

新鋭高速戦艦「アイオワ」の登場
最近は仕事が忙しくなってきて、なかなかゲームする時間が取れないのですが、今日、久しぶりに「ソロモン夜襲戦」をプレイしました。シナリオは前回紹介した「大和」シナリオ。「大和」型戦艦2隻と「アイオワ」級戦艦2隻が昼間に激突するシナリオです。良好な視界の下、日米最強の戦艦同士の激突。果たして勝利の栄冠はどちらの頭上に輝くのでしょうか?。「大和」vs「アイオワ」
日本側の戦力は「大和」、「武蔵」の2大戦艦。一方の米軍は「アイオワ」、「ニュージャージ」の新鋭高速戦艦です。セットアップ時の両者の距離は27ヘクス(40キロ)。指揮ポイント(以下CP)は2対6(日:米)、指揮値は4対5です。日本艦隊はとにかく2隻が盤外へ突破すれば良いので、敵が長距離砲撃戦を挑んできたらそれに応じつつ盤端を目指す。無謀にも中距離に踏み込んできたら18インチ砲の威力を思い知らせてやりましょう。米軍はその逆。中距離砲撃戦は危険すぎるので遠距離砲撃戦で敵艦の戦闘力を殺ぎつつ、機を見て接近戦に持ち込み、重装甲を誇る「大和」を仕留めましょう。 第1ターン:距離21へクス(31キロ)から「アイオワ」、「ニュージャージ」が初弾発砲。旋回直後の射撃という悪条件(夾又率-1)にも関わらず「アイオワ」の初弾が見事に「大和」を夾又した。しかし運悪く命中弾はなし。日本側はCP不足から射撃は控えた。
第2~3ターン:艦首を敵艦に向けていた日本艦隊は左60度回頭。米艦隊に横腹を見せつつ主砲の全力射撃を開始した。しかし光学照準ゆえの悲しさ。なかなか夾又弾を得られない。一方の米艦隊は正確な電探射撃を継続した。第3ターンには「アイオワ」が「大和」に対して夾又を得て合計4発もの命中弾を与えた。両軍通じて初の被弾である。その1発は「大和」の重装甲に弾かれたが、残り3発で合計10ポイントのダメージを「大和」に与えた。
第4~6ターン:艦尾を敵に向けていた米艦隊が左120度回頭して日本艦隊と平行砲撃戦に入った。距離24ヘクス(36キロ)。両艦隊の全力射撃である。第5ターンに「ニュージャージ」が「武蔵」に命中弾を与えた。2発。7ダメージ。その後も米戦艦の射弾は日本艦隊を確実に捉えているが、日本艦隊の砲撃は未だ夾又弾を得られない。
第7~9ターン:一方的な砲撃を浴びることを嫌った日本艦隊は米艦隊の隙を見て左60度回頭。一旦敵の射程距離外に出た。米艦隊もそれを追って左60度回頭。一方の日本艦隊は再び右60度回頭。「ハ」の字になった両者は再び近づいていった。23ヘクス、20ヘクス。その間両者は激しい砲火を浴びせ続けるが、命中弾はなかった。
第10ターン:距離17ヘクス(25キロ)に近づいた時点で米艦隊が再び命中弾を与えた。「アイオワ」が2発を「大和」に命中させた。1発は重装甲に弾かれたが、1発が非装甲部に命中し、4ダメージを与えた。合計14ダメージになった「大和」は小破した。「ニュージャージ」の方も「武蔵」に4発もの命中弾を与えた。「武蔵」も累計ダメージが21に達したので小破。2戦艦小破により、日本軍の指揮値は2に減少した。しかし日本艦隊も勝利条件の盤端まであと3ターンの距離に迫っていた。
第11ターン:日本艦隊の損傷を見た米艦隊は、遂にタブーを破って中距離ゾーンに入った。距離14ヘクス(21キロ)。先攻を取った米艦隊は連続した命中弾を与えた。「アイオワ」は「大和」に3発。しかし重装甲を誇る「大和」のダメージは大口径砲弾にも関わらずわずか4ポイントに過ぎなかった。「ニュージャージ」は「武蔵」に対して夾叉を得たものの命中弾はなし。一方、距離が近づいたことにより日本艦隊の主砲が遂に米艦隊を捉えた。「大和」の主砲弾が「アイオワ」を夾又。2発の18インチ砲弾が命中した。わずか2発に過ぎなかったがそのダメージは17に達した。「アイオワ」は一撃で小破に追い込まれた。
第12ターン:中距離からの米艦隊の砲撃は次々と命中弾を与えた。「大和」に対して2発、「武蔵」に対して1発、それぞれ命中弾を与えたが、その損害は軽微であった。日本艦隊はCP不足のため全力射撃の発揮を妨げられた。「大和」「武蔵」が緩慢な射撃を続けるが、「ニュージャージ」に1発の命中弾を与えただけであった。
第13ターン:あと1ターンで日本艦隊は盤端を突破して勝利条件を満たす。米艦隊は最後の手段として日本艦隊のどちらか1艦に射弾を集中することにした。狙ったのは損害の大きい「武蔵」。距離10ヘクス(15キロ)から「アイオワ」「ニュージャージ」の主砲、副砲が「武蔵」に向けて射撃を集中した。にもかかわらず命中弾は1発もなし。次のターン、2隻の大戦艦は無事盤外突破に成功した。
