富士吉田といえば、富士山登山で有名な町ですが、最近は「吉田うどん」というご当地メニューでも有名なようです。先日、その富士吉田に出かけ、「吉田うどん」なるものを食べに行きました。

富士吉田への入口である大月駅に着いたのは1020頃。そこから富士急行線に乗って富士吉田を目指します。富士急行線のホームに行くと、なにやらカラフルな車両が停車しているではありませんか。何かのイベント列車かなと思ったら、どうやら通常運転の列車だそうで「富士登山列車」という名称つきの鈍行列車でした。この列車、外観も奇抜ですが、内装も凝っていて、木目調の椅子や車両片隅に設置されている売店コーナー等、観光を意識したものになっていました。例えるならJR九州の特急「はやとの風」に似ています。驚いたことに、専用の女性乗務員(CA)が2名乗務していて、観光案内や売店業務等を担当していました。この辺りのJR九州に似ています。ちなみにこのCAさん、「昨日まで女子高生やってました」的なちょっと垢抜けしない感じがしたのですが、その辺りはJRとはチョット違いました。

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下吉田駅に着いたのは1115頃。この下吉田駅も綺麗に改装されていました。「富士登山列車」の観光コースにもなっているらしく、ここで10分ほど停車します。私は駅で降りてしまうので、観光はなしです。

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下吉田の駅から歩いて10分ほどの所に「しんたく」といううどん屋さんがあります。地図では少しわかりにくかったのですが、行く途中に大きな案内板があったので、道に迷うことはありませんでした。

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うどん屋さんといっても食堂風ではなく、普通の民家の一室でうどんを食べる、という感じです。ちなみに吉田うどんの店はこのパターンが多いようです。店内はそれなりに混んでいましたが、行列ができる程ではありませんでした。

最初に冷やしたぬき(\380)を注文。冷たいスープに浸したうどんにキャベツと天カスが乗せられているというシンプルなものです。味はなかなか美味しかったです。さぬきうどんのような繊細さはありませんが、太くて固いうどんは豪快さがあって良いです。

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別のうどん屋をハシゴしようとも思ったのですが、ここのうどんが美味しかったので別のメニューを注文してみました。今度は肉うどん(\410)。暖かいうどんに牛肉が申し訳程度につけられています。こちらもそれなりに美味しかったのですが、私的には冷やしたぬきの方が旨かったです。

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讃岐うどんの魅力が上品さだとすれば、吉田うどんの魅力は豪快さです。太くて固い麺、具材としてのキャベツ等、讃岐うどんとはまた違った魅力があります。「毎日食べてみたい味」ではありませんが、ご当地メニューとしては悪くないなと思いました。
最後に注意点。吉田うどんの店は昼の時間帯のみ営業している店が多いです。従ってもし食べに行く場合、現地着1100頃を目安にされるのが宜しいかと思います。逆に1400以降はまずダメです。

お奨め度★★★★