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前回、「ソロモン夜襲戦」シナリオ7のテストプレイについて紹介しましたが、調整があと一歩の状態だったので、細部を再調整した上で、テストプレイにチャレンジしました。ちなみにリアルマップは今回は不採用でございます。

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1Turn

前回と同様、日本側水雷戦隊は二手に分かれて両側から米艦隊を魚雷網で包み込もうとする。
一方の米艦隊。前回とは逆に右側、つまり敵側に舵を切り、敵の真ん中を突っ切る構えだ。死中に活を求めると言った所か。
今回米艦隊の砲火は冴え渡り、至近距離に迫った第3水雷戦隊(軽巡1、駆逐艦3)を猛射した。戦艦「ワシントン」の16インチ主砲弾2発が軽巡「川内」に命中。「川内」が中破。速度が低下する。
駆逐艦「浦波」には戦艦「サウスダコタ」の主砲弾1発が命中。沈没の恐れこそなかったものの、巨大な16インチ砲弾は「浦波」の戦闘力の過半を奪った。
駆逐艦「敷波」は「ワシントン」「サウスダコタ」の副砲による射撃を受けている。5インチ砲弾4発が命中。「敷波」は大破し、戦闘力を失う。
駆逐艦「綾波」は米駆逐艦4隻の集中射撃を浴びる。5インチ砲弾2発が命中し、「綾波」は小破。それでも「綾波」は魚雷9本の発射に成功した。第3水雷戦隊の雷撃戦闘は僅か5分で終了する。

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2Turn

「綾波」の放った魚雷9本のうち1本が米駆逐艦「グウィン」に命中した。「グウィン」轟沈。日本艦隊が一矢を報いた。
続いて第10戦隊(軽巡「長良」、駆逐艦4)が北から米艦隊に迫る。魚雷回避により隊形を崩された米艦隊であったが、主砲で懸命に応戦する。軽巡「長良」に「サウスダコタ」の放った16インチ砲弾2発が命中する。「長良」は大破。瞬時に戦闘能力を失う。

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3Turn

駆逐艦「白雪」の放った魚雷1本が米駆逐艦「プレストン」に命中した。「プレストン」轟沈する。
日本駆逐艦5隻が健気にも米戦艦2隻に対して主砲で攻撃を試みる。ダビデとゴリアテの死闘。しかし小さな駆逐艦群が小さな奇跡を起こした。駆逐艦の放った5インチ砲弾が「ワシントン」「サウスダコタ」の主砲射撃指揮装置に命中したのだ。一時的にせよ米戦艦の砲力が衰える。
「サウスダコタ」が砲側照準で主砲による反撃を実施。軽巡「長良」に1弾が命中。「長良」を海底に引きずりこんだ。

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4Turn

射撃指揮装置の修理を急ぎながら日本艦隊との距離の離隔を図る米戦艦2隻。それを日本駆逐艦5隻が追う。ダビデとゴリアテの死闘はなおも続く。

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5Turn

米艦隊前衛の駆逐艦2隻が日本軍第3水雷戦隊の残存部隊を捕捉した。双方の砲弾が飛び交う中、米駆逐艦2隻は計16本をMk-15魚雷を発射する。

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6Turn

米駆逐艦が放った魚雷1本が軽巡「川内」に命中した。「川内」が大破。さらに米駆逐艦2隻の砲火が「川内」に降り注ぎ、「川内」は沈没していった。
このTurn、射撃指揮装置の修理を終えた米戦艦2隻が、再び猛威を振い始めた。「ワシントン」がレーダー照準射撃で駆逐艦「照月」を砲撃した。16インチ砲弾1発が「照月」を直撃。誘爆を起こした「照月」。轟沈する他なし。
駆逐艦「浦波」は「サウスダコタ」の主砲射撃を受けた。1発の主砲弾が命中。こちらも轟沈する。

