主題の作品は、ディスカバリーチャンネルで放送中のノンフィクション番組です。原題は"When We Left Earth: The Nasa Missions"。極超音速実験機X-15による実験より始まり、マーキュリー計画、ジェミニ計画、そして月を目指すアポロ計画へつながってきます。人類初の月着陸を果たしたアポロ11号が前半のハイライトになります。
その後アポロ計画の進展(アポロ13号の事故は当然ながら語られます)、その後のスカイラブ計画を経てNASAはスペースシャトルを開発。1980年代以降はNASAの有人宇宙機は全てスペースシャトルになっていきます。その後ハッブル宇宙望遠鏡の整備やISS(国際宇宙ステーション)建設等でスペースシャトルは大きな役割を果たしますが、その間2度の大事故(1986年のチャレンジャー爆発、2003年のコロンビア空中分解)を起こしてしまいます。
この作品は、NASAによる宇宙開発の流れを記録映像と関係者のインタビューをつなぎ合わせて再現しています。本作の一番の魅力はなんといっても数多くの記録映像でしょう。宇宙へ向けて加速していくサターンVロケット。第2段ロケットを切り離し、第3段ロケットに点火した瞬間のアポロ宇宙船。月へ向かって下りていくアポロの月着陸船。夕焼けの中を上昇していくスペースシャトル。ミッションを終えて無事帰還するスペースシャトル等です。
全6話で1話あたり1時間弱の作品ですが、宇宙好き、科学好きならば楽しめること請け合いです。
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