
「7th Fleet」は、米Victory Games社が1987年に発売を開始した現在海戦を扱ったシミュレーションゲームです。
本作は「Fleetシリーズ」と名付けられた一連のシリーズ物の第3作目にあたります。昨年暮れに「5th Fleet」の紹介記事を本ブログで掲載しましたが、フリートシリーズの概要についてはそちらを参照して下さい。
本作は「Fleetシリーズ」と名付けられた一連のシリーズ物の第3作目にあたります。昨年暮れに「5th Fleet」の紹介記事を本ブログで掲載しましたが、フリートシリーズの概要についてはそちらを参照して下さい。
この度「7th Fleet」のキャンペーンシナリオをプレイする機会を得ました。参加者は私を含めて3名。私はソ連およびその同盟国を担当しました。選んだシナリオはシナリオ12「日本侵攻」。シナリオの詳細はこちらを参照して下さい。その他の設定は以下の通りです。
・季節:7-8月(夏季)
・ゲームの長さ:Medium
・準備レベル:Low
・ゲームの長さ:Medium
・準備レベル:Low
セットアップ
「7th Fleet」のキャンペーンシナリオでは、セットアップが予め指定されている「固定セットアップ」ユニットと、ある程度の自由配置が認められている「フリーセットアップ」ユニットの2種類がある。フリーセットアップといってもそれなりの制約があるので完全フリーという訳にはいかないが・・・。ともあれ、ここで焦点になるのは、連合軍唯一の空母機動群である空母「ミッドウェー」打撃グループの配置と、ソ連側最強のノヴォロシスク打撃グループの配置、そしてオスカー型原潜「ボルシャネヴァ」の配置である。中でもノヴォロシスク打撃グループは軽空母「ノヴォロシスク」、打撃巡洋艦「リガ」(キーロフ級)を含むソ連側最強の海上打撃部隊で、その活躍如何がソ連側にとって勝利の鍵となる。結局連合軍はCVG-Mを北西太平洋に配置。北西大西洋から北海道を目指す海兵隊輸送船団の護衛に任ずることになった。一方ソ連側は、ノヴォロシスク打撃グループを南千島周辺に配置し、太平洋から日本本土に向かうシーレーンに圧力を加える。また原潜「ボルシャネヴァ」は三陸沖約600海里の海中に配置。ミッドウェー空母打撃群の動きをけん制する一方、巡航ミサイルで日本周辺の航空基地に狙いをつけた。

セットアップ時の状況
第1Turn(1日目午前)
先に動いたのは連合軍であった。海中に潜む米原潜「ニューヨークシティ」から次々と巡航ミサイルが発射される。その数発がユジノサハリンスク基地(ヘクス0716)の滑走路に命中。航空基地は一時的に機能を失った。同じく南シナ海を航行中の米原潜「サンファン」からも巡航ミサイルが発射され、ベトナム-カムラン湾のソ連側航空基地もまた一時的に機能を失った。追い打ちをかける連合軍は、グアム島に展開するB52爆撃隊も投入。在比米空軍のF4「ファントム」戦闘機の援護を受けたB52がカムラン湾のソ連側航空基地にさらにもう1撃を加えた。
ソ連側は直ちに対応行動を開始。ナホトカ近郊に潜む移動式発射台からSS-22短距離弾道弾を北海道千歳基地に向けて発射した。弾頭部に強力な毒ガスを仕込んだ凶悪なSS-22は千歳基地周辺に次々と着弾。予期せぬ毒ガス攻撃によりパニックに陥った航空自衛隊千歳基地は、瞬く間に基地機能を失った。
引き続いてソ連側は巡航ミサイル搭載の原潜で千歳、三沢両基地に巡航ミサイル攻撃を実施。それが尽く成功し、千歳、三沢基地はさらなる打撃を受けた。
引き続いてソ連側は巡航ミサイル搭載の原潜で千歳、三沢両基地に巡航ミサイル攻撃を実施。それが尽く成功し、千歳、三沢基地はさらなる打撃を受けた。
海上においてもソ連側は反撃を行う。まずノヴォロシスク打撃グループに所属する「ノヴォロシスク」「リガ」「ヴィッセ・アドミラル・ドロズド」(クレスタ1型)の3隻が200海里以上の大遠距離から10発以上の対艦ミサイルを発射した。狙われたのは津軽海峡沖を警備中の海上自衛隊第1護衛隊群所属の護衛艦5隻。ミサイルの1発が護衛艦「さわゆき」に命中。「さわゆき」は瞬く間に轟沈した。
沖縄近海ではソ連原潜「クデルキン」(ヴィクター1型)が対潜行動中の米フリゲート艦4隻を急襲。魚雷攻撃により1隻を撃沈し、さらにもう1隻にも重大な損傷を与えた。
連合軍は在韓米空軍のF4、F15、F16等を使ってウスリースク(ヘクス0226)基地に航空攻撃を仕掛けてきた。しかしソ連側はこれに対して対空砲火で応戦。数機を撃墜し、残りを撃退。見事に攻撃を阻止した。


