
「7th Fleet」は、米Victory Games社が1987年に発売を開始した現在海戦(あくまでも発売当時の"現在"ですが)を扱ったシミュレーションゲームです。
本作は「Fleetシリーズ」と名付けられた一連のシリーズ物の第3作目にあたります。昨年暮れに「5th Fleet」の紹介記事を本ブログで掲載しましたが、フリートシリーズの概要についてはそちらを参照して下さい。
本作は「Fleetシリーズ」と名付けられた一連のシリーズ物の第3作目にあたります。昨年暮れに「5th Fleet」の紹介記事を本ブログで掲載しましたが、フリートシリーズの概要についてはそちらを参照して下さい。
この度「7th Fleet」のキャンペーンシナリオをプレイする機会を得ました。参加者は私を含めて5名。私は西側連合軍を担当しました。

今回プレイするのはシナリオ12「日本侵攻」。今は亡きソビエト連邦がどういう訳か北海道侵攻を企て、北海道の北半分を占領してしまったという設定です。同じ時期に朝鮮半島でも第2次朝鮮戦争が始まり、東アジア一帯は戦いの渦が吹き荒れることになりました。
西側陣営は、米国を筆頭に、日本、韓国、台湾、オーストラリア、カナダ、フィリピンという布陣。対する東側陣営は、ソ連、北朝鮮、ベトナムというラインナップです。今をときめく中華人民共和国は、このシナリオでは中立です。その他のシナリオ・コンフィギュレーションは以下の通りです。
西側陣営は、米国を筆頭に、日本、韓国、台湾、オーストラリア、カナダ、フィリピンという布陣。対する東側陣営は、ソ連、北朝鮮、ベトナムというラインナップです。今をときめく中華人民共和国は、このシナリオでは中立です。その他のシナリオ・コンフィギュレーションは以下の通りです。
・季節:7-8月(夏季)
・ゲームの長さ:Short
・準備レベル:Medium
このシナリオの焦点は北海道と朝鮮半島です。西側連合国は北海道、朝鮮半島の制空権を確保しつつ、輸送船団をこれらの地域に送り届ける必要があります。またその一方でカムチャッカ半島へ向かうソ連軍輸送船を阻止しつつ、日本近海を遊弋するソ連潜水艦を掃討し、海上交通路を確保することも重要な任務です。・ゲームの長さ:Short
・準備レベル:Medium
それを達成するために西側陣営に与えられた主な兵力は以下の通りです。
1.日本本土、韓国、沖縄、フィリピン等に展開する基地航空部隊
2.南シナ海で行動する空母「カールビンソン」機動部隊
3.太平洋正面で行動する空母「ミッドウェー」機動部隊
4.増援として登場する空母「キティホーク」機動部隊
5.巡航ミサイル搭載の米攻撃原潜
今回我々西側連合軍は以下のような作戦を立てました。2.南シナ海で行動する空母「カールビンソン」機動部隊
3.太平洋正面で行動する空母「ミッドウェー」機動部隊
4.増援として登場する空母「キティホーク」機動部隊
5.巡航ミサイル搭載の米攻撃原潜
1.空母「カールビンソン」機動部隊は友軍潜水艦と共同でまずカムラン湾方面のソ連軍を完膚無きまで破壊する。その後北上し、日本本土周辺の決戦に加わる。
2.空母「ミッドウェー」機動部隊は味方船団を援護しつつ日本本土を目指す。その際、敵艦隊、潜水艦との戦闘は可能な限り避ける。ただし第4ターンに「キティホーク」空母部隊が到着して空母2隻体制になった後、積極的な反攻に転じる。
3.日本本土、韓国方面の基地航空兵力は、友軍空母が同方面に到着するまでは兵力の温存を第1とする。友軍空母到着後は、これと共同でサハリン、沿海州方面の敵基地航空兵力を殲滅する。
2.空母「ミッドウェー」機動部隊は味方船団を援護しつつ日本本土を目指す。その際、敵艦隊、潜水艦との戦闘は可能な限り避ける。ただし第4ターンに「キティホーク」空母部隊が到着して空母2隻体制になった後、積極的な反攻に転じる。
3.日本本土、韓国方面の基地航空兵力は、友軍空母が同方面に到着するまでは兵力の温存を第1とする。友軍空母到着後は、これと共同でサハリン、沿海州方面の敵基地航空兵力を殲滅する。
初期配置
今回参加したのは計5名。これを連合軍3名、ソ連軍2名に分けた。私の担当は連合軍太平洋方面機動部隊である。空母「ミッドウェー」機動部隊、巡航ミサイル搭載艦を含む攻撃型原潜4隻、中部太平洋に展開する3個の輸送船団。これが私が現在指揮できる部隊の全てだ。第4Turn以降に空母「キティホーク」機動部隊や2隻の攻撃型原潜が登場してくるので、これらの増援部隊に期待しよう。