第2~3ターン:艦首を敵艦に向けていた日本艦隊は左60度回頭。米艦隊に横腹を見せつつ主砲の全力射撃を開始した。しかし光学照準ゆえの悲しさ。なかなか夾又弾を得られない。一方の米艦隊は正確な電探射撃を継続した。第3ターンには「アイオワ」が「大和」に対して夾又を得て合計4発もの命中弾を与えた。両軍通じて初の被弾である。その1発は「大和」の重装甲に弾かれたが、残り3発で合計10ポイントのダメージを「大和」に与えた。
第4~6ターン:艦尾を敵に向けていた米艦隊が左120度回頭して日本艦隊と平行砲撃戦に入った。距離24ヘクス(36キロ)。両艦隊の全力射撃である。第5ターンに「ニュージャージ」が「武蔵」に命中弾を与えた。2発。7ダメージ。その後も米戦艦の射弾は日本艦隊を確実に捉えているが、日本艦隊の砲撃は未だ夾又弾を得られない。
第7~9ターン:一方的な砲撃を浴びることを嫌った日本艦隊は米艦隊の隙を見て左60度回頭。一旦敵の射程距離外に出た。米艦隊もそれを追って左60度回頭。一方の日本艦隊は再び右60度回頭。「ハ」の字になった両者は再び近づいていった。23ヘクス、20ヘクス。その間両者は激しい砲火を浴びせ続けるが、命中弾はなかった。
第10ターン:距離17ヘクス(25キロ)に近づいた時点で米艦隊が再び命中弾を与えた。「アイオワ」が2発を「大和」に命中させた。1発は重装甲に弾かれたが、1発が非装甲部に命中し、4ダメージを与えた。合計14ダメージになった「大和」は小破した。「ニュージャージ」の方も「武蔵」に4発もの命中弾を与えた。「武蔵」も累計ダメージが21に達したので小破。2戦艦小破により、日本軍の指揮値は2に減少した。しかし日本艦隊も勝利条件の盤端まであと3ターンの距離に迫っていた。
第11ターン:日本艦隊の損傷を見た米艦隊は、遂にタブーを破って中距離ゾーンに入った。距離14ヘクス(21キロ)。先攻を取った米艦隊は連続した命中弾を与えた。「アイオワ」は「大和」に3発。しかし重装甲を誇る「大和」のダメージは大口径砲弾にも関わらずわずか4ポイントに過ぎなかった。「ニュージャージ」は「武蔵」に対して夾叉を得たものの命中弾はなし。一方、距離が近づいたことにより日本艦隊の主砲が遂に米艦隊を捉えた。「大和」の主砲弾が「アイオワ」を夾又。2発の18インチ砲弾が命中した。わずか2発に過ぎなかったがそのダメージは17に達した。「アイオワ」は一撃で小破に追い込まれた。
第12ターン:中距離からの米艦隊の砲撃は次々と命中弾を与えた。「大和」に対して2発、「武蔵」に対して1発、それぞれ命中弾を与えたが、その損害は軽微であった。日本艦隊はCP不足のため全力射撃の発揮を妨げられた。「大和」「武蔵」が緩慢な射撃を続けるが、「ニュージャージ」に1発の命中弾を与えただけであった。
第13ターン:あと1ターンで日本艦隊は盤端を突破して勝利条件を満たす。米艦隊は最後の手段として日本艦隊のどちらか1艦に射弾を集中することにした。狙ったのは損害の大きい「武蔵」。距離10ヘクス(15キロ)から「アイオワ」「ニュージャージ」の主砲、副砲が「武蔵」に向けて射撃を集中した。にもかかわらず命中弾は1発もなし。次のターン、2隻の大戦艦は無事盤外突破に成功した。
日本艦隊の勝利
両軍の損害
戦艦「大和」 被弾11、ダメージ21、小破戦艦「武蔵」 被弾 7、ダメージ26、小破
戦艦「アイオワ」 被弾 2、ダメージ17、小破
戦艦「ニュージャージ」 被弾 1、ダメージ 5、戦闘航行に支障なし
感想
うーん、「大和」は堅いですねえ。長距離射撃ならまだなんとか抜けるのですが、中距離戦では全然歯が立ちません。以前の分析でも書きましたが、「アイオワ」にとって「大和」との中距離砲戦はタブーでしょう。かといって長距離砲戦では命中率が低すぎるし、勝利条件を考えると遠距離から緩慢な射撃に徹していると勝てないでしょう。米軍を担当してこのシナリオで勝つのはかなり難しいかも知れません。米軍の失敗は、敵の接近を恐れて途中(4~6ターン)で距離を離しすぎたこと(24ヘクス)でしょうね。おかげで敵を射程距離外に逃がしてしまい、接近戦に持ち込むチャンスを逸してしまいました。20ヘクス前後の距離を維持しつつ、期を見て敵方に突進するといった戦術が必要かもしれません。プレイ時間約40分(記録時間含む)
バリエーション4、旧式戦艦の意地
夜戦シナリオです。米軍の兵力は「ウエストバージニア」「カリフォルニア」「テネシー」の3隻です。勘の良い方は気づかれたかも知れません。これは史実のスリガオ海峡海戦で日本艦隊と戦った米戦艦群の主力です。真珠湾の泥から甦った旧式戦艦と「大和」「武蔵」を戦わせよう、というのが本シナリオの趣旨です。昼間戦闘なら日本側が有利だと思われますが、夜戦ならばどうでしょうか?。威力に劣る16インチ、14インチ砲とはいえ、見えない所から撃たれたら、「大和」「武蔵」はどう対処するのでしょうか?。
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