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「BattleFiled Europe」(GDW)ソロプレイ

シナリオ7「Read Guard」

「BattleFiled Europe」(GDW)で新たなシナリオに挑戦しました。シナリオ7「Rear Gurad」です。このシナリオは(どういう理由かはわかりませんが)、ベルギー軍とフランス軍が西ヨーロッパのどこかの田園地帯で激突するというシナリオです。フランス軍は最新鋭戦車ルクレールを装備する戦車中隊と機械化歩兵中隊からなる大隊規模の戦闘グループを有し、ベルギー軍の防衛線を突破して電撃的侵攻を図ります。対するベルギー軍は機甲偵察中隊で遅延戦闘を行います。フランス軍はルクレール戦車x13両とやや旧式なAMX-30戦車x3両を装備。それに対してベルギー軍が有する対戦車戦闘力は、新鋭レオパルドⅡ戦車がたったの2両、それにTOW対戦車ミサイル装備のM150対戦車車両が2両だけです。あとベルギー軍にとって役に立ちそうなのはシミター偵察戦闘車両が2両(一応30mm機関砲を装備しているので歩兵戦闘車クラスなら撃破可能)、まず役に立たないスパルタン歩兵戦闘車両(7.7mm機銃でどないせえっちゅうねん)、さらに役に立たない軽歩兵ちゃん。他に役に立ちそうなのは、地雷原が6個、盤外砲兵が1大隊、そしてF-16戦闘爆撃機が2機です。

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シミター騎兵戦闘車。英国製の偵察車両で米製のM3A2と同様の性格を持つ車両だが、対戦車ミサイルを装備しないのが特徴。このゲーム(Battlefield Europe)をプレイしてみると、対戦車ミサイルを搭載しないという選択もそれなりに合理的なものに思えてくる。だって新型戦車相手の場合、対戦車ミサイルって全然役に立たないんだもん。


注:「BattleFiled Europe」は米国GDW社が1990年に出版した非電脳型シミュレーション・ウォーゲームです。1990年代における戦術レベルの地上戦闘をテーマとしており、ヨーロッパ諸国が当時保有していた主要な陸戦兵器が登場してきます。'

「BattleFiled Europe」の紹介記事はこちら

リプレイ

セットアップ

下図がベルギー軍のセットアップです。仏軍が戦線右翼を狙ってきたら地雷原で大損害。戦線左翼の突破を図れば主力部隊で迎撃するという布陣です。

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制空戦闘

今回は両軍に航空兵力が登場します。フランス軍はミラージュF-1Cが2機、ベルギー軍はF-16が2機です。プレイヤーは麾下の航空機を空対空装備又は空対地装備のいずれかを搭載します。空対空装備の機体はシナリオに先立つ制空戦闘時に敵航空機を攻撃することができます。両軍はそれぞれ1機の空対空装備、1機を空対地装備にしました。

空中戦の結果はベルギー軍のF-16が大活躍。最初の長距離ミサイル戦で護衛のミラージュをアボートさせ、さらに近接格闘戦で爆装のミラージュを撃退しました。F-16側の損害は皆無です。

今回は両軍とも上記のような装備としましたが、機体性能に劣るフランス軍の場合、2機とも制空任務に投入するのが正解だったかも知れません。どうせ地上兵力では圧倒的に有利なのだし、空軍は邪魔な敵機の妨害から味方地上部隊を守ることに徹した方が良かったでしょう。

第1ターン

フランス軍の侵攻経路はダイスで決めた。その結果、フランス軍の主攻撃軸は中央の丘を突破、助攻は左翼の道路沿いに前進することになった。計画に従ってフランス軍は盤内に侵入してきた。このターン、両軍の接触はない。

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第1ターン終了時の状況

第2ターン

フランス軍はAMX-10P歩兵戦闘車を先頭に丘を越えていった。貴重なルクレール戦車はまだ前に出さない。フランス軍の歩兵戦闘車はベルギー軍の前哨陣地に接触した。前哨陣地を守るベルギー軍軽歩兵が臨機射撃を行う。さらに後方のベルギー軍砲兵陣地からは激しい援護射撃が降り注ぐ。一連の攻撃でフランス軍歩兵戦闘車4両が損傷を負った。

