戦艦「大和」撃沈


もう意地だあ

 なかなか「大和」が沈まないので、半ば意地になって「大和」シナリオを、それこそ「猿」のようにプレイしました。そして前回レポートした次の次の対戦(大和vsアイオワ、通算5回目!!)で、ようやく「大和」を仕留めました。その時は殆ど猿状態だったので、記録もなければ写真もないのですが、記憶(ってついさっきの対戦だから記憶もクソもないのですが)を頼りにレポートします。

 第1~2ターン:米軍指揮官は悟った。「奴に勝つためには、とにかく奴よりも先に弾を当てなければならない」と。だから初動、日本側に十分なCPがない間に正確な射撃を見舞って撃破してしまおう。と。その作戦が効を奏したのか、「アイオワ」の射弾が早くも「大和」を捉えた。3発命中。13ダメージ。

 第3~5ターン:近寄ると見せかけて遠ざかる。そのような運動を行いながら米艦隊は日本艦隊との距離を巧みに30キロ前後を維持する。しかも敵から離れるときには尻から煙幕を吐いて敵の視認を妨害するという念の入れよう(だってこっちはレーダーだから煙幕関係ないしー・・・)。このような「セコイ」対策が効を奏したのか、日本艦隊の砲撃は米艦隊に全然当たらない。やーい、やーい。
 第6ターン:「アイオワ」の砲撃が再び「大和」を捉えた。3発命中。ダメージ15。累積のダメージが28となり、「大和」は中破した。ついでに「ニュージャージ」も「武蔵」に1発当てた。ダメージ5。

 第9ターン:「アイオワ」の砲撃が三度「大和」を捉えた。3発命中。ダメージ13。累積ダメージが41となり、遂に「大和」は大破した。ここに米艦隊は、本シナリオで初めて勝利の栄冠を手にした。しかしこのまま終わってしまったら面白くない。ここまで来たら、恨み重なる「大和」「武蔵」を海底へと送り届けてくれよう。

 第9ターン:しかしその頃ようやく日本側の射撃も米艦隊を捉えていた。「武蔵」の主砲弾2発が「アイオワ」に命中。ダメージ8。命中数が少なかったのでとりあえず助かったが、危ないところであった。

 第10ターン:米艦隊は接近戦で「武蔵」を仕留めるべく針路を敵に向けた。その途端「武蔵」の放った3発の主砲弾が「アイオワ」に命中。ダメージ15。累積ダメージが23。「アイオワ」小破。さらに特殊損傷「主砲電路切断」によって「アイオワ」は主砲射撃不能となった。

 第11ターン:接近し続ける日米の両艦隊は、ついに距離12キロまで接近してきた。「武蔵」は戦闘能力を失った「アイオワ」から目標を「ニュージャージ」に変更。目標変更直後にも関わらず主砲3発を「ニュージャージ」に命中させた。弾薬庫の一部爆発などもありダメージ20。「ニュージャージ」小破。しかし撃たれた方も黙ってはいない。距離12キロから放たれた「ニュージャージ」の主砲弾が3発が「武蔵」に命中。16ダメージ。「武蔵」小破。この距離では「大和」型戦艦の重装甲でも、40センチ砲弾を止めることは出来ない。

 第13ターン。主砲電路がようやく復旧した「アイオワ」。しかし同艦には「武蔵」からの射弾が降り注いだ。3発命中。ダメージ23。累積ダメージは46に達したが、ギリギリで持ちこたえていた。

 第14ターン:「ニュージャージ」の主砲弾が「武蔵」を捉えた。命中3発。ダメージ18。累積のダメージは34に達し「武蔵」は中破した。「大和」大破、「武蔵」中破。

 第15ターン:「ニュージャージ」は損傷を受けて逃走中の「大和」を射程距離内に捉えた。3発命中。ダメージ13以上。「大和」のダメージは54に達し、遂に戦艦「大和」を撃沈した

 第16~18ターン:「ニュージャージ」は目標を「武蔵」に変更。「武蔵」も深刻なダメージを受けながらも、わずかに残った主砲火力で「ニュージャージ」に対抗する。距離8ヘクス(12キロ)で平行砲戦に入る両者。「ニュージャージ」の射弾が「武蔵」に次々と命中するも「武蔵」の砲火は止まない。とにかく1発でも当たれば大被害は免れない恐怖の46cm砲である。「ニュージャージ」もとにかく早く「武蔵」を黙らせようと躍起となって砲火を注ぐ。
 結局、第18ターン終了時に「武蔵」の累積ダメージは45になった。その時点で「武蔵」は大破。戦闘能力を失った。「武蔵」の砲火も2度に渡って「ニュージャージ」を夾叉するも惜しいかな命中弾はなし。結局このシナリオは「大和」「武蔵」の2大戦艦を撃沈破した米艦隊の勝利に終わった。

 米艦隊の勝利

両軍の損害

戦艦「大和」      被弾12、ダメージ54、沈没
戦艦「武蔵」      被弾 9、ダメージ45、大破
戦艦「アイオワ」    被弾 8、ダメージ46、大破(沈没寸前)
戦艦「ニュージャージ」 被弾 3、ダメージ20、小破

プレイ時間約40分

感想

やっと「大和」を沈めました。それにしても恐るべき艦です。接近戦で「武蔵」対「アイオワ」級戦艦2隻で、下手したら2:1でも負けるのではないか、という恐怖を覚えました(笑)。第11ターン、「ニュージャージ」に命中した46cm砲弾の1発が弾薬庫に飛び込み、あやうく大破轟沈の危機を迎えたことがありました。この時はダイス目に助けられて奇跡的に小被害で切り抜けました。恐らく「ニュージャージ」の主砲弾薬庫では、英雄的行為によって艦の誘爆を阻止した勇敢な水兵がいたのでしょう。いずれにしても「アイオワ」では対「大和」用としてはいささか役不足の感があります。次回は「モンタナ」級で戦ってみましょう。

 最後に一言。
「ヤマト撃沈を総統にご報告しろ・・・」