
今回、「箱館湾海戦」をソロプレイしてみた。シナリオは最後の「箱館湾海戦」。新政府軍は「甲鉄」以下5艦、旧幕府軍は「回天」以下3艦が登場する。海上兵力では新政府軍有利だが、旧幕府軍には強力弁天台場が登場するのでバランスは微妙な所だ。取りあえずはプレイしてみよう。

1-3 Turn

先に砲火を開いたのは新政府海軍で、「甲鉄」「春日」が共同で「回天」を狙う。新政府海軍の射撃は「回天」に損害こそ与えられなかったものの、「回天」を混乱状態に陥れた。しかしその直後に共和国海軍の「回復」が出て「回天」はあっさり回復した。対する旧幕府海軍は3艦共同で「春日」を狙ったが、有効打はなかった。

4-5Turn

新政府海軍は弁天台場に損害を与えておかないと勝利条件上負けになってしまう。弁天台場は火力5、装甲値2となかなか手強い存在なので、損害を与えるのは容易ではない。

6-7 Turn

次いで「回天」と弁天台場は接近中の新政府軍艦「甲鉄」を狙ったが、こちらは「甲鉄」の重装甲に阻まれて戦果はなかった。その後旧幕府海軍は3度連続で「甲鉄」にダイス5個の最大攻撃を加えたが、「甲鉄」の重装甲はそのいずれもに耐えた。

8Turn

この時点で勝利を諦めた新政府海軍は投了。箱館湾海戦は旧幕府海軍の勝利に終わった。

感想

プレイ時間は記録をつけながらでも1時間強。フルTurn(14Turn)プレイしても多分2時間程度で終えられるだろう。ルールはシンプルでわかりやすく、好ゲームだと感じた。
「上手い」と思ったのは、砲撃チットと「右舷砲撃」と「左舷砲撃」に分けている点。これは単に当時の舷側火器搭載艦の特性を再現しただけのルールかもしれないが、このルールのために陣形の重要性が再現されている。つまり不用意に陣形をバラしてしまうと、砲撃フェイズがバラバラになってしまう危険があり、その場合火力集中に支障を来す。本ゲームの砲戦システムはある程度火力を集中しないと効果が出難いシステムになっており、特に新政府軍の「甲鉄」は生半可な砲撃では全く効かない。そのあたりと良くマッチした砲戦システムと言えよう。
「上手い」と思ったのは、砲撃チットと「右舷砲撃」と「左舷砲撃」に分けている点。これは単に当時の舷側火器搭載艦の特性を再現しただけのルールかもしれないが、このルールのために陣形の重要性が再現されている。つまり不用意に陣形をバラしてしまうと、砲撃フェイズがバラバラになってしまう危険があり、その場合火力集中に支障を来す。本ゲームの砲戦システムはある程度火力を集中しないと効果が出難いシステムになっており、特に新政府軍の「甲鉄」は生半可な砲撃では全く効かない。そのあたりと良くマッチした砲戦システムと言えよう。