18切符をあと2日分残しておきながら、誤って切符ごと洗濯してしまい、格安旅行の計画がパーになってしまった私。しゃあないので究極の格安旅行を計画しました。

名付けて「180円で関東1周旅行」

大都市近郊区間という制度を利用した格安旅行です。
下の図は東京近郊の大都市近郊区間です。この区間内であれば、経路に関わらず最短距離で運賃を計算してくれるという有難い制度です。
もちろんだからといって1日中電車に乗っていて良い訳ではありません。
途中で改札を出ることは勿論不可ですが、それ以外に同じ経路を2度以上乗車することは禁止です。例えば東京から横浜へ行く際、
(1) 東京-(中央線)->八王子-(横浜線/相模線)->茅ヶ崎-(東海道本線)->横浜は○
(2) 東京-(東海道本線)->小田原-(東海道本線)->横浜は×

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今回、私が採用した経路は、以下の通りです。朝0600頃出発し、戻ってきたのは1700頃。所要時間は約11時間でした。

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前半(茅ヶ崎-->小山)

茅ヶ崎から小山までを相模線、横浜線、八高線、上越線、両毛線経由で移動しました。所要時間は約6時間でした。
この路線は、最初の八王子までは工場や住宅地が立ち並ぶ比較的平凡な景観ですが、橋本近くで丹沢の山々が近くに見えて少し旅の気分になります。
八王子から高麗川までの八高線は横田基地の近くを通るぐらい。高麗川から先は大都市近郊区間唯一の非電化区間でディーゼル車両が走っています。この路線は景観も良く、旅気分が盛り上がります。途中小川町や寄居で東武線等との乗り換えもあり、面白いです。
高崎からは上越線、両毛線経由で小山へ。この路線は前橋の市街地や渡良瀬川、赤城山の景観等、前半戦で屈指の観光路線です。

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後半(小山-->藤沢)

小山には12時頃に到着。丁度昼飯頃だったので駅のBeck's Coffeeで昼食をとりました。駅ナカでファーストフードを食べられるのは嬉しい。駅弁が売っていなかったのが少し寂しいですが・・・。
小山は東北本線と新幹線の他、高崎方面へ向かう両毛線と水戸方面へ向かう水戸線が交差している交通の要域です。ここからの旅は水戸線、常磐線経由で友部から上野に戻り、東京に出て東海道本線を南下。出発地に戻るというものです。実の所、例えば我孫子から成田線に入り、成田、千葉経由で総武線又は京葉線経由で戻るというコースもあります。こちらならより長い時間旅が楽しめたはずですが、今回は割愛しました。

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水戸線の景観です。水戸線といえば、普段殆ど利用する機会のない路線であり、しかも付近に有名な観光地が少ないため観光路線としてもあまり知られていません。しかし今回乗ってみると、意外と日本風の田園風景が多いことに驚きました。「大和駅」とか「羽黒駅」とかいう面白い駅名の駅もありました。

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感想

格安旅行の割には楽しめました。改札から出られないのは心苦しいですが、格安旅行だけに仕方がありません。好きな本を片手に冷房の効いた部屋(電車の中)で、移り行く景色を見ながら1日を過ごすのも悪くはありません。
機会があれば、お試しあれ。