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以前からお話をしていたASLの対人戦ですが、このたびようやく対戦の機会を得ました。
対戦相手は各地で活躍されている著名な某氏。今回は練習も兼ねてルールのマスターをメインとしました。

ASL SK#3 S20 JOSEPH 351

イメージ 8最初にまず歩兵ルールの確認ということで、ASL SK#3のシナリオ20「Joseph 351」をプレイすることにしました。私は攻撃側の米軍を担当。対戦相手の@さんは独軍を担当して頂きました。
このシナリオは1944年8月フランス戦線におけるドイツ軍と米軍の歩兵部隊同士の激突を扱ったシナリオです。米軍は練度の高いレンジャー部隊と練度に劣る自由フランス軍、そしてロシアの脱走兵を再武装した兵隊です。この玉石石混合部隊を率いてドイツ軍の精鋭部隊に戦いを挑む連合軍の運命や如何に・・・・。

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セットアップ時の状況

1Turn

イメージ 9戦線南部を守るロシア兵部隊とドイツ軍部隊の間で激しい銃撃戦が始まった。ロシア軍はダイス目にも助けられてドイツ軍指揮官を負傷させるなど戦果を上げた。練度装備共に劣るロシア兵としては善戦している(下図①)。一方米軍のレンジャー部隊はマップ北端より登場してきた(下図②)

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2Turn

イメージ 10前進を始めた米レンジャー部隊に対してドイツ軍の激しい銃火が降り注ぐ。精鋭を誇るレンジャー部隊が脆くも崩れていく。
「そんなはずでは・・・」
焦る米軍。それでもターン終了時にはドイツ軍の機関銃陣地を制圧し、前進の端緒を開いた(下図①)。
一方ロシア軍戦線では、練度装備の差がそろそろ出てきた。ロシア軍が少しづつ追い詰められていく(下図②)。

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3Turn

イメージ 11ドイツ軍はロシア兵の守る戦線南翼に対してさらなる圧力を加えてきた。ロシア兵は善戦するも次第に追い詰められていく。
一方米レンジャー部隊前面を守るドイツ軍は総撤退を開始。レンジャー部隊は突撃の体制に入る。

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4Turn

イメージ 12ドイツ軍は完全に北翼を放棄。全力で戦線南翼を守るロシア兵に圧力を加えてきた(下図①)。
対する米軍レンジャー部隊は急速歩でドイツ兵を追う。丘を越えて走る米兵たち。短機関銃が火を噴きながら走る走る(下図②)。

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5Turn

イメージ 13米レンジャー部隊はなおもドイツ軍を追う(下図①)。
一方のドイツ軍はロシア兵の前線を突破し、盤外に向けて離脱を開始する(下図②)。

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6~7Turn

イメージ 14レンジャー部隊がドイツ軍の退路を射線で制し、ドイツ軍の盤端突破を阻止する構え(下図①)。
退路を断たれたドイツ兵を掃討すべくレンジャー部隊が追い詰める(下図②)。

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この後森の中で米独双方の激しい銃撃戦があり、両軍共大きな終結を強いられた。最終的にドイツ軍が失った歩兵分隊は計8.5個。その他に指揮官3名が戦死。VP(勝利得点)的には米軍の22点となり、辛くも米軍が勝利した。

感想

このシナリオはシナリオ開始時に米軍の編成をダイスで決めるのですが、ダイス目が大きいと米仏連合軍に占めるレンジャー部隊の比率が高くなり、ダイス目が小さい場合は逆に仏軍の割合が大きくなります。いうまでもなく兵の質ではレンジャー部隊の方が自由フランス軍よりも遙かに優っているのですが、この場合勝利条件も厳しくなります。
今回の出目は5で、レンジャー部隊の比率が比較的高い編成です。精強度が高い分勝利条件も厳しくなるのですが、結果的にはラッキーでした。これが出目1とかで自由フランス軍ばかりという編成の場合を考えるとぞっとします。最初の一撃で半数がやられてしまうのではないか。それほどレンジャーと自由フランス軍の差は大きいです。

今回のプレイを通じて歩兵戦闘に関するルールと戦い方を概ねマスターできました。またソロプレイでは気づかなかった間違い(ELRの適用方法等)も再確認できて良かったです。今回のプレイでは相手の方がCX()を積極的に使って来たので少し驚きました。私的には射撃その他に対するぺナリティが厳しいのでCXはあまり使っていなかったのですが、こういう使い方もあるのだなあ、と勉強になりました。

今回のシナリオのプレイ時間はセットアップ等も含めて3~4時間でした。次は戦車の登場するシナリオに挑戦です。

(つづく)