第1ターン終了時の状況。今回は巡航ミサイルの成功率が高く、千歳基地に2打撃、三沢基地に1打撃を与えることができた。これは期待以上の戦果であった。
第2Turn(1日目午後)
ウスリースクに対して在韓米空軍のF15、F16、F4の混成編隊が攻撃を仕掛けてきた。MiG-31「フォックスハウンド」の編隊が迎撃したが、F15によって返り撃ちに会う。今まで奮戦していたウスリースク対空部隊も遂に米軍機の突破を許し、ウスリースク基地は1打撃を受けた。一方、ベトナムのニャンチャン(ヘクス0377)航空基地に対しては米空軍のB52とF4の混成編隊が飛来したが、ベトナム空軍のMiG21が奮戦し、米編隊に大損害を与えてこれを撃退した。
朝鮮半島では北朝鮮空軍が大奮戦。旧式のil-28「ビークル」が米韓両軍の共同迎撃網を突破。米空軍烏山基地(ヘクス0337)に1打撃を与えた。さらにSS-22ミサイルが追い打ちをかけ、トドメはソ連極東空軍のTu-26、Su-24の共同攻撃。烏山基地はF15、F4戦闘機部隊と共に壊滅した。
潜水艦部隊も負けていない。前ターン千歳基地に巡航ミサイルを命中させた原潜「ボルシャネヴァ」が、今度は三沢基地に向けて巡航ミサイルを発射。損害を増加させた。沖縄近海で行動中のヴィクター型原潜「クデルキン」は先ほどのターンに続いて米フリゲート艦2隻を撃沈した。
連合軍は主に水上艦による対潜掃討作戦を実施。ソ連最強のマイク型原潜「アドミラル・シドロフ」が米フリゲート艦の攻撃により中破し、日本海では旧式ディーゼル潜が連合軍対潜部隊の攻撃により撃沈された。


第2ターン終了時の状況。韓国烏山基地を壊滅させたのは予定外の僥倖であった。また本文中では触れなかったが、北朝鮮の旧式ディーゼル潜水艦が韓国軍のミサイル艇とコルベット艦の小艦隊をステップロスさせていた。
第3Turn(1日目夜半)
初日が終わろうとしている。折角千歳、三沢の2基地に打撃を与えたので、なんとか壊滅に追い込みたい。千歳基地に対してはソ連軍基地航空兵力を結集して爆撃を敢行。千歳基地を壊滅に追い込んだ。沖縄近海では原潜「クデルキン」がさらに1隻の米フリゲート艦を撃沈。「クデルキン」はたった1隻でノックス級フリゲート艦4隻の艦隊を全滅させたことになる。
オスカー型「ボルシャネヴァ」も対艦ミサイルでミッドウェー空母打撃群を攻撃。ペリー級フリゲートの1隻を撃沈した。
連合軍は北朝鮮及びウラジオストック周辺に空爆を仕掛けてきた。北朝鮮上空では、在韓米空軍のF15、F16と韓国空軍のF16、F4の戦爆連合を北朝鮮空軍のMiG21、MiG23が迎え撃つ。性能では劣る北鮮機であったが、在韓米軍のF15半数を叩き落とす活躍を見せ、見事に連合軍機を撃退した。
グアム島からはるばる飛来してきたB52が航空自衛隊のF15に援護されてウスリースク上空に飛来してきた。それをソ連空軍MiG25が迎え撃つ。MiG25は性能で勝るF15相手に奮戦。これを見事に撃退した。


第3ターン終了時の状況。千歳、烏山壊滅、三沢基地使用不能は大収穫。マイク型新鋭原潜損傷は痛かったが、フリゲート艦にダメージを与えたのは大きい。ミッドウェー空母打撃群の対潜防御を裸にしたいが、さてさてどうしたものか。
第4Turn(2日目午前)
開戦2日目。このターンは政治イベントの発生、増援の登場等がある。政治イベントはなし。増援はダイス目振るわずウラジオストックに大型対潜艦4隻が登場してきたのみだった。「増援がこない。党本部は何を考えているんだ・・・」
ミッドウェー空母打撃群のフリゲート艦3隻が空母から離れた。防空圏の外にいる。絶好のチャンス。カムチャッカ半島や沿海州の基地からTu-26、Tu-16の編隊が対艦ミサイルを抱えて発進。遠く敵艦隊を求めて洋上を飛ぶ。
ソ連長距離爆撃機の攻撃は奏功し、ミサイル攻撃によりペリー級フリゲート艦3隻を撃沈した。
ソ連長距離爆撃機の攻撃は奏功し、ミサイル攻撃によりペリー級フリゲート艦3隻を撃沈した。


Tu-26のミサイル攻撃によって撃沈された米海軍フリゲート艦「サミュエル・B・ロバーツ」(FFG-58)。ペリー級に属する本艦は、対空、対潜能力に優れ、優秀な汎用護衛艦であった。ペリー級フリゲート艦は、赤軍潜水艦部隊にとっては非常に嫌な相手であり、如何にして排除するかはソ連軍にとって重要な課題であった。
米本土から沖縄嘉手納基地に飛来してきたF111の編隊が北朝鮮攻撃に加わった。在韓米空軍、在日米空軍、航空自衛隊、そして韓国空軍も加わって圧倒的な連合軍航空部隊が北朝鮮に殺到する。北朝鮮空軍の奮戦むなしく北朝鮮各基地は次々と被弾。その能力を失っていった。
カムラン湾でも米旧型原潜「デース」(SSN-607)が大暴れ。ソ連駆逐艦2隻が撃沈破された。
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