「史上最大の侵略」は、かの「ウルトラセブン」のストーリーを追うシミュレーションゲームで、オリジナルのシミュレーションゲームで、ゲームマーケット等のイベントで入手できます。詳しくは、こちらのサイトを参照して下さい。
今回「史上最大の侵略」のキャンペーンシナリオに挑戦しました。下名は地球防衛軍(TDF)を担当します。地球防衛軍といっても、その戦力は隊員6名と数種類の特殊兵器のみ。最近入隊した何やや挙動不審の風来坊に期待しましょう。
プレイの展開
詳しい展開は覚えていません。最初の1~2話あたりに最大の見せ場があり、危うく地球を侵略者の手に委ねる危機を迎えたのですが、その時はウルトラセブンと警備隊の勇敢な戦いによって危機を切り抜けました。その後は比較的順当に推移し、星人を早期発見した後は警備隊の攻撃のよって弱体化し、警備隊で仕留め損ねた星人をセブンがトドメを刺すというパターンでキルスコアを増やしていきます。ペタン星人やガッツ星人といった厄介な宇宙人も、ワイドショットの一撃が命中するとか、警備隊のミサイルが当たりまくるとかいった幸運にも助けられて何とか切り抜けました。弱体化した星人に対してダンがセブンに変身してトドメを刺そうとしたら、横にソガ隊員が立っていて危うくウルトラアイを隠すというシーンも一度ならずありました。
「おい、ダン、お前、何やってんだ」的な・・・
その時はカプセル怪獣のお世話になって時間稼ぎ。最後はセブンがトドメを刺しました(なんでウルトラアイは使えないのに、カプセル怪獣は使えるんだ、という突っ込みはまあ置いておいて・・・)。
結局3時間ほどプレイして39体の侵略星人を撃破。あと6星人撃破すれば全話完遂といった所で残念ながら時間切れ。ちなみにセブンのエネルギーは41ポイント残っていたので、もしプレイを継続していた場合、今後はワイドショットの大盤振る舞いになるでしょう。次回プレイする時は是非コンプリートしてみたいです。
今回撃破した星人の皆さん。南無ー。
感想
「あの作品」に思い入れのある人にとっては面白い作品だと思います。逆に「あの作品」にあまり思い入れがないと、やや退屈に感じるかもしれません。ちなみに私は前者ですので、本作は十分に楽しめました。本作で「上手いな」と感じる点は、警備隊隊員のキャラ設定です。偵察力と戦闘力だけで差別化しているのですが(勿論モロボシ・ダンは特殊能力を持っています)、その設定が絶妙です。例えば平時(星人が侵略行動を顕在化させていない状態)では、ダン、アンヌといった偵察力に優れた隊員が重宝となり、逆に有事(星人が侵略行動を活性化させた状態)では、フルハシ、ソガといった戦闘力に優れた隊員(暴力担当)が主力となります。平時はポインターでパトロールするダンとアンヌ、有事はホーク1号で出動するフルハシ、ソガ、ダン(ダンは弱体化した星人にトドメを刺す)、という図式はまさに原作そのもの。他にも普段はあまり戦力にはならないが、時々秘密兵器を持ち出して貢献するアマギ隊員とか、ゲストキャラながら決戦の際には貴重な増援兵力となるクラタ隊長とか、画面を賑わす参謀たちとか(個人的にはボガード参謀が居ないのが寂しい)、原作のギミックがテンコ盛りです。原作に萌えた人なら、めり込むこと間違いなしの良作です。
おまけ
本作をプレイしていると、セブンが3種類の武器のうちどれを使うかを迷うことがあります。遊び半分に等比級数の考え方を用いて一番効率の良い武器を調べてみました。
結果は下記の通りです。
・星人の戦闘力が1~5の場合、エメリウム光線がベスト
・星人の戦闘力が6以上の場合、ワイドショットがベスト
これによればアイスラッガーの出番はありませんね(笑)。
ただ上記の結果はあくまでもエネルギー効率だけを考えた場合で、星人を倒すまでに要する時間は考慮していません。星人を倒すまでに要する時間を考慮した場合、戦闘力5の星人にエメリウム光線を使うのはリスクが大きいです。脅威の大きさに応じて使用する武器を決めるのがベストでしょう。(戦闘力3又は4以上ならアイスラッガーの方がリスクを低減できそうに思います)