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Carriers at Warは米Matrix Games社から発売されているPC用空母戦ゲームです。
今回、Carriers at Warでミッドウェー海戦をプレイしました。私は米軍を担当し、日本軍はA/Iが担当します。
Carriers at Warについて詳しくは-->こちら


6月5日

翌6月5日。0540に敵発見報告が届いた。場所はミッドウェー北西海域。戦力は戦艦又は重巡2、その他1。これが本隊なのかどうかはわからない。艦隊は速度を25ノットに上げて西へ向かう。新たな情報を待ちながら・・・・。

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0605、待ちに待った報告が届いた。敵空母発見。その位置は先に見つけた敵水上部隊のほぼ真後ろである。我が空母部隊との距離は約300海里。少し遠いが間合いを詰めて攻撃を仕掛ければ良い。我々はこの敵艦隊に対して「タスクフォース・ベイカー」のコードネームを与えた。艦隊速度を33ノットの全力運転としつつ私は叫んだ。
「攻撃、攻撃、全機発進せよ」

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0655、ミッドウェーが空襲を受けたという報告が入った。それは良い。問題はその直後に入った別の報告だ。
「敵空母見ゆ。敵兵力は空母5、戦艦又は重巡3、駆逐艦6、位置はミッドウェー西方250海里」
えーっ、第2の空母部隊がいたのか?。先に発見したTFベイカーは空母5、駆逐艦15からなる艦隊だという報告が届いている。編成から見て敵の本隊はこちらに間違いないと思っていたが、別の報告が入ると混乱する。この新たな発見情報はTFチャーリーと名付けられた。
私は悩んだ。
そして決断した。
「予定通りTFベイカーを攻撃する。直ちに攻撃隊発進せよ」
サイは投げられた。

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0715、待望の攻撃開始の報が入った。ミッドウェーを発進したB-17飛行隊だ。敵の主力空母「赤城」「加賀」「飛龍」「蒼龍」を含む大機動部隊だ。我々は賭けに勝ったのか?。固唾を飲んで続報を待つ。

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ミッドウェーから発進した攻撃隊からは空母「蒼龍」に命中弾を与えたという報告が入った。取りあえずは朗報だが、それにしても攻撃規模を考えれば戦果は寂しい。後は空母艦載機の戦果に期待するしかないが、その空母艦載機はようやく発進したばかりだ。
その頃、空母部隊の前衛に展開していた我が巡洋艦部隊が日本機の攻撃を受けた。2機の急降下爆撃機による奇襲攻撃であったが、幸い被害はなかった。

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前衛艦隊が日本機の大空襲を受けた。重巡「ペンサコラ」「ヴィンセンス」、駆逐艦「カニンガム」「エールウィン」「マーレイ」等が命中弾の受け、相当な被害が出たという。「ペンサコラ」と「ヴィンセンス」は恐らく助かるまい。悲しいことだが日本機が前衛艦隊に吸収されていることは有難い。前衛艦隊の諸君、必ず仇は取って見せる。

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待望の攻撃報告が入ったのはその直後のことであった。3隻の米空母を発進した攻撃隊が日本機動部隊を捉えたのだ。次々と襲いかかる急降下爆撃機。報告によれば「赤城」「加賀」「蒼龍」の3艦に命中弾を与え、「加賀」「蒼龍」は恐らく大破又は沈没とのこと。日本空母戦力を半減させたのは大きかったが、まだ敵は全滅した訳ではない。攻撃、攻撃あるのみだ。

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1200頃にミッドウェーから発進した攻撃隊が日本機動部隊を攻撃した。報告によれば「加賀」は既に沈み、「蒼龍」も姿が見えないという。彼らは「赤城」に3発の命中弾を与えてこれを撃沈したと報告してきた。残るは「飛龍」1隻のみか?。
午後に入って帰還してきた攻撃隊から第2次攻撃隊が編成された。かき集めたSBD艦爆約30機。当初の保有機数の4割以下である。2日間に渡って繰り広げられた航空戦は、米空母航空団に多大な出血を強いていた。

攻撃隊は夕刻に入る頃、日本空母を捉えた。急降下爆撃機が最後に残った「飛龍」に対して急降下爆撃を繰り返したが、「飛龍」は巧みな操艦でこれを回避、1発の命中弾を与えることもできなかった。

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攻撃隊は日暮れまでに空母に帰還してきた。決戦2日目は終わった。我々は日本艦隊が誇る艦隊空母4隻のうち2隻を撃沈、1隻にも大損害を与えて列外に去らしめた。残る敵空母は「飛龍」のみ。我々の方は前衛巡洋艦隊に大損害を被ったが、空母部隊は無傷である。艦載機についてもまだ180機が残っているので十分に戦える。空母を失った日本艦隊に追撃をかけるのは今だ。艦隊は速度を18ノットに下げつつ、ミッドウェー北北西海域に向けて針路を取った。

明日は追撃戦だ。


ミッドウェー海戦第1部:知略と驕慢 ミッドウェー海戦第2部:運命の日 Midway Inquest: Why the Japanese Lost the Battle of Midway Shattered Sword ミッドウェー 日本空母戦史