第3ターン

緩攻では損害ばかりが増えると判断したフランス軍は方針を変更。強行と電撃的侵攻により一挙にベルギー軍主抵抗線を突破することにした。部隊の先頭をフランス軍偵察ジープが走る。それに対して街に潜んでいたベルギー軍のスパルタン歩兵戦闘車が距離400mから防御射撃。仏軍ジープは撃破された。

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ジープに対して防御射撃を行うスパルタン歩兵戦闘車(青の[2]2/1-L-8T)

ジープに代わって前進してきたのはAMX-10P歩兵戦闘車である。1両の歩兵戦闘車はTOWミサイルの直撃を受けて爆発、炎上した。しかし生き残った他の1両が街に隣接。ついにベルギー軍の虎の子=レオパルドⅡ戦車x2両を発見した。

「戦車隊、前へ」

フランス陸軍が誇るルクレール戦車1個中隊が山を越えて前進する。その後からAMX-10P歩兵戦闘車が続く。隠れていたベルギー軍のレオパルドⅡ戦車の120mm滑空砲が火を噴いた。仏軍歩兵戦闘車が爆発する。ルクレール1両が爆発する。ルクレール1両が被弾して中破する。しかし圧倒的な兵力のフランス軍戦車部隊は続々と前進してきた。後方の対戦車車両から発射されたTOWミサイル2発が立て続けにルクレール戦車に命中したが、ルクレール戦車の複合装甲はそれを苦もなく跳ね返した。

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ベルギー軍主力を包囲するフランス軍戦車部隊

射撃地点を占めたルクレール戦車は至近距離から砲撃を開始した。レオパルドⅡx1両が撃破された。シミター偵察戦闘車も1両がやられた。残ったレオパルドⅡx1両は煙幕を展開しながら後退を開始する。しかしルクレールは最新の熱線暗視装置を搭載している。丘の上から狙っていたレクレールが煙幕越しに1200mの距離からレオパルドⅡを狙った。命中。レオパルドⅡは撃破こそ免れたものの、甚大な損傷を被って森の中に逃げ込んだ。

第4ターン

主抵抗線を突破したフランス軍は、ベルギー軍第二防衛線に対する攻撃を開始した。対戦車ミサイルを搭載したM150対戦車車両が撃破された。大胆に前進する仏軍部隊はベルギー軍第二防衛線を次々と撃破していった。
その頃ようやくベルギー空軍のF-16戦闘機が戦場上空に飛来した。F-16は機銃掃射でルクレール戦車x2両に甚大な損傷を与えたが、最早焼け石に水であった。

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第4ターン終了時の状況

第5ターン

F-16は再び飛来。今度はAMX-10P歩兵戦闘車に損傷を与えたが、対空砲火によって損傷を被り、戦場を離れていった。この時点でベルギー軍の抵抗力は事実上壊滅。フランス軍の勝利に終わった。

最後にベルギー軍のF-16が戦果を上げましたが、ここで1機しか投入しなかったのは失敗でした。当初はルールを誤解していて「制空任務の機体は対地攻撃に投入できない」と思っていたのですが、制空任務の機体でも機銃掃射は実行可能なようです。ここでF-16x2機で対地攻撃を行っていればシナリオの行方はわからなかったのに・・・・。

感想

プレイ直後の感想は、「これでどうやってベルギー軍が勝てるの?」と思いました。だって戦車性能は互角以下。対戦車戦闘可能なのは戦車2両と対戦車車両2両のみ(しかもTOWミサイルは複合装甲装備のルクレール戦車相手に悲しいほど無力)。
ただ発想を変えればベルギー軍にも勝ち目はありそうです。例えば第一線はダミー中心を配置して時間を稼ぎ、その後方に主力を配置。F-16の到来を待って抵抗すれば、ベルギー軍もかなり抵抗できそうです。

うーん、このシナリオ、結構奥が深いですね。もう1回試してみようかな?・