世界の艦船 2008年2月号
特集は「中国海軍の新型艦艇」。新型の弾道ミサイル潜水艦「晋」型や攻撃潜水艦「商」型、中国版イージス艦と呼ばれる「旅州」型や「旅洋Ⅱ」型といった新型艦艇とその搭載兵器を紹介し、造船所や海軍基地、そして中国海軍の戦略を論じています。10年前に比べると、特に水上戦闘艦の新型化は目を見張るものがありますね。イージス艦4隻の陣容は海上自衛隊に迫るものがあり、原潜装備や徹底したステルス性等は海上自衛隊を凌ぐものがあります。中国海軍が実戦力で海上自衛隊と肩を並べる所まで来ているのかもしれません。ただ読み物として考えた場合、あまり面白くありません。中国海軍の近代化が叫ばれて久しく、今まで何度も様々なメディアで中国海軍が紹介されていきました。本書の記載内容も今まで紹介されてきた内容の「焼き直し」の感が強く、そういった意味では新鮮味に欠けます。
お奨め度★★
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