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ソロモン夜襲戦、キャンペーンシナリオ

前回までのあらすじ

 「ソロモン夜襲戦」のキャンペーンシナリオのリプレイです。これは計6回の海戦を連続的にプレイし、その戦果合計で勝敗を競い合うゲームです。前回は第3次海戦の結果を紹介しました。今回は第4次海戦以降を紹介します。

 (注)「ソロモン夜襲戦」とは、自作の水上戦ボードゲームです。詳しくはこちらをご覧下さい。また、キャンペーンシナリオの概要はこちらを参照して下さい。

戦艦「大和」登場

キャンペーンシナリオでは、両軍ともゲーム中1度だけ特別増援を要請することができます。特別増援はダイスで判定されますが、プレイヤー側にもある程度の選択権が認められています。
日本軍の場合、下記のA~Dのいずれかが得られます。
A.「大和」
B.「陸奥」「扶桑」
C.「摩耶」「鈴谷」「熊野」
D.「長良」、駆逐艦10隻
日本軍は第4次海戦の前に特別増援を要請することにしました。判定の結果、日本軍の増援は戦艦「大和」。日本軍は戦艦「大和」を戦力プールに置きながら、連合軍に大きな圧力をかけることになったのです。

結果的に「大和」の存在は米軍プレイヤーの反撃意欲を封殺したことになったようです。まだ米軍には2隻の新鋭戦艦が手元に残っている状態でした。もし日本軍に「大和」がなければ、米軍は2隻の新鋭戦艦を躊躇わずに「金剛」迎撃に投入したでしょう。しかし「大和」の脅威が米軍をして新鋭戦艦投入を躊躇わせる結果となりました。仮に新戦艦2vs「大和」の激突が実現した場合、どちらが勝利を収めるかは微妙な所ですけど、数的に優位な米軍がより高い勝率を持っていることは想像に難くありません。にも関わらず何故米軍が新戦艦の投入を躊躇ったのか?。この疑問こそが「大和」の持つ神秘的な力なのかも知れませんね(笑)

第4次海戦

第4海戦で日本軍は「大規模出撃」を宣言しました。日本軍は「比叡」「霧島」の高速戦艦2隻を中核とする砲撃部隊です。対する米軍は「マハン」級駆逐艦4隻からなる小艦隊を出撃させました。米軍の意図はもはや海戦での勝利を狙ったものではなく、日本の戦艦群に一撃を浴びせて、なんとか飛行場砲撃だけは阻止するというものです。

両軍の艦隊編成は以下の通りです。
https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/d/c/dcde4049.jpg

今回は実現しませんでしたが、米軍が「金剛」型2隻に対して、「ワシントン」「サウスダコダ」を投入していれば、面白いコトになっていたかもしれませんね

海戦の流れについては簡単に触れておきます。
両軍の兵力差を見て日本軍は飛行場砲撃の強行を決意。主力たる戦艦、重巡は戦闘に介入せず、駆逐艦8隻だけで米艦隊阻止に向かわせた。対する米軍は日本駆逐艦の警戒幕を突破し、日本軍主力に何らかの打撃を与えるのが目的である。

最初に米艦隊と我が「白露」型4隻からなる駆逐隊が交戦。「海風」「村雨」の雷撃で敵駆逐艦1隻を早くも大破させた。

(写真)魚雷を発射する「海風」「村雨」(画面中央)
https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/8/2/82996d0c.jpg

続いて米艦隊は我が「吹雪」4隻からなるグループと交戦。果敢にも魚雷攻撃を仕掛けてくるが、我が方の巧みな回避運動に阻まれて命中弾を得ることができない。対する我が艦隊は、砲撃で敵駆逐艦「ドライトン」を大破させ、雷撃で「プレストン」を撃沈した。残る敵艦は「パーキンス」ただ1艦である。

(写真)お互いに魚雷を撃つ両艦隊
https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/3/3/3317b09d.jpg

唯一生き残った「パーキンス」は日本軍本隊に向けて絶望的な突撃を開始するが、その前方に立ちふさがった日本駆逐艦が情け容赦ない攻撃を浴びせかけてきた。結局「パーキンス」は「綾波」の雷撃を受けて轟沈。決死の覚悟で突撃した米駆逐艦群はあまりに悲惨な結末を迎えることになってしまった。

(写真)日本軍本隊を追う米駆逐艦「パーキンス」
https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/f/4/f4bfa49f.jpg

その夜、ヘンダーソン基地には無数の14in砲弾が炸裂した。滑走路は穴だらけになり、格納庫や燃料庫は吹き飛び、隠していた飛行機も焼夷弾によって焼き払われた。恐怖の夜が明けた時、生き残った人々は廃墟と化したヘンダーソン基地の哀れな姿を目にすることになる。

結果

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航空追撃

なし

次回は第5次海戦を取り上げます。