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先日、山科会に参加し、「装甲擲弾兵」シリーズをプレイしました。最初にプレイしたのは「装甲擲弾兵」だったのですが、こちらは事情により報告は割愛致します。途中から参加者が3名に増えたので、3名でプレイできるシナリオを・・・、ということで「東部戦線」のシナリオ11「神々の黄昏」を選びました。これはベルリン攻防戦を扱った半仮想戦シナリオで、ドイツ軍の兵力はダイスを振ってランダムに決定します。ダイス目によってはマウスやE-100、パンター2等の「幻の戦車」が登場してくる可能性もあります。

余談ですが、上記の戦力決定システムについてはやや問題があると思います。というのもドイツ軍プレイヤーの振ったダイス目は非公開である上、ダイス目による有利不利がかなり大きいので、ドイツ軍プレイヤーが「イカサマ」をしようと思えば簡単にできるからです。また「イカサマ」ではなく本当にダイスが走った場合もゲームバランスを崩壊させる恐れがあります。まあオマケシナリオなのであまりバランスを気にしても仕方がないのかも知れませんが・・・。

余談ついでにもう一つ。私、実はこのシナリオについては少し抵抗がありました。というのもマウスやE-100といった「火葬戦記」的なユニットに対する抵抗感があったからです。まあ所詮はゲームなのでそれほどこだわる必要はないのかも知れませんが・・・。

ダイス判定によって陣営を決定。私はソ連軍コーニェフ将軍麾下の部隊を指揮することになりました。

セットアップ

このシナリオでソ連軍部隊はポイントによる「買い物」方式で決定します。私は取りあえず以下のような部隊を編成しました。

A大隊:SU-100x5、指揮官D
B大隊:SU-85x4、T-34/76Dx1、指揮官D
C大隊:T-34/76Dx5
D大隊:親衛歩兵x5、指揮官B
E大隊:親衛歩兵x5、指揮官C

期待は攻撃力11、100mm対戦車砲装備のSU-100自走砲ですが、実際には親衛歩兵の方が役に立ちました。


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セットアップ時の状況

1Turn

イメージ 7ジューコフ将軍麾下の友軍がベルリン北から攻め込むのを尻目に、我がコーニェフ部隊は南方よりベルリン市内に突入する。大通りに陣取る75mm対戦車砲陣地と親衛歩兵大隊が接敵。2ユニットがDDを食らったが、直接射撃と近接突撃で対戦車砲陣地を撃破した。

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2Turn

イメージ 8親衛歩兵の大隊が総統官邸に向けて前進する。再び対戦車砲陣地と接触。歩兵およびそれを援護するT-34/76D戦車に若干の損害を被ったが、直接射撃及び近接突撃で対戦車砲陣地を撃破。総統官邸を占領した。

イメージ 11ジューコフ将軍は5号駆逐戦車、6号駆逐戦車のコンビに苦戦中。相手が弾切れで後退した所をスターリン重戦車の集中砲撃で5号駆逐戦車を撃破することに成功したが、スターリン戦車も3ユニットが弾切れ。
「なんでやねん」
と叫ぶジューコフ将軍。

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3Turn

イメージ 9イメージ 12ヘクス1308に独軍が強力な対戦車火点(パンターGx2、88mm対戦車砲x2)を配置。通りを渡ろうとしたソ連軍戦車隊に対して容赦ない射撃を浴びせかける。T-34/76Dが1ユニット撃破、1ユニットD。KV-85が1ユニットDD。対して88mm対戦車砲x1を葬る。
後方に温存していた重自走砲部隊(SU-100x5)を前線に投入。独軍火点を制圧せんとしたが、ここでまさかの「指揮官負傷」。政治局員が重自走砲部隊を率いて無謀な突撃を敢行した結果、SU-100x4ユニットが瞬時に昇天した。しかも戦果なし。泣きそうになる。

虎の子重自走砲部隊に指揮官をスタックさせたのが失敗であった。指揮官負傷の可能性が常にあるので、キラースタックに指揮官をスタックさせるのは避けた方が良いと思われる。


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4~6Turn

イメージ 10ジューコフ将軍の部隊が国会議事堂を攻撃する。しかし戦車中心のジューコフ部隊は近接戦闘で意外に脆い。T-34/76Dx1ユニットを失いジューコフ軍敗退。
「なんでやねん」
ジューコフ将軍の叫びが聞こえる。

代わって国会議事堂攻撃を担当することになったのが我らがコーニェフ将軍麾下の部隊である。親衛歩兵1個大隊を投入して近接戦闘をしかけ、独軍の守備隊を排除して国会議事堂を占拠した。

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7~8Turn

終盤戦である。ソ連軍は兵力の優位を生かして独軍火点を1つ1つ制圧していく。1308の対戦車陣地も歩兵部隊の近接突撃により壊滅。その他の地点でも独軍戦車や歩兵が次々と撃破されていった。

結果

ソ連軍勝利

感想

イメージ 13意外と時間がかかりました。3人プレイで6時間以上かかりました。
今回T-34/85を殆ど使わなかったのですが、これは良い戦車です。火力、防御力は平均的(それでも米英の戦車に比べれば遙かに強力)、足の速さが取り柄なので、市街戦ではあまり出番がないと思っていました。でも低コストの割に火力や防御力が高く、旋回砲塔なので近接戦闘にも強いという優れものです。また市街地は移動コストが大きいため、T-34並の機動力がないとなかなか前進できません。もし次回本シナリオをプレイする機会があれば、T-34/85を主力部隊にしたいです。