以前の紹介記事は --> こちら
ちなみに↑で紹介したvol.8が事実上最終巻だったようです。vol.6あたりで「ネタ切れかな」という感が出てきていたので、ある程度は予想していましたが、ちょっと残念です。
今回紹介するのは創刊第2号という比較的古い巻です。
特集は「ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人」(荒井玲子氏)
私自身管理職となり、部下を指導する立場になってみて、改めて技術者のスキルアップについて勉強してみようと思ったからです。ちなみにこの号は初版発行が2003年4月15日となっていましたから、もう5年前になるのですね。時の過ぎるのは早いものです。
特集は「ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人」(荒井玲子氏)
私自身管理職となり、部下を指導する立場になってみて、改めて技術者のスキルアップについて勉強してみようと思ったからです。ちなみにこの号は初版発行が2003年4月15日となっていましたから、もう5年前になるのですね。時の過ぎるのは早いものです。
特集記事については、伸びる技術者と伸びない技術者の特徴がわかりやすく解説されていて参考になりました。
伸びない人の特徴としては
「手抜きをしたがる」
「解決策をすぐに求める」
「基礎知識の収集を怠る」
「受身である」
等です。
私の経験から来る印象とも一致する内容だったので、心強く感じると共に少し空恐ろしく思いました。
伸びない人の特徴としては
「手抜きをしたがる」
「解決策をすぐに求める」
「基礎知識の収集を怠る」
「受身である」
等です。
私の経験から来る印象とも一致する内容だったので、心強く感じると共に少し空恐ろしく思いました。
逆に伸びる人は
「言語スキル」
「目的指向」
「抽象化能力」
「論理的思考」
「コミュニケーション能力」
に優れ、「日々の習慣」で左の能力を伸ばしているとのことでした。
「言語スキル」
「目的指向」
「抽象化能力」
「論理的思考」
「コミュニケーション能力」
に優れ、「日々の習慣」で左の能力を伸ばしているとのことでした。
そうそう、管理職は「技術力不要」なのではなく「技術力は持っていて当たり前」だそうですよ。自らの襟を正すような内容でしたが、本音を言えば私の部下達に是非読んで欲しい内容です。
ちなみにこの記事は現在単行本化されて出版されていますので、興味のある方はこちらをどうぞ --> こちら
他には「人間系の問題としての改善活動」(井上樹氏)が面白かったです。この記事はソフトウェア開発現場における人間系の重要性について触れた記事ですが、読んでいて「ナルホド」と思わず膝をたたきました。我々はソフトウェア開発における問題解決の手法として、新しいプロセスやツールに目を奪われがちです。しかし
「ほとんどの問題は根っこが人間系の問題」
「人間系の問題がクリアされれば、どんな開発手法でもソフトウェアは作れる」
という筆者の主張は頷けるものがありました。
「ほとんどの問題は根っこが人間系の問題」
「人間系の問題がクリアされれば、どんな開発手法でもソフトウェアは作れる」
という筆者の主張は頷けるものがありました。
その他アジャイルモデリング入門、CMM導入徹底ガイド、パターンに関する記事、コミュニティの活用等の記事が掲載されています。内容によってはやや古くなった記事もありますが、その大半が現在読み返してみても十分に通用する内容です。
今では入手困難になってしまったのが残念ではありますが、ソフトウェア開発に関する業務に携わっている方であれば、是非一読をお奨めしたい一品です。
お奨め度★★★★★
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