「世界の艦船」誌は3~4年に1回(ぐらい)の割合でアメリカ海軍特集を組んでいます。前回の号が丁度「アメリカ海軍特集」だったので、我が家にあるバックナンバーを調べてみると、「アメリカ海軍特集」が何冊が出てきました。それらをつらつら眺めていると、過去10年間のアメリカ海軍の動きが見えてきて面白いです。
まだ911が起こる前なので、ソ連が崩壊し、イラクでドタバタやっていた頃の話です。
オハイオ級SSBNへのトマホーク搭載計画は「計画がある」という段階。シーウルフは就役済みですが、ヴァージニア級はまだ完成していません。懐かしのスタージョン級もまだ20隻以上現役です。
空母戦力は12隻体制で、内4隻が通常動力型。CVN-78(現「ジェラルド・R・フォード」)はまだ計画もありません。F-14がまだ現役で頑張っています。F-18E/Fスーパーホーネットは既に配備されています。
水上戦闘艦はアーレイ・バーグ級がフライトⅡからフライトⅡAに整備が移行されつつある状態。現在横須賀にいる「マッキャンベル」(DDG-85)や「マスティン」(DDG-89)はまだ名前もありません。スプルーアンス級も24隻が健在。ズムウォルト級はDD-21という名前で未だ「海のものとも山のものとも」分からない状態。LCS(沿海域戦闘艦)は、まだその構想すらありません。
オハイオ級SSBNへのトマホーク搭載計画は「計画がある」という段階。シーウルフは就役済みですが、ヴァージニア級はまだ完成していません。懐かしのスタージョン級もまだ20隻以上現役です。
空母戦力は12隻体制で、内4隻が通常動力型。CVN-78(現「ジェラルド・R・フォード」)はまだ計画もありません。F-14がまだ現役で頑張っています。F-18E/Fスーパーホーネットは既に配備されています。
水上戦闘艦はアーレイ・バーグ級がフライトⅡからフライトⅡAに整備が移行されつつある状態。現在横須賀にいる「マッキャンベル」(DDG-85)や「マスティン」(DDG-89)はまだ名前もありません。スプルーアンス級も24隻が健在。ズムウォルト級はDD-21という名前で未だ「海のものとも山のものとも」分からない状態。LCS(沿海域戦闘艦)は、まだその構想すらありません。
今から10年前のアメリカ海軍の姿ですが、今から振り返ってみると「あんまり代わり映えしないねえ」
世界貿易センタービルの倒壊、アフガン戦争、イラク戦争等のゴタゴタがあった後です。
まず潜水艦。オハイオ級のSSGN化は改造工事に着手した状態になりました。誌上には完成予想図が掲載されています。ヴァージニア級は1番艦が就役済み。スタージョン級は姿を消し、ロス級も数隻が現役を退きました。
空母戦力は12隻で隻数は2000年と同じ。通常動力型が2隻減り、代わりにニミッツ級が計9隻まで増えました。CVN-78(現「ジェラルド・R・フォード」)はCVN-21という"不気味"な名前で登場してきました。
水上戦闘艦はDD-21がDD(X)となり、より現実味を帯びてきましたが、その一方で「数隻の建造でピリオドが打たれるのではないか」という不気味な予測も書かれています。LCSが登場してきました。艦名も「フリーダム」となっています。ペリー級フリゲートは現役ですが、主兵装のミサイル発射機は既に撤去されています(寂しい)。
2000年の段階では「未来の軍艦」であったサン・アントニオ級LPDの1番艦が就役しています。
航空機はF-14が姿を消し、P-8A、MV-22、F-35といった新鋭機が現実味を帯びた形で紹介されています。
まず潜水艦。オハイオ級のSSGN化は改造工事に着手した状態になりました。誌上には完成予想図が掲載されています。ヴァージニア級は1番艦が就役済み。スタージョン級は姿を消し、ロス級も数隻が現役を退きました。
