無謀かもしれないが、GMT社の大型現代戦ゲーム"Next War Korea"の上級ルールシナリオに挑戦してみた。選んだシナリオは16.2.3 Tactical Surpriseである。以下はそのレポートである。
前回の展開 --> こちら
3Turn
Weather Phase
曇り(Overcast)。使用できる空輸ポイントが半減される。また全天候能力を持たない航空機は能力が半減(切り捨て)される。元々1火力ぐらいしか持たない北朝鮮空軍の旧式機は、軒並み飛行能力を失っていった。Initiative Phase
国連による停戦勧告はなし。先のTurnに北朝鮮軍がイニシアティブVPの獲得に失敗した。従ってこのTurnは「競合Turn」になる。競合Turn(Contested Turn)とは、両軍とも移動、戦闘の機会が1回になる。従って地上の活動が鈍くなる。
Air/Naval Phase

2nd Special Operations Forces Phase

しかし結果は惨憺たるものだった。早期警戒網を再び機能不全に陥れた以外は全ての任務が失敗に終わった。その一方で投入した特殊部隊の75%にあたる6部隊が戻らなかったのである。

1st Strike Phase

ワイルドウィーゼルの攻撃で早期警戒網は最低レベルまで落ち込んだ。そのため引き続いて突っ込んできたF-15E/Kの編隊は完全な奇襲に成功した。「ストライクイーグル」はスタンドオフ兵器を使用。最初に侵入した韓国空軍機は大外れだったが、続いて侵入した米空軍機がSAM部隊に2打撃を与えた。
連合軍阻止攻撃部隊は2ヶ所で阻止攻撃に成功した。
連合軍阻止攻撃部隊は2ヶ所で阻止攻撃に成功した。


S/AR24.6は重要である。ここでは「探知されない場合の対空射撃は攻撃終了後に行われる」とある。このことはすなわち、未探知の場合は殆ど抵抗を受けずに打撃任務が行えることを意味しているからだ。 同じくS/AR24.6.2も忘れがちだが有益である。特に連合軍にとっては有益で、北朝鮮国内の濃密な対空砲火網に突っ込む際に大きな安心材料になる。つまり探知されなければ、恐怖の「3火力対空砲火」を浴びなくても良いのだ。
Basic Movement and Combat Phase
前線に動きはない。西部戦線では北朝鮮軍が僅か1Hexだが前進した。しかし雀の涙程度の戦果でしかない。東部戦線では漢江上流部の水源地帯を北朝鮮軍第1軍団、平壌軍団が突破。左岸地帯に進出した。そして韓国中北部の主要都市チュンチョン(春川 Chuncheon N3820)に向けて前進していく。

Reinforcement and Replacement Phase

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