田宮模型展にて(2)

先日、大阪へ出かけた時、途中名古屋に寄り道したのですが、その時立ち寄った某所で「田宮模型展」なるイベントを開催しておりました。
「これは何事!」
と思って早速中へ入ってみると、会議室ぐらいのスペースに田宮の模型が所狭しとならんでいたのです。
丁度デジカメを持っていたし、「模型を撮る分には撮影OK」とのことだったので、何枚か写真を撮ってみました。

今回は「田宮模型展」紹介の第2回目です。前回に引き続いて日本機について紹介したく思います。

日本機編(2)

三菱 F1M2 零式水上観測機

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大規模な水上決戦時における弾着観測を主任務とする機体です。不幸にして日本海軍が期待したような戦艦同士の大規模昼間砲撃戦は遂に発生しませんでしたが、本機は南部ソロモンにおける防空任務やサマール戦での敵前偵察等戦史を彩る活躍を見せました。スタイル的には私好みで、こういう機体の1/48モデルを部屋に飾れたら楽しいなあ、と思ってしまいます。
余談ですけど、GMTの"Zero"シリーズでは、一応「戦闘機」扱いになっています。またCOAの"Whistling Death"では、瞬間的な旋回性能では零戦を上回る評価がなされています(低速なのですぐにエネルギーを使い果たしますが・・・)。

中島 J1N1-S 「月光」11型

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「前期生産型」ということなのですが、要するに「上向き銃」と「下向き銃」を搭載しているということでしょうか?。
私はこの手の双発機が好きです。Me-110の後期型みたくゴテゴテ機銃を積んで、さらに電探用アンテナなんかつけた日には、よだれが出るほど嬉しくなります。
双発夜戦はやっぱり枢軸軍のが良いですね。この「月光」やMe-110、さらにはJu-88の夜戦型も良いです。He-219やTa-154も良いですね。その点「モスキート」の夜戦型は今一つかな・・・?。
その中でこの「月光」はスタイルの良さでは抜群です。残念ながら肝心の性能が「今ひとつ」だったきらいはありますが・・・。


三菱 A6M3 零式艦上戦闘機32型

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零戦32型といえば、高速化を狙って翼端を短縮してはみたものの、思ったほど速度は伸びず、一方で折から開始されつつあったガダルカナル攻防戦では航続距離の不足から旧バージョンの21型ほどの活躍をみなかった不幸な機体です。1942年後半から戦場に姿を現しましたが、翌年には改良型である零戦22型が登場したため、とても影の薄い存在になってしまいました。
余談ですが、GMTの"Zero"に登場する本機のカードはどこか「変」です(気のせいかな?)。


中島 C6N 「彩雲」

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日本海軍が戦争後半に戦場へ投入した艦上偵察機です。艦上偵察機と言いながらも本機を運用する母艦の不足から実際には陸上偵察機として運用される機会の多かった機体です。最大速度609km/hの本機は、相手がF6F程度なら振り切る事もできましたが、相手が高速のF4UやP-47,51だと簡単にはいかなかったのでしょうね。それでも終戦時の残存機数が多く「我に追いつくグラマンなし」は決して伊達ではなかったということしょう。

おまけ

最後は何故か「精神注入棒」
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つづく