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ソフィア会に参加しました

6月中旬のソフィア会に参加しました。プレイしたのは下記の2ゲームです。

珊瑚海キャンペーン(CMJ#114)

イメージ 9CMJ#114の付録ゲームです。エリアマップで描かれた南太平洋地域の地図を用いて1942年~43年前半にかけての陸海空立体作戦を描きます。ユニットの規模は大隊から旅団、数隻の艦隊です。航空部隊はユニット化されず、飛行場マーカーとカードによって間接的に表現されています。
特徴的な点としては、本作は毎Turnにマッププレイかカードプレイかのいずれかを選択し、マッププレイの場合はマップ上での移動・戦闘、カードプレイの場合はカードの補充やカードによるプレイを行います。

今回下名は連合軍を担当しました。日本軍が序盤にガダルカナルへ進出してきたので、ポートモレスピーの守りを固めつつガダルカナルに増援部隊を派遣。エスピリッツサントに海兵隊を上陸せしめて飛行場を整備します。ガダルカナルを巡る数次に渡る海空戦の結果、ガダルカナルの日本軍は玉砕し、同島を連合軍が支配しました。
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ガダルカナルを巡る両軍の攻防

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専用の戦闘マップに展開する日米の機動部隊。こういうギミックを使うと雰囲気が盛り上がって良い。

イメージ 8ニューギニア方面でも連合軍がブナに上陸して日本軍を撃破。ブナの支配を固めます。
最終的にはガダルカナルとブナの両拠点を占領した連合軍の勝利に終わりました。プレイ時間はセットアップも含めて2~3時間です。


イメージ 10ゲームシステムはやや特殊で、カードによるロジスティックスとマップでの軍事行動が混然一体と進められます。カードによってロジスティクスを蓄える方法はこの種のキャンペーンゲームとしては優れたアイデアで、時期によってテンポの異なるキャンペーン級のゲームとしては適切な方法だと思いました。一方で作戦行動や戦闘場面は抽象化されており、「恐るべき水雷戦隊」とか「対空砲火を掻い潜って攻撃する艦爆隊」といった状況の再現には向いていません。また細かい点でいえば、
「コレハイッタイナンノしみゅれーしょんデスカ?」
と思える点もあります。

イメージ 11ただ、我々の太平洋戦争に対する過度の思い入れを排して冷静に眺めてみれば「こんなアプローチもありかな」と思いました。超絶傑作とまでは言わないけど、ちょっとやってみようか?、と誘われて、まあやってみても良いかな、と思えるゲームでした。

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海空戦南太平洋1942 ミッドウェー
ちなみに本作はキャンペーンコマンダーシリーズの第2作目とのこと。同シリーズは2014年6月時点で以下の3作が発表されています。

・Road to Stalingrad
・Coral Sea
・Punic Island

BoadGameGeekによれば、いずれも高い評価を得ているので、特にスターリングラード戦については国際通信社で日本語化して欲しい所です。

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Roads to Stalingrad(Photo by BBG)

西部戦線異常なし(GJ#30)


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第1次大戦の西部戦線全般を扱ったキャンペーンゲームです。所謂「強襲システム」を採用。デッキメイキングとコンボによる作戦構築が基本となります。下名はドイツ軍を担当しました。
今回ドイツ軍は序盤の突破で地歩を広げ、その先鋒部隊はセーヌ河の線まで到達しました。対する連合軍はリールから英大陸派遣軍(BEF)が攻勢を、セダンからカンブレーの線からはフランス軍が反撃を行います。第1Turnの電撃突破に引き続いて第2Turn以降は一転して地味な陣地戦になり、両軍とも砲兵、機関銃、そして毒ガスの猛威によって無為に多くの部隊が失われて行きました。
結局そのような展開のままゲーム終盤を迎えたため、VP的に優位を占めたドイツ軍が寄り切って勝利を収めました。このゲーム、連合軍が結構キツイのかな。序盤にドイツ軍が大きく地歩を広げると、それを取り返すのは連合軍にとってかなりの難事だと思われます。

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1918/1919