太平洋戦線のP-40ウォーホークエース
カール・モールワーズ著 梅本弘訳 大日本絵画
この本は正直がっかりしました。「太平洋戦線のP-40」と書かれているので、てっきりフィリピンやニューギニアでのP-40と零戦の戦いが描かれているのかと思いましたが・・・・。本書で扱っているのは中国・ビルマ・インド戦線。つまりCBI戦域です。相手は零戦ではなく「隼」や「鍾馗」でした。原題を見ると"P-40 Warhawk Aces of the CBI"としっかり書かれているではありませんが。原題を良く確認しなかった私が迂闊だったのですが、でも「太平洋戦線の・・・」はちょっと酷いんじゃないの。
内容は、まあ原書の通り「CBI戦線におけるP-40戦闘機の活躍について」です。同方面の戦史に興味のある方にとっては有益な著作だといえるでしょう。
お奨め度★★
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