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7Turn

北方から日本軍主力部隊(戦艦1、重巡2、駆逐艦1)が接近してきた。レーダーで日本主力艦隊の接近を察知した米戦艦群は、その主砲を日本主力艦隊に向ける。「ワシントン」の主砲弾2発が重巡「愛宕」に命中した。しかしいずれも急所を外していたため、「愛宕」は小破しただけ。なおも戦闘可能な状態であった。

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8Turn

なおも接近する日本艦隊は、遂にその視界内に米新鋭戦艦群を捉えた。重巡「愛宕」の探照灯が海を舐め、「ワシントン」のシルエットを浮かびあがらせた。しかし探照灯照射に怒ったのか、米戦艦2隻の砲火は凄まじかった。「愛宕」には計4発の16インチ砲弾が命中。たまらず「愛宕」は沈没する。

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9Turn

「愛宕」の沈没によってシナリオの勝利条件的には既に決着がついているのだが、このまま終わるのもつまらない。もう少し推移を見たいと思う。
日本艦隊と米艦隊は並行砲戦に入った。重巡「高雄」の探照灯が海を舐め、米新鋭戦艦の姿を光の中に捉えた。「霧島」「高雄」「朝雲」の3艦が主砲、副砲で米戦艦「ワシントン」に集中砲火を浴びせた。14インチ砲弾1発、6インチ砲弾2発、5インチ砲弾2発が「ワシントン」に命中した。重装甲を誇る米新鋭戦艦にとって、この程度の被弾は大したことはなかったが、1つだけ誤算があった。「霧島」の放った1発の6インチ砲弾が「ワシントン」の艦橋に命中したのだ。「ワシントン」は指揮系統を破壊され、一時的にせよ戦闘力を失った。
米戦艦2隻も反撃し、「霧島」に2発の16インチ砲弾を命中させたが、「霧島」を沈黙させるには至らなかった。
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10Turn

被弾した「ワシントン」は非敵側に逃れようとする。それを追う「霧島」「高雄」が主砲で攻撃する。3発の14インチ砲弾が「ワシントン」に命中。「ワシントン」の傷を深めて行くが、致命傷には程遠い。
一方、敵の攻撃目標とはならなかった「サウスダコタ」が主砲で「霧島」を砲撃した。16インチ砲弾3発が「霧島」に命中した。「霧島」は中破し、戦闘力の過半を失った。

11Turn

「霧島」は左に旋回して避退を開始する。それを追う米艦隊は一列縦陣になる。双方の主砲弾が発射されるが、、共に命中弾はなかった。駆逐艦「朝雲」が魚雷8本を発射した。

12Turn

「朝雲」の放った魚雷1本が「サウスダコタ」に命中した。しかし奇跡的に「サウスダコタ」の損傷は軽微だった。
「霧島」に「サウスダコタ」が発射した16インチ砲弾3発が命中した。累積命中数が8発に達した「霧島」は耐え切れずに沈没した。日本軍は最後のチャンスに全てを賭ける。重巡「高雄」が8本の93式酸素魚雷を放った。

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13Turn

「サウスダコタ」に2発目の魚雷が命中する。しかし何たることか。魚雷はまたもや急所を外し、「サウスダコタ」は何事もなかったかのように航行を続けている。

この段階で勝機のなくなった日本軍が投了。ゲームは終了する。

結果

日本軍の損害

沈没:戦艦「霧島」、重巡「愛宕」、軽巡「長良」「川内」、駆逐艦「照月」「敷波」
大破:駆逐艦「浦波」「綾波」
小破:駆逐艦「朝雲」

連合軍の損害

沈没:駆逐艦「グウィン」「プレストン」
小破:戦艦「ワシントン」「サウスダコタ」

感想

今回も日本側の敗北に終わったが、今回は運の要素が強いと思う。
日本軍の魚雷がもう少し早い時期に命中を得られていれば、展開が変わってきたことも十分想像できる。
あと少しだけ調整しとこう。

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