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ソフィアゲームクラブにて最近マイブームになっているGame Journal#47「激闘!スターリングラード電撃戦」。
またもやプレイしました。今回もソ連軍を担当しました。
以下はソ連軍側から見た記録です。

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1Turn(6月)

イメージ 16独軍が最初のボーナスで第6軍を選択したのが特徴的。その後にヴォロネシ方面軍が出たので全軍後退させたが、4PzAがその直後に出てヴォロネシに向けて大いに前進する。先のヴォロネシ方面軍移動時に司令部を後退させることを怠ったため、司令部が敵中に残される危機に陥った。

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2Turn(7月前半)

イメージ 15ヴォロネシ方面軍の司令部は危うくドイツ軍による捕捉を免れてドン川(Don.R)後方に撤退成功した。一息つくソ連軍。ドン川沿いに防衛線を引きたい所だが、ヴォロネシ北方についてはドン川沿いに部隊が展開できていない。そこから独軍が渡河してくるのが厄介だ。案の定独軍はヴォロネシ北方でドン川を渡河。北からヴォロネシに迫ってくる。

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3Turn(7月後半)

ヴォロネシ西方に展開するドイツ第4装甲軍と第6軍の間隙に反撃を指向すべく装甲兵力を集中せしめた。しかしその刹那、ドイツ第1装甲軍がMillerovo(1419)付近から突破してきて、ドン回廊を突進する構えだ。独軍が北方に攻勢を集中する構えを見せたため、それに対応する形でソ連軍も北方に兵力を集中したが、その分南方が手薄になり戦線が危うくなる。

イメージ 17ドン回廊の危機にも関わらず、否、だからこそ一層反撃を行わなければならない。
反撃を機会を伺っていたソ連軍は、遂にその刃をヴォロネシ西方に向けた。
戦車軍団(4-3-6)3個と親衛歩兵師団(3-4)1個をつぎ込んでドイツ第4装甲軍と同第6軍の間隙で包囲攻撃を実施。ドイツ軍歩兵師団1個を撃破し、敵戦線に突破口を穿つに成功した。
この作戦の目的は、戦略的効果を狙ったというよりは進撃中のドイツ第1、第4装甲軍の背後を脅威することにより、これら装甲軍の進撃をストップさせることであった。しかしドイツ軍に動揺はなく、第4装甲軍は背面の脅威に適切な対処を行いつつ主力は進撃を続行する。

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結局第4装甲師団は要域ヴォロネシをこのTurnに陥落させてしまう。さらにドン回廊を進む第1装甲軍は、ソ連側守備兵力の少なさを良い事に無人の野を進むが如く前進してくる。

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4Turn(8月前半)

ソ連軍によるヴォロネシ西方の反撃作戦は、なおも継続されている。このTurn、包囲攻撃により独軍歩兵師団(3-5)1個を葬った。しかしドイツ軍はヴォロネシ西方における我が軍の反撃に脅威を感じたのか、あるいは我が野戦軍撃破の好機と見たのかは不明だが、それまで前進を続けていた第4装甲軍が反転してきて北側から、また第4装甲軍を追随する形になっている第6軍が南東から攻めあがってきた。ドン川西岸に展開中のソ連反撃部隊(戦車軍団5個を含む)は2正面から締め上げられる形になる。さらにドン回廊を進撃中のドイツ第1装甲軍も、その進路を東から北へ変じ、ソ連側反撃部隊を南側から締め上げる。

イメージ 18ドイツ軍の包囲攻撃は猛烈を極め、狭い地域に閉じ込められたソ連軍反撃部隊は次々と撃破されていった。
結局Turn終了時にドン川西方に突出していたソ連軍部隊のうち その殆どが壊滅するという惨憺たる敗北を喫した。機動反撃の主役ともいうべき戦車軍団も4個以上を失い、それは南部戦線にソ連軍が投入していた戦車軍団の約半数を占めるという貴重な機動打撃兵力であった。この損害は痛かった。

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ドイツ側装甲部隊が去ったドン回廊では、その兵力はドン回廊でも装甲部隊を引き抜かれた歩兵だけになった第17軍がドン川周辺でソ連軍歩兵師団を包囲殲滅。3個師団以上が撃破され、ドン回廊は「ノーマンズランド」に近い状態となってしまふ。

このTurnはソ連軍にとって「暗黒の8月」になった。

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5Turn(8月後半)

