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Normadny'44は米GMT社が2010年夏に発売を開始したシミュレーションゲームです。1944年6月におけるノルマンディの戦いを1Turn1日、1ヘクス3.8km、1ユニット大隊~連隊で描きます。

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シナリオ

キャンペーンシナリオを選択しました。選択ルールは全て採用しました。ただしソロプレイ用ルール(27.2項)は採用しませんでした。

侵攻Turn(6月6日)曇天2

イメージ 33個空挺師団(米第82空挺師団「オールアメリカン」、第101空挺師団「スクリーミングイーグル」、英第6空挺師団)が進攻に先立って要所に降下する。空挺降下はほぼ成功に終わったが、損害もまた小さくなかった。いちばん成功したのが第101空挺師団の戦区で、ステップロスが1つだけ。第82空挺師団も激烈な抵抗(不利なCRT)にも関わらずステップロス2に抑えた。英第1空挺師団は抵抗の乏しさ(有利なCRT)にも関わらず、ステップロス2を出した。

イメージ 2師団別に用意されている空挺降下表

イメージ 4続いて海岸から米英軍の上陸進攻が始まる。映画「遠すぎた橋」や「プライベートライアン」でお馴染みの水際上陸作戦である。
史実では激戦となったオマハ地区だが、今回は比較的順調に上陸が完了。損害は歩兵3ステップにとどまった。もう一つの上陸進攻海岸ユタでは歩兵による上陸は大成功。しかし後続波の戦車大隊がステップロスしてしまう。ただしオック岬への強襲上陸は失敗。第2レンジャー大隊は壊滅。第5レンジャー大隊は後退した。
ゴールド、ジュノー、スウォードの各海岸に進攻した英軍は、歩兵7ステップ、戦車1ステップを失った。それでも各海岸に地歩を固めることには成功した。

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侵攻Turn終了時の状況

第1Turn(6月6日)曇天2

兵力に限りのある独軍は海岸線に戦線を張り直すのが精一杯であった。内陸に後退する手もあるが(そうすれば艦砲射撃を受けなくても済む)、戦線が広がる上にマルベリーの早期展開を許すことになるので得策ではないと判断した。
連合軍は早期にマルベリーを展開させなければならない関係上、オマハ周辺の掃討とアロマシュ・レ・バン(2524)の攻略を推進した。オマハ周辺の掃討は順調に進んでいるが、アロマシュ・レ・バンの攻略は進まなかった。

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第2Turn(6月7日)曇天3

イメージ 5独軍第12SS装甲師団「ヒトラーユーゲント」が登場する。新鋭のパンター戦車を装備する精鋭部隊だ。しかし戦場に到着するのは明日になる。今日は限られた兵力で戦線を立て直すしかない。カーン周辺を守る第21装甲師団は曇天を利用した限定的な反撃を実施し、英戦線を少し後退させることに成功した。
連合軍は海岸の独軍砲兵陣地の排除を重点的に行う。艦隊を脅かす長距離砲を制圧しない限り、艦砲射撃を他の任務に使用できないのだ。計4ヶ所の砲台のうち、英軍戦線側の1ヶ所は制圧することに成功したが、米軍戦線側の海岸砲台は生き残った。

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第3Turn(6月8日)晴天4

イメージ 6独第12SS装甲師団「ヒトラーユーゲント」が戦場に到着した。しかし戦場は晴れ渡り、上空をヤーボが舞う。このような状況下で独軍による反撃は自殺行為に等しい。
連合軍は英軍戦線で進撃が続いていた。バイユー、カーン間の平原地帯で攻勢に出た英第50歩兵師団が独戦線を突破。大きく前進してきた。米軍戦線ではホック岬の砲台を制圧したぐらいで、大きな進展はなかった。

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第4Turn(6月9日)晴天4

イメージ 7相変わらず晴天が続いている。独軍にとっては忌々しい天候だ。このTurnより戦車教導師団が戦場に到着し戦列に加わる。
守る一方の独軍に対し、米英軍の激しい攻撃が続く。艦砲射撃と空爆、さらには砲兵陣地からの激しい砲撃にも関わらず独軍将兵は善戦した。バイユーを守る第352歩兵師団の守備兵達は英第50歩兵師団の攻撃を跳ね返し、カーンの南方では第12SS装甲師団の擲弾兵が英第51歩兵師団と激しい戦いを交える。米軍戦線でも独軍将兵がガッチリと戦線を守っている。


第5Turn(6月10日)晴天6

ノルマンディ地方で晴天が続く。ヤーボが飛び回る。反撃したいドイツ軍であったが、ここはぐっとこらえて守りに徹する。
連合軍はバイユー占領。コタンタン半島地区では度重なる米軍の攻撃に対して独軍がガッチリと戦線を支えている。

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とまあここまでは序盤戦。この段階ではどちらかといえば独軍有利といえるだろう。コタンタン半島ではがっちり抑え込まれ、オマハ、カーン方面でも前進が進んでいない。連合軍としては中盤の嵐までに独軍戦線をどれだけ食い破れるかがポイントになりそうだ。



The Dark Summer - Normandy, 1944 Game Journal 83-ノルマンディ強襲 Fortress Europa
遠すぎた橋 ノルマンディ上陸作戦1944 西部戦線 (歴史群像アーカイブVol.17) 「砲兵」から見た世界大戦