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燧ヶ岳登山から戻ってきたその日の午後。会津若松で時間が余ったので、折よく入線してきた「SLばんえつ物語」に乗ってみました。「SLばんえつ物語」は、磐越西線を経由して新潟と会津若松を往復するイベント列車です。JR東日本が15年前から続けているイベント列車で、主に土曜日や休日に運転されています。
今回の目的は時間つぶしなので、取りあえずSLに乗って行ける所まで行き、その日のうちに会津若松に戻ってくるプランを立てました。イベント列車なので当然全車指定席なのですが、幸いまだ席があったようで、会津若松駅で指定席をゲットできました。乗車券は勿論青春18切符です。

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このSL列車。まず感心したのが機関車の向き。この種のイベントSLは行きはちゃんと前向きに運転していても、帰りは後ろ向き運転になることが多いです。SL用のターンテーブルが使えない場所が多くなってきているのでやむを得ないとは思いますが、ちと寂しい。その点この「SLばんえつ物語」は帰りもちゃんと機関車が前向き運転なのがすごい。会津若松駅にターンテーブルが残っていたのでしょうか・・・。

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編成は7両で、グリーン車、共通スペース、展望車両、車内販売コーナー等があります。磐越西線というローカル線に7両編成というのはなかなか豪快で、ある意味「贅沢な」列車と言えます。私は車販コーナーで駅弁を購入。「新潟村上牛しぐれ」という弁当です。牛肉を贅沢に使った一品でした。

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車窓風景は、緑の田畑あり、広大な阿賀野川の流れありといった感じで、飽きません。元々この路線は車窓景色の良さには定評があり、JR東日本がその点に目をつけてイベント列車を走らせるのも頷けます。

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ちなみに私は途中の咲花という駅までSL列車に乗り、そこから会津若松行きに乗り換えて会津若松に戻りました。往復の所要時間は5時間弱。18切符1回分+座席指定券1回分+諸経費でイベント列車、車窓風景、そして駅弁を堪能できたので、個人的には大満足です。

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