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図説、21世紀のアメリカ海軍-新型空母と海上基地

河津幸英 アリアドネ企画

河津氏といえば、「湾岸戦争大戦車戦」(上下)、「湾岸戦争データファイル」等といった湾岸戦争ものが面白い。その流れで河津氏が将来の米海軍についてどのような評価を下したかについて知りたくなって本書を手にとってみた。
結論から書けば「あまり面白くない」。
確かにシーパワー21の基本的な概念やシーベース、シーシールド、シーストライクといった概念、それを具現化する各種兵器の説明は平凡だが正鵠を射ている。ただその説明内容が「米海軍の広報そのもの」といった感が強く、筆者の独自性が感じられない。極端な話、US NavyのWebページをそのまま訳出しした感じすら受けてしまう。もう少し筆者の独自性を見たかっただけに、その点は些か残念だ。

お奨め度★★★