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先日、急に大阪方面へ出かける用事ができたので、「折角関西方面へ行くのだから、どこか山でも登りに行こう」と思い、主題の山に登ることにしました。

金剛山の標高は1125mと決して高い山ではありませんが、その昔に[ 日本を代表する戦艦]の名前になっていることからもわかる通り、古くから人々に愛されてきた名山の1つです。その昔、南北朝時代の英雄楠木正成公が立て篭もったとされる千早赤坂城も麓にあり、歴史的にも意義深い山です。

前夜に大阪市内でレンタカーを借り、その日は千早赤阪の道の駅で1泊。翌朝は午前4時半に起床。朝食、身支度を済ませて登山口へ向います。今日は1100から別の用事があり、あまりノンビリする時間はありません。

余談ですが、小学校の何年生だかの時に初めて大阪の地理を学習した際、大阪府には村が2つありました。そのうちの1つは東能勢村で、今ではもうありません。もうひとつが千早赤阪村。これは今では大阪府に残る唯一つの村になりました。
学校でその事を学んで以来、一度千早赤阪村という所を訪ねてみたいと思っていたのですが、今まで通過したことはあっても、訪ねたことはありませんでした。
今回の金剛山登山が、私にとっての初めての千早赤阪村訪問になりました。

登山口に着いたのは0530時。そこで最後の準備を済ませて登り始めたのは0540時です。最初は木立の中を歩いて行きます。1週間ぶりの登山でしたが、かなり辛い。体が鈍っているのを感じます。と、早くも上から降りてくる人がいます。時計を見るとまだ6時前。早朝登山でしょうか。
100m程登って休憩。そこから本格的な登山になります。上から降りてくる人はどんどん増えてきました。しかも皆軽装。走るように降りてくる人もいます。早朝登山者が多いのですね。驚きました。

木立の中を歩くこと1時間と少しで山頂部に到着。山頂部は公園になっていて社務所や出店もあります。バス停があったので何事、と思って見てみると、山頂部とロープウェーの山頂駅をつなぐバスが走っているとか。
山頂公園の一角に歴代多数登頂者の名簿があります。100回登頂、200回登頂。このあたりでも驚きなのですが、1000回以上登頂という方の名前がボード上にずらり。もっとすごいのは5000回、8000回、さらには10000回登頂という人までいます。10000回なんて1日1回のペースでも30年以上はかかる計算になります。

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山頂公園の景観

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歴代登頂者の名簿

標高1125mの真の山頂は葛城神社の裏手にあります。残念ながらその場所は神域になっていて一般登山者は入ることができません。仕方なく葛城神社到達を以って金剛山制覇としておきます。

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葛城神社

帰りは登ってきた道を引き返すだけ。さすがに帰りのペースは早く1時間とかからずに登山口に戻ってくることができました。帰りの途中に千早赤阪城址に寄り道してみました。城跡とはいっても単に広場あるだけで、勿論天守閣なんてありません。ただ城跡から眼下に見下ろす千早赤阪村の集落を眺めながら、かつて楠木正成公らが篭城したという故事を想像するだけです。

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千早赤阪城址

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