「BattleField Europe」リプレイの続くを書く予定でしたが、急遽別アイテムが入ってきたので、今日のネタは以下のものに変更します。

ゲーム紹介「帝国海軍第3艦隊」

いつもお世話になっているTakoba様から、先日あるゲームのルールブックを送っていただきした。それが今回紹介する「帝国海軍第3艦隊」です。
帝国海軍とはいうまでもなく大日本帝国海軍のこと。また第3艦隊というのは、1942年半ばに設立された空母を中心とする機動艦隊のことです。このゲームは1942年半ば以降のソロモン近海を舞台とする空母対空母の戦いを描くシミュレーションゲームです。1ターンは4~6時間、1ヘクスは40海里、1ユニットは軽巡以上の艦艇が1艦単位、航空機は1ユニット約6機を示しています。

「帝国海軍第3艦隊」について詳しくはこちら

練習シナリオ、リプレイ

標準シナリオはまだプレイしていません。今回は練習シナリオのリプレイを通じてこのゲームの感覚等を紹介したいと思います。練習シナリオといってもなかなか面白いので、これが結構病み付きになりました。

練習シナリオ(1) ホーネット攻撃

このシナリオは1942年10月26日、いわゆる南太平洋海戦における日本軍第1次攻撃隊と米空母「ホーネット」を中心とする機動部隊との戦いを描きます。史実では、日本軍攻撃隊は大きな損害を被りながらも「ホーネット」に致命的な損害を与えることに成功しました。

今回のリプレイでは、CyberBoardを使用しました。といってもCyberBoard使い方が良く分かっていないので、そこは適当に処理しています。

ルールについて

航空戦闘は「航空戦闘ディスプレイ」を使い、「ラウンド」単位で処理されます。各ラウンドの頭に防御側プレイヤーは2D6を振り、出目に等しい数のユニットをカップから取り出します。カップの中には攻撃隊、護衛戦闘機、迎撃戦闘機、対空砲火マーカーが入っていて、ランダムに引かれたユニットは、それぞれ航空戦闘ディスプレイの所定の位置に置かれます。航空戦闘ディスプレイ上に置かれたユニットは、ルールにしたがって左から右へと移動して行き、その途中で敵艦に対する雷爆撃を敢行することになるのです。
チットの引きいかんでは、攻撃側が敵の妨害を殆ど受けずに目標上空に到達できるかも知れませんし、逆に攻撃隊は敵防空戦闘機を突破できず、その大半が阻止されてしまう、という事態もあります。

第1ラウンド

2D6で出目が5。カップから合計5ユニットを取り出します。取り出したのはすべてAAマーカー。目標がないのでAAマーカーはカップに戻します。

第2ラウンド

再び2D6で今度は9。カップから計9ユニットを取り出します。F4Fx1,99艦爆x1,97艦攻x1,AAマーカーx6を引き出しました。日本軍は艦爆、艦攻を「侵入中」欄に配置。米軍はF4Fを艦爆迎撃に向かわせて、艦攻に対してはAAマーカーを割り当てました。残ったAAマーカー5枚は再びカップに戻されます。

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戦闘の結果、F4Fは99艦爆を撃墜したものの、99艦爆の反撃によってF4Fは帰還を余儀なくされました。
一方低空を進む艦攻隊は対空砲火の直撃によって"EX"の結果を被ったものの、モラルチェックには成功。なおも「ホーネット」に向かって突き進んでいきます。

第3ラウンド

出目は7なので7ユニットを取り出します。零戦、97艦攻、F4F、AAマーカーx4です。低空侵入してくる零戦と97艦攻。それに対してF4Fx1ユニットが向かって行きます。零戦とF4Fが交戦し、97艦攻に対してはAAマーカーを当てます。

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零戦対F4F。F4Fの射撃は見事に外れ。対して零戦はF4Fを撃墜こそできなかったものの、強制帰還させることには成功しました。
一方97艦攻2ユニットは対空砲火をまともに食らって海の藻屑となってしまいました。低空侵攻する艦攻隊はとにかく対空砲火に弱いです。

第4ラウンド

零戦x1、99艦爆x2、あとはAAマーカーです。F4Fの姿はありません。米軍はAAマーカー2枚を99艦爆に割り当てました。
対空射撃の結果は米軍にとってあまり芳しいものではなく、99艦爆x1ユニットにSマーカーを1つ乗せただけでした。
ここで日本軍プレイヤーは思い切った決断をします。艦爆2ユニットを「侵入中」欄に留め、後続するであろう味方の艦攻隊を待つことにしたのです。対空砲火の炸裂する中で待つのは大きなリスクを伴いますが、雷爆同時攻撃の修正-2はかなり美味しいので、そこに賭けることとしたのです。

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第5ラウンド

しかし日本軍の期待も空しく、やってきたのはF4Fと対空砲火だけです。F4Fは零戦と戦い、対空砲火が艦爆隊を狙います。
零戦とF4Fは相打ち。対空砲火はまたもや外れで艦爆隊に"S"マーカーを追加しただけでした。日本軍は対空砲火の炸裂する中、もう1ラウンド上空で待ちます。

第6ラウンド

遂にきました。艦攻隊が低空から侵入してきます。零戦の活躍でF4Fの姿はもうありません。対空砲火の炸裂する中、日本軍得意の雷爆同時攻撃が「ホーネット」に対して今まさに殺到しようとしています。

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第7ラウンド

対空砲火の炸裂する中、日本機は最後の突撃を敢行しました。しかし最後の瞬間になって運命の女神は日本軍に背を向けました。艦爆の1隊は対空砲火をまともに浴びて四散、もう1隊の艦爆も対空砲火におじけづいて(日本軍らしくなくモラルチェックに失敗)爆弾を投棄して逃げ出しました(こいつら銃殺ね)。低空を侵攻してきた艦攻隊も対空砲火によって目標を逸らされ(結果"C"を適用)、軽巡「ジュノー」に魚雷1発を命中させた後、炎に包まれて落ちていきました(既に"EX"の結果を食らっていました)。

結果

日本軍は零戦x1、99艦爆x2、97艦攻x3を失い、零戦x1、99艦爆x1が帰還しただけでした。
米軍の損害は軽巡「ジュノー」に魚雷1発が命中。後の損害判定により「ジュノー」は中破、速力半減となりました。

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最終結果です

感想

面白いです。毎ラウンドチットを引いて「次は何が出てくるのか」とドキドキするのがまた良いです。単に奇をてらっただけではなく、激しい対空砲火を浴びながら目標へと突入していく艦爆・艦攻隊、それを守るあるいは阻止しようとする両軍戦闘機の戦いなども「それらしく」再現されています。対空砲火、戦闘機の迎撃により雷爆同時攻撃がなかなか決まらない所なども面白く、単品のゲームとしてみても十分に楽しめる内容に仕上がっています。
今回は欲張って雷爆同時攻撃なんかやろうとして失敗しましたが、普通にやれば「ホーネット」に致命傷を与えることは十分に可能です。ただ多くの場合、攻撃隊の殆どが帰ってきません(涙)。

ユニットのレーティングやルールの細部にはまだ改良の余地があるとは思いますが、今後の発展に期待したい所です。

次回は練習シナリオ(2)に挑戦してみます。