空母戦力は12隻で隻数は2000年と同じ。通常動力型が2隻減り、代わりにニミッツ級が計9隻まで増えました。CVN-78(現「ジェラルド・R・フォード」)はCVN-21という"不気味"な名前で登場してきました。
水上戦闘艦はDD-21がDD(X)となり、より現実味を帯びてきましたが、その一方で「数隻の建造でピリオドが打たれるのではないか」という不気味な予測も書かれています。LCSが登場してきました。艦名も「フリーダム」となっています。ペリー級フリゲートは現役ですが、主兵装のミサイル発射機は既に撤去されています(寂しい)。
2000年の段階では「未来の軍艦」であったサン・アントニオ級LPDの1番艦が就役しています。
航空機はF-14が姿を消し、P-8A、MV-22、F-35といった新鋭機が現実味を帯びた形で紹介されています。
そして最新号です。
ヴァージニア級SSNの整備は順調に進み、既に5隻が就役し、5隻が建造中、さらに2隻が計画済みです。このままのペースで行けば5年以内に計12隻のヴァージニア級が出揃うことになります。
空母戦力では、通常動力型が姿を消し、全て原子力艦になりました。隻数は1隻減って11隻。
水上戦闘艦は期待のDD-21はDDG-1000「ズムウォルト」となりましたが、結局建造は3隻で打ち切りとなりました。しかしホントに3隻建造されるんでしょうかねえ。ひょっとしたら幻で終わってしまうかも・・・。その代わりLCSの建造が快調で、既に1番艦「フリーダム」は就役して太平洋艦隊に配備済みです。それにしてもこのLCSというのは不思議な艦ですねえ。ステルス、常識破りの高速艦。それはわかるのですが、武装が艦載機の他は57mm砲とRAM発射機のみ。なんだかなあ・・・。
新しい揚陸艦として「アメリカ」級なるものが登場してきました。揚陸艦とはいっても、もう殆ど軽空母です。ステルス揚陸艦サン・アントニオ級も5隻が就役済みです。
航空戦力については、まず無人機を空母に搭載する話が出てきました。SFの世界にまた一歩近づいた感じです。F-35は相変わらず実用前の段階ですが、MV-22はIOCを獲得しました。細かい話ですが、SH-60系のヘリがMH-60系に名称変更されました。
ヴァージニア級SSNの整備は順調に進み、既に5隻が就役し、5隻が建造中、さらに2隻が計画済みです。このままのペースで行けば5年以内に計12隻のヴァージニア級が出揃うことになります。
空母戦力では、通常動力型が姿を消し、全て原子力艦になりました。隻数は1隻減って11隻。
水上戦闘艦は期待のDD-21はDDG-1000「ズムウォルト」となりましたが、結局建造は3隻で打ち切りとなりました。しかしホントに3隻建造されるんでしょうかねえ。ひょっとしたら幻で終わってしまうかも・・・。その代わりLCSの建造が快調で、既に1番艦「フリーダム」は就役して太平洋艦隊に配備済みです。それにしてもこのLCSというのは不思議な艦ですねえ。ステルス、常識破りの高速艦。それはわかるのですが、武装が艦載機の他は57mm砲とRAM発射機のみ。なんだかなあ・・・。
新しい揚陸艦として「アメリカ」級なるものが登場してきました。揚陸艦とはいっても、もう殆ど軽空母です。ステルス揚陸艦サン・アントニオ級も5隻が就役済みです。
航空戦力については、まず無人機を空母に搭載する話が出てきました。SFの世界にまた一歩近づいた感じです。F-35は相変わらず実用前の段階ですが、MV-22はIOCを獲得しました。細かい話ですが、SH-60系のヘリがMH-60系に名称変更されました。
とまあこんな感じで10年間におけるアメリカ海軍を振り返ってみました。国際社会が激動していますが、アメリカ海軍も激動している、のかな?。
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