本艦隊旗艦「愛宕」に向けた。距離9キロ。轟音とともに放たれた主砲弾は、しかし付近の海面に空しく水柱を上げるだけであった。しかし副砲が殊勲を上げた。「朝雲」に向けて放たれたその一斉射は1発の12糎砲弾を「朝雲」に命中させた。その1発は「朝雲」の弾薬庫誘爆を誘い、同艦は真っ赤な炎を上げてその場に停止した。酸素魚雷搭載艦を仕留めたのだ。
第14ターン(主導権=日)
「朝雲」を失った日本艦隊はさらに突進を続けた。「愛宕」「高雄」が主砲で「サウスダコタ」を狙い打つ。4発命中。損害4。累積損害20で「サウスダコタ」中破。しかし実質的に「サウスダコタ」は既に中破相当の損害を食らっていたので実害はない。「照月」は2発の命中弾を「ワシントン」に与えたが、いずれも装甲板に跳ね返された。「ワシントン」の砲撃は「愛宕」を狙う。しかし出目が悪くまたもや夾叉せず。「愛宕」「高雄」が魚雷計16本を発射。目標は傷ついた「サウスダコタ」だ。第15ターン(主導権=米)
「サウスダコタ」を狙って発射された16本の酸素魚雷は、しかし射線上を横切ってきた米駆逐艦「ウォーク」の横っ腹に食い込んでいった。3本が命中。「ウォーク」轟沈。しかし「ウォーク」の犠牲によって「サウスダコタ」は危機を切り抜けた。「愛宕」「高雄」は味方駆逐艦の展張する煙幕に隠れて戦場離脱を図る。「ワシントン」は煙幕越しに「愛宕」を狙う。電探射撃。3発の40糎砲弾が遂に「愛宕」を捉えた。損害9。「愛宕」中破。この時点で勝利条件を満たした米軍の勝利が決定した。
結果
日本軍沈没:駆逐艦3(朝雲、雷、五月雨)
大破:駆逐艦1(白雪)
中破:戦艦1(霧島)、重巡1(愛宕)、駆逐艦1(初雪)
小破:駆逐艦1(綾波)
米軍
沈没:駆逐艦1(ウォーク)
中破:戦艦1(サウスダコタ)、駆逐艦3(ベンハム、グウィン、プレストン)
小破:戦艦1(ワシントン)
勝利得点:日本軍40、連合軍106
プレイ時間3時間(記録時間含む)
感想
この戦いは、日本側前衛部隊(軽巡2、駆逐艦7)と米艦隊(戦艦2、駆逐艦4)の結果如何が勝敗を左右するように思える。まず日本側の立場から考えた場合、主力部隊の劣勢は覆い難い(相手はレーダー装備の新鋭戦艦2隻、こちらは大正生まれの旧式艦)。そこで主力同士が交戦する前に米戦艦を1隻でも脱落させておく必要がある。この時自軍の損害は顧みない。ただひたすら魚雷攻撃の好射点を求めて突進していくだけである。敵駆逐艦に対しては魚雷を使う必要はない。至近距離から集中砲火を浴びせれば、駆逐艦程度の相手ならノックアウトできる。今回のリプレイでは「サウスダコタ」を脱落させてなので概ね成功と評価して良い。
米艦隊はその逆。敵の雷撃を阻むため、とにかく遠方で相手を撃退する。そのためには駆逐艦部隊を前に出し、彼らの背後に隠れて戦艦群が行動するという配慮が必要であったと思われる。今シナリオでの米駆逐艦隊は、日本側軽艦艇の突入を十分間合いを取った状態で阻止することができなかった。
主力部隊同士の交戦に入った後は、日本側の戦艦1、重巡2と米新鋭戦艦2隻との力量比較が焦点になる。先にも書いたが、両者を比較した場合、明らかに米側に分がある。従って日本側前衛部隊が米戦艦に有効な打撃を与え得なかった場合、日本側はかなりの苦戦を覚悟する必要がある。このような状況下では、頼りになるのはやはり魚雷力。重巡2隻と駆逐艦2隻が搭載する93式酸素魚雷が米艦隊に有効打を与えられるか否かが勝敗を左右する。戦艦の射撃は味方水雷戦隊の突撃援護用と割り切った方が良いのかも知れない。
次は仮想戦かランダムシナリオをするか。
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