青春18切符、山陰山陽の旅(1)
1.出発地から掛川まで
1月12日未明。0612発の東海道線静岡行き普通列車に乗り込みます。特急型車両9両編成からなるこの列車は、普通列車としては抜群の乗り心地を誇っています。そのためか、車内はかなり混んでいて座れませんでした。小田原でようやく空席をゲット。後は静岡まで一眠りです。静岡には0825頃到着。次の浜松行きは新型車両3両編成です。こちらもすごい混雑ぶり。さながらラッシュ時のようです。朝の時間帯。静岡発の浜松行きはこんなに混むはずはないのですが・・・。横で話していた地元の女子高生も
「なんで、こんなに混んでるの?」
と不思議そうに話していました。
「なんで、こんなに混んでるの?」
と不思議そうに話していました。
静岡発浜松行きの普通列車。この混雑振りは一体何?
2.天竜浜名湖鉄道と遠州鉄道の旅
掛川からは少し遠回りをします。天竜浜名湖鉄道。通称「天浜線」。掛川と新所原を結ぶローカル私鉄です。東海道本線と平行して内陸部を走っています。元々は国鉄線で、何でも東海道本線が戦災等によって破壊された場合の予備線の役割を担っていたとか・・・。新所原行き普通列車
その内装
掛川0939発の新所原行き。3セクらしい単行編成。車内は綺麗です。こちらはガラガラで、ボックス席を1つ占拠してノンビリできました。やっぱりローカル線の旅はこの方が良いです(鉄道関係者の皆様、ゴメンナサイ)。
天浜線の車窓風景は一言で言えば「平凡」です。低い山並と茶畑と集落。目を見張るような景観ではありませんが、何かノンビリさせてくれる景色です。
天浜線の車窓風景は一言で言えば「平凡」です。低い山並と茶畑と集落。目を見張るような景観ではありませんが、何かノンビリさせてくれる景色です。
途中の天竜二俣駅には1025に到着。ここには天浜線の車両基地があり、昔風の駅舎と旧式のディーゼルカーが保存されています。鉄道ファンにとってはそれなりに魅力的な駅です。
天竜二俣駅の景観
天竜川の深い渓谷を見ながら橋を渡ると、そこに西鹿島駅があります。ここで天浜線を降りて遠州鉄道に乗り換えます。遠州鉄道は新浜松と西鹿島を結ぶ全長約18km/hのローカル私鉄です。浜松都市圏の生活用路線としての性格が強く、観光路線的な色彩は殆どありません。車内は全てロングシート。沿線風景も典型的な都市景観です。
遠州鉄道の列車。西鹿島駅にて
3.名古屋駅のきしめん
浜松でJRに乗り換えて名古屋に移動。その間については省略します。名古屋に着いたのは1300頃。腹が減ってきたので駅構内で昼飯とします。名古屋駅構内のきし麺屋。きし麺大盛とご飯のセットを注文しました。\1050です。この店は最近開店したらしい新しい店です。駅の食堂は「不味い」のが相場でしたが、この店は旨かったです。駅からのアクセスもすごぶる便利。30分の待ち時間で十分食事を終えることができる便利さが嬉しい店です。
名古屋駅のきし麺。駅のホームできし麺食べるぐらいなら、この店で食べましょう。
4.名古屋から大阪
名古屋を出て大阪へ向かいます。名古屋から大阪へ向かうルートは色々とあり、例えば関西線経由のルートとか、大きく湖西線を迂回するルート等があります。しかし関西線経由は土曜日運休、湖西線は強風のため運休となっていて、結局一番オーソドックスな東海道本線経由になってしまいました。伊吹山が雪を被っているのが印象的でしたが、全般的には雪が少ないようです。関ヶ原や米原付近でも雪はありませんでした。大阪に着いたのは1713頃。その夜は友人と会って久しぶりに飲みました。
5.大阪から出雲市へ
大阪で友人と別れて三ノ宮へ。三ノ宮からは夜行バスで山陰の出雲市に向かう予定です。三ノ宮駅に着いたのは2230頃。バスの発車時刻が2330なのでまだ時間があります。バスターミナルの待合室にいましたが、先ほどのアルコールが効いてついウトウト。危うくバスに乗り遅れる所でした。バスは3列シートのフルリクライニング。各席は完全独立シートなので寝心地は悪くないです。寝台列車のA,B寝台やフェリーの2等寝台等に比べても十分勝っています。バス代\5000もホテル代と考えれば安いもの。貧乏旅行の伴として深夜バスはなかなか有難い存在です。
そんなこんなでバスに乗り込んですぐに熟睡しました。気がつけばもうバスは山陰地方を走っています。出雲市駅に着いたのは翌朝の0555。駅に入り0600発の益田行き普通列車に飛び乗りました。
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