ドイツ軍はヴォロネシ正面から装甲兵力を引き抜き、ドン回廊にその装甲兵力主力を向けてきた。主力というよりもほぼ装甲兵力の全力投入といって良い。
やばい。
ドン回廊は手薄だ。
急いで守備兵力をスターリングラード正面に回すが、果たして間に合うか・・・。

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6Turn(9月)

ドン回廊にシフトしていたドイツ第4装甲軍がいきなりチットを2回連続で引いてきた。カラチ付近の大鉄橋でドン川を渡河したドイツ装甲部隊は、そのままスターリングラードに突進し、スターリングラード市街地の北半分を占領した。
ソ連軍は南西方面軍をシフトさせてスターリングラード方面に転進せしめる。なけなしの戦車軍団(4-3-6)5個と親衛歩兵(3-4)を引き連れて。

イメージ 19しかし手遅れだった。第4装甲軍に引き続いて活性化した第1装甲軍がスターリングラード市街地南半分に突進。守備体勢の整わない陣地帯をドイツ装甲師団4個が強襲。スターリングラード市街地全域がドイツ軍の支配下に落ちた。

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7Turn(10月)

イメージ 20ソ連軍が反撃に転じた。
まず動いたのはロストフ南方。コーカサスへの入口といった平原地域を反撃の基点とし、現在ドイツ軍の包囲下のロストフを救出すべく戦車1個軍団をつぎ込んでの反撃戦である。この反撃でドイツ歩兵師団1個に損害を与えたものの、戦果は必ずしも大きくなかった。
そしてこのTurn、ドイツ軍の猛攻によりロストフは陥落する。救出が間に合わず、ドイツ第17軍の攻撃を受けた結果だった。

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イメージ 21一方スターリングラード方面では久々の大戦果をあげた。虎の子戦車4個軍団を投入した攻撃でドイツ軍第14装甲師団(8-4-10)を包囲殲滅。装甲師団撃破の大戦果に沸くSTAVKAなのであった。
さすがのドイツ軍もスターリングラード方面に出てきているのは装甲部隊のみで、側面を守る歩兵戦力の不足は明らかだ。反撃の機は熟した。精鋭戦車軍団を中心とする反撃部隊は、ルーマニア軍歩兵が守る戦線左翼側面に向けて反撃の準備を進めていた。

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8Turn(11月)

時は今。今でしょ。

イメージ 22STAVKA自らが陣頭指揮に立ち、さらに南西方面軍司令部、南方方面軍司令部と2個の方面軍司令部をつぎ込むソ連軍の反撃は凄まじい。スターリングラードのすぐ西側では、ドイツ軍戦線の後方を浸透したソ連戦車軍団が要域カラチに接近。スターリングラードへ向かう鉄道連絡線を脅威した。
さらにその西方では、ルーマニア軍を撃破したソ連戦車軍団が鉄道線に向けて南下し、数ヶ所で鉄道線上に達した。スターリングラードに向かう補給線が遮断されたのである。
ドイツ軍は直ちに反撃に転じた。スターリングラード周辺で拘束されていた装甲部隊をカラチ方面への反撃に向け、さらにドン回廊で鉄道線上に陣取るソ連軍を排除すべく装甲2個師団がさらに西へ向かう。
恐れていた事態。しかし素早く反応するドイツ軍であったが、時既に遅し。前線で戦う装甲部隊に補給切れの影響が少しずつ出始めていた。ソ連軍の反撃もまた強力であった。如何に強力なドイツ軍装甲部隊であっても、度重なる損耗や兵力転出、戦線拡大等によって往年の力は既にない。鉄道線上に陣取るソ連軍を排除することは不可能であった。
残された道は唯一つ。スターリングラードからの撤退である。・・・・

今回の記録はここで終わりとしたい。その後ドイツ軍は、スターリングラードからベルリンに至る2年以上にも及ぶ過酷な撤退戦を経験することになるが、それはまた別のお話である。

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感想

今回で3回目のソ連軍である。今回もベストプレイとはいえず、色々とミスを犯してしまった。
何度かプレイしてみて、やはりドイツ軍が難しいと感じている。特に補給に関するルールが厳しいため、鉄道沿いに進みざるを得ない点、ドイツ軍の進撃パターンを固定化し、ソ連軍の守りをやりやすくしている。
とはいえ、今回感じたことだが、司令部を集中した時のドイツ軍の恐ろしさや、戦線を縦横に駆け回るドイツ軍機械化部隊の脅威を肌で感じることもできた。

まだまだ研究し甲斐のある作品と言えよう。

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