ゲームジャーナルの新作「賤ヶ岳戦役」は期待させてくれる作品である。
賤ヶ岳戦役を扱った作品としては、かつて戦国群雄伝シリーズ「秀吉軍紀」のシナリオ2がそれに相当していたが、他にはない。丁度3年前に出版されたGame Journal#26「秀吉頂上決戦」のシナリオの1つに賤ヶ岳合戦があるが、これは賤ヶ岳周辺の合戦だけを再現した作品であり、賤ヶ岳戦役全てを再現した作品ではなかった。
そういった意味で今回の「賤ヶ岳戦役」は凡そ四半世紀ぶりに出版された賤ヶ岳戦役を扱った作品ということになる。
時に天正11年(1583年)。羽柴秀吉、柴田勝家の両雄が信長の遺産を巡って激突する。
賤ヶ岳戦役を扱った作品としては、かつて戦国群雄伝シリーズ「秀吉軍紀」のシナリオ2がそれに相当していたが、他にはない。丁度3年前に出版されたGame Journal#26「秀吉頂上決戦」のシナリオの1つに賤ヶ岳合戦があるが、これは賤ヶ岳周辺の合戦だけを再現した作品であり、賤ヶ岳戦役全てを再現した作品ではなかった。
そういった意味で今回の「賤ヶ岳戦役」は凡そ四半世紀ぶりに出版された賤ヶ岳戦役を扱った作品ということになる。
時に天正11年(1583年)。羽柴秀吉、柴田勝家の両雄が信長の遺産を巡って激突する。

1-3Turn
秀吉陣営は野戦戦力の主力である羽柴秀吉隊、羽柴秀長隊、三好秀次隊計24戦力が伊勢方面に向かい、神戸、関、亀山の各城郭を攻撃。関を落城させた。
柴田軍は豪雪地帯をかき分けて北近江に進出。多数の落伍兵を出しながらも先鋒佐久間盛政隊8戦力が賤ヶ岳に陣取る中川清秀ら7戦力を強襲した。中川隊は佐久間隊の猛攻に耐えられず後退。賤ヶ岳は佐久間隊が支配した。

4-6Turn
伊勢方面では秀吉、秀長隊が地歩を広げる。亀山、神戸、桑名が陥落。長島にも攻撃をかけていた。情勢の変化をみた池田恒興が羽柴方に立って参戦した。
柴田隊は湖北方面で攻勢を強める。伊吹山麓に陣取る蒲生氏郷隊4戦力に対し、柴田勝家本隊8戦力が強襲。未だ豪雪地帯強行軍の傷はまだ癒えていない柴田隊であったが、抜群の実力を発揮。蒲生隊に反撃の隙を与えずにこれを追い落とした。
勢いに乗る柴田勢は、柴田勝家、佐久間盛政計16戦力が長浜を守る堀秀政隊6戦力を強襲した。大損害を受けた堀隊は後退するしかなかった。

7-9Turn
柴田隊の進撃は長浜城によって止められた。わずか1戦力の守備兵が柴田勢の前に立ちふさがる。柴田勢は圧倒的な兵力で長浜城を陥落させたが、その間伊勢方面では長島が陥落してしまう。情勢の変化を受けて前田利家が不穏な動きを見せる。柴田勝家は前田利家に使者を送り、説得に当たった(戦意高揚)。
10-12Turn
本城(長島)を失った滝川一益隊に対して秀吉、秀長の羽柴兄弟が襲いかかった。時を同じくして長浜近郊に布陣する柴田勝家本体を堀秀政、蒲生氏郷らの諸隊が復仇の念に燃えて襲いかかる。柴田勝家本隊はほうほうの体で撤退したが、関ヶ原で包囲された滝川一益隊はそうはいかなかった。滝川隊は文字通り壊滅、この時点で勝利条件を満たした羽柴方の勝利によりゲームは終了した。感想
最初のプレイだったので拙い点はあったと思います。柴田方最大の失敗は長島を落とされたことと滝川一益が野外に引きずり出されたことでしょう。羽柴方にとって伊勢方面の城郭は貴重なVP源となりますが、柴田側としては伊勢方面で羽柴方をけん制しつつ、弱体な滝川、神戸両陣営が撃破されることを避けねばなりません。逆に羽柴方は長島、岐阜を除く伊勢の諸城6個所を支配し、滝川または神戸を撃破すれば自動的に勝利が転がり込んでくるので、柴田方としては柴田本隊を上手く使って羽柴方の意図を妨害したい所です。ルールブックを読んでいて疑問に感じた点です。
(1)11.3(3)項の攻撃時の修正「丘陵から平地を攻撃する際の+1修正」「河川ヘクスサイドを越えて攻撃する場合の攻撃力半減」は反撃時にも適用されるのか。-->適用されるという解釈でプレイした。
(1)11.3(3)項の攻撃時の修正「丘陵から平地を攻撃する際の+1修正」「河川ヘクスサイドを越えて攻撃する場合の攻撃力半減」は反撃時にも適用されるのか。-->適用されるという解釈でプレイした。








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