第1Turn開始時の状況
ソ連軍の初期配置及び戦略航空作戦の結果を見て内心ほくそ笑んだ。ミッドウェー機動部隊の周囲に潜水艦が少ない。「ノボロシスク」艦隊も発見した。これは極めて有利な状況ではないのか?。当初の消極的な作戦方針をやや変更し、日本本土に向けて「ミッドウェー」を最短距離を取らせることにした。ソ連製65式長距離魚雷の恐怖にはまだ気づいていない。
続いてアクションフェイズ。先手を取ったのはソ連軍であった。対艦ミサイルを装備したTu-26バックファイアー、Tu-16バジャーが太平洋各地に広がった連合軍船団を襲う。バシー海峡を航行する日本タンカーは、カムラン湾を発進するバジャー爆撃機の攻撃を受けて轟沈した。
北海道近海で哨戒任務についていた海上自衛隊第1護衛隊群もバジャーによる連続攻撃を受けて旗艦「しらね」が沈没。損害続出で連合軍首脳に早くも暗雲が漂う。
私の指揮下の輸送船団も無事ではなかった。カムチャッカ半島やウラジオストック周辺から飛び立ったTu-26バックファイヤーの2個編隊が輸送船団を襲った。カナダ海軍のフリゲート艦「クーテナイ」が大破し、輸送船団の大半もミサイルの餌食となった。
北海道近海で哨戒任務についていた海上自衛隊第1護衛隊群もバジャーによる連続攻撃を受けて旗艦「しらね」が沈没。損害続出で連合軍首脳に早くも暗雲が漂う。
私の指揮下の輸送船団も無事ではなかった。カムチャッカ半島やウラジオストック周辺から飛び立ったTu-26バックファイヤーの2個編隊が輸送船団を襲った。カナダ海軍のフリゲート艦「クーテナイ」が大破し、輸送船団の大半もミサイルの餌食となった。
ソ連軍の猛攻は続く。今度は潜水艦が巡航ミサイル多数を三沢基地に向けて発射した。数発が着弾。三沢基地は瞬く間に機能を失う。南シナ海ではタンゴ型ディーゼル潜の攻撃を受けて日本タンカーが沈没。太平洋では新鋭マイク型原潜「シドロフ提督」の魚雷攻撃を受けてフリゲート艦「サミュエル・ロバーツ」が大破した。
連合軍の反撃は空母「ミッドウェー」の艦載機とグアムを発進するB-52爆撃機による共同攻撃によって行われた。ハープーンミサイルを搭載したA-6イントルーダーがミサイルを放つ。超低空を這ってきた対艦ミサイルの1発がウダロイ級対潜駆逐艦「トリブツ提督」に命中。同艦は大破した。

第1ターン終了時の状況
第2Turn(第1日目午後)
ゲーム開始時の楽観的な予測は、第1Turnの攻防によって完全に消しとんだ。「ミッドウェー」機動部隊はたった1隻のソ連原潜「シドロフ提督」によって恐慌状態に陥った。何としても先手を取って「シドロフ提督」を撃破したい。そんな連合軍側の思いが通じたのか、なんとか連合軍が先攻を取る。次は先制攻撃で「シドロフ提督」を撃破したい。「ミッドウェー」機動部隊から、駆逐艦「オルデンドルフ」、フリゲート艦「ハリーバートン」、そして「ミッドウェー」搭載のヘリ部隊が共同で「シドロフ提督」を追う。しかし深深度潜航能力を持つ「シドロフ提督」は米軍の攻撃を間一髪の所で回避した(ダイス目が1つだけ足りなかった)。米軍の攻撃を回避した「シドロフ提督」は65式長距離魚雷を米機動部隊に対して放った。その1発が遂に空母「ミッドウェー」の航跡を捉えた。命中。爆発。「ミッドウェー」は重大な損傷を被り、その航空作戦能力を大きく殺がれた。
「ミッドウェー」が殺られたのはとにかく痛い。集中魚雷攻撃でもミッドウェーが殺られる確率は20%に過ぎないのだが、繰り返し攻撃されるといつか出るかも、という恐怖がある。マイク型潜水艦に代表されるソ連高速原潜と65式長距離魚雷の恐ろしさを改めて感じた。
日本本土近海でも激しい戦いが続いている。
先ほどの攻撃で旗艦「しらね」を失った海自第1護衛隊群は再び空海からの集中攻撃を受けた。生き残った4隻の護衛艦は、あるいは航空機が発射するミサイル攻撃によって、あるいは潜水艦からの魚雷攻撃によって、1隻、また1隻と海の藻屑となっていった。結局このターン終了時までに第1護衛隊群は完全に壊滅した。
先ほどの攻撃で旗艦「しらね」を失った海自第1護衛隊群は再び空海からの集中攻撃を受けた。生き残った4隻の護衛艦は、あるいは航空機が発射するミサイル攻撃によって、あるいは潜水艦からの魚雷攻撃によって、1隻、また1隻と海の藻屑となっていった。結局このターン終了時までに第1護衛隊群は完全に壊滅した。
日本本土では三沢基地が激しい攻撃を受けていた。沿海州を発進したSu-24「フェンサー」、MiG-31「フォックスハウンド」その他からなる攻撃編隊は、三沢基地に止めを刺すべく襲いかかってきたが、これはなんとか対空砲火で撃退した。しかし引き続いて飛来してきたソ連巡航ミサイルに対して、対抗する術を持たない三沢基地は成す術もなく壊滅した。
連合軍の戦果は、先ほどの攻撃で大破したソ連駆逐艦「トリブツ提督」を撃沈したのみ。ただカムラン方面だけは順調で、「カールビンソン」機動部隊が友軍潜水艦と共同でカムラン湾周辺のソ連軍基地及び艦艇を一掃しつつあった。


第3Turn(第1日目夜間)
勢いに乗るソ連軍は攻撃の矛先を韓国へ向けてきた。韓国中部の烏山空軍基地がまずソ連機の爆撃機により壊滅した。さらにその西方の群山基地はソ連潜水艦の巡航ミサイル攻撃により壊滅。三沢に続いて極東方面の米軍基地は次々とその機能を失っていく。米軍はオホーツク海方面へ後退していく「ノボロシスク」機動部隊を航空攻撃した。迎撃に上がってきたYak-36をF-18ホーネットが一蹴。イントルーダーやB-52の発射した対艦ミサイルがソブレメヌイ級駆逐艦「ヴィリヤテルヌイ」に命中。同艦は大破した。


と、ここまではあまり良い所のない連合軍。後半戦、果たして反撃の機を得ることができるか。
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