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ポーランド1939
最初にルール説明を兼ねて私以外の2人で空中戦を戦ってもらいました(零戦vsP-39)。この戦いで一応のルールは理解できたと判断。早速キャンペーンシナリオに挑戦することになりました。選択したシナリオは、6本のキャンペーンシナリオのうち一番簡単そうな「ポーランド1939」。ポーランド侵攻するドイツ空軍と、それを防ぐポーランド空軍の戦いです。この戦いでドイツ空軍はBf-109E、Bf-110C、Ju-87B、Do-17Z、He-111という比較的メジャーな機体を装備しているのに対し、ポーランド空軍の方はP.11c戦闘機、P-23軽爆撃機、P-37双発爆撃機というマイナー路線。「何それ?」的な機体ばかりです。私がポーランド空軍を担当し、後の2人にドイツ空軍を担当して頂きました。
PZL P11戦闘機。一見して旧式機と思えるフォルムである。単葉固定脚といえば我が96艦戦、97戦と同じだが、最高速度375km/hのP11は96艦戦、97戦よりも100km/h近く劣速であり、到底有力な戦力足り得なかった。
PZL P37双発爆撃機。全金属単葉引き込み脚の近代的な双発爆撃機で、最高速度445km/h、爆弾搭載量約2.5tと、同時代の列強双発爆撃機と比しても決して遜色なかった。
このキャンペーンシナリオは4回のミッションを繰り返すタイプのものですが、4回のミッションを通じて我がポーランド空軍が達成した撃墜はDo-17Z双発爆撃機の撃墜1機のみ。対して我が方の損害は、P.11c戦闘機が6機。P.37双発爆撃機3機に登りました。早い話が「投入した機体が全部落とされました」。旧式のP.11c戦闘機では、高性能を誇るBf-109Eは言うに及ばず、双発のBf-110Cでさえ対等に戦うことができません。数的には対等又はやや優勢であったにも関わらず、P.11c戦闘機は全く敵いませんでした。
でも勝利条件的には勝つことができました。
「骨を切らせて皮を切る」
というポーランド軍戦法が見事に功を奏しました(笑)。
「骨を切らせて皮を切る」
というポーランド軍戦法が見事に功を奏しました(笑)。
ゼムケのサンダーボルト
ポーランド空軍のあまりの弱さに悲しくなった私は、相手側に頼み込んで高性能機で遊ばせてもらうことにしました。私はP-47D「サンダーボルト」1機を担当。残った2人はBf-109G「グスタフ」とFw-190Aをそれぞれ1機づつ担当してもらいました。バランスを取るために「サンダーボルト」にはゼムケ大佐をつけてもらいました。序盤、先攻を取った「サンダーボルト」は高高度から急降下して動きの鈍いFw-190Aを狙う。頑丈だがやや鈍重なFw-190Aは、「サンダーボルト」の急襲を受けて慌てた。リアクションカードを駆使して「サンダーボルト」からの攻撃をかわし続ける。最初の一撃は回避し切ったが、2撃目をかわし切れずに被弾。動きの鈍くなった所で3撃目を浴びてFw-190Aは四散した。
僚機を失ったBf-109G「グスタフ」は、持前の運動性能(中高度以下で戦う場合、Bf-109Gは「サンダーボルト」と同等以上の運動性能を発揮する)を生かして食い下がった。数発の機銃弾が「サンダーボルト」に命中した。機体の頑丈な「サンダーボルト」はその一撃に耐えていたが、不利を悟って急上昇。自機に有利な高高度に一旦逃れる。
上空から機会を伺う「サンダーボルト」。エネルギーを生かした急降下攻撃で「グスタフ」を攻める。一度は優位にたった「グスタフ」だが、高高度性能に優れ、老練なゼムケ大佐の操る「サンダーボルト」には敵わない。数回の機動空戦の後、正面から接近した「サンダーボルト」が必殺の銃火を「グスタフ」に浴びせる。運動性は良いものの機体の脆弱な「グスタフ」はその一撃を回避できず、炎に包まれて落ちていった。
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