天王山と言えば、本能寺の変の直後、天下の覇権を巡って羽柴秀吉と明智光秀が戦った古戦場です。
名前は有名な天王山なのですが、果たしてどんな山なのか。
8月のとある日曜日に早速登ってみました。
名前は有名な天王山なのですが、果たしてどんな山なのか。
8月のとある日曜日に早速登ってみました。
JR山科駅を出て踏切を渡ると、そこが天王山の登山口です。宝積寺と呼ばれるお寺に続く参道を上がっていきます。宝積寺といえば、天王山の合戦の後、羽柴秀吉が兵站基地として使用していたお寺だそうです。どんなものかと期待して登ってみましたが、思ったよりも立派なお寺でした。
宝積寺を過ぎると本格的な登山道に差し掛かります。とはいっても標高わずか270mの小山ですから大したことはありません。登っていく途中で天王山の戦いや羽柴秀吉、明智光秀にまつわる説明を書いた看板がそこかしこにありました。
歩いて30分と少しで天王山の山頂に到着。山頂といっても平になっていて休憩場所のような所があるだけでした。やや拍子抜けした感じです。
そこからさらに奥の方まで歩こうかな、とも思ったのですが、あんまり面白くなさそうだし、取りあえず目的は達成したので下山を開始しました。帰りは途中展望台のような所に寄り道し、眼下の景観を楽しみました。眼下には東海道新幹線、名神高速道路、東海道本線、阪急電車、国道171号線等が狭い場所にひしめく合うように走っており、そこへ京滋バイパスが入ってくる。対岸には京阪電車と旧国道1号線が走っていて、天王山が今も昔も交通の要所であったことを教えてくれました。
山崎駅に戻ってきたのは午前8時頃。実質1時間強の短い山旅で、登山というよりはとレーニングといった方が良さそうな山歩きでした。まあ夏からの本格登山に備えて、手頃なウォーミングアップになったのではないかな、と、勝手に思っています。