前回、山科会で大敗を喫して以来の対戦となる「フリードリヒ最大の危機」。今回も前回同様反フリードリヒ側を指揮することになった。
順当に戦えば有利と言われている反フリードリヒ側だが、果たして順当に行くだろうか・・・?
順当に戦えば有利と言われている反フリードリヒ側だが、果たして順当に行くだろうか・・・?

6月

フランス軍はウェストファリア一帯に版図を広げていく。
プロイセン軍はボヘミア侵攻開始。フリードリヒ(★★3)率いる16戦力がプラハの城塞を囲む。

8月


それに対してプロイセン軍はハインリヒ親王(★2)率いる7戦力をベルリンから出撃させてステッテンに向かわせた。スウェーデン軍5戦力とプロイセン軍7戦力の戦い。兵力と指揮能力で勝るプロイセン軍であったが、スウェーデン軍は地形を巧みに利用(森林カードを使用)した。ダイス目の手伝ってスウェーデン軍の圧勝。ハインリヒ親王はほうほうの体で撤退していく。
フランス軍はクレモント(Clermont)将軍(★★1)率いる8戦力がカッセルから東に向かい、プロイセンとの国境付近ロスバッハにまで進撃してきている。
オーストリア軍がモラビアからシレジアに侵攻。オーデル川沿い(要するに右側ルート)に北上し、ナイセ要塞を占領した。プロイセン軍はプラハを攻めるも、プラハはまだ落ちない。冬が近い。
10月
冬を目前前にしてプラハが陥落した。これでプロイセン軍は一息ついた。ロシア軍はダンツィヒからヴィスラ川沿いに南下し、トルン要塞を陥落させていた。
オーストリア軍がロシア軍に呼応してシレジアを制圧したい所だが、ここでチットを引かずにTurn End。ここでTurn Endはちと痛い。


カンバーランド公(★★0)率いる英ハノーファ軍はミンデン要塞を囲む。
8月


シレジアではオーストリア軍がブリング要塞を陥落させ、要域ブレスラウを指呼の元に捉えた。
ロシア軍はバルト海沿岸部を西進し、コルベルグ要塞を占領する。
ロシア軍はバルト海沿岸部を西進し、コルベルグ要塞を占領する。
ロシア軍はバルト海沿岸を進んでステッテンに到着。スウェーデン軍と合流しステッテンの包囲を解囲する。別動隊がポーランド内陸部からオーデル川沿いのキュストリンに進出。同地を無血占領している。
1759年
2月


エアフルトで包囲されたフランス軍は、ブラウンシュバイク公率いる英ハノーファ軍の攻撃を受けて壊滅。フランス軍は一気に12戦力を失う大損害を被る。クレルモン将軍は脱出カードで辛くも戦死を免れる。


4月
バルト海沿岸では、フリードリヒが先に大損害を受けたロシア軍を追う。ステッテンで両者は激突。兵力の過半を失っているロシア軍に勝機はなく、ロシア軍は再び大損害を被り、コルベルク要塞まで後退していく。フリードリヒはスウェーデン軍が籠るステッテン要塞を攻めるが、ステッテンは落ちない。8月
オーストリア軍がシレジア一帯を制圧していく。最後の仕上げにダウン伯率いる16戦力がブレスラウに攻め込んだ。プロイセン軍2戦力がブレスラウに籠るが、2ラウンド続いた攻撃によって遂にブレスラウが陥落する。
10月


1760年
2月

一方ドレスデンから北上したダウン伯率いる8戦力とラウドン(★2)率いる8戦力の計16戦力がベルリンに殺到する。ベルリンを守るレーワルト将軍率いるプロイセン軍はたまらず退却。ダウン伯は騎兵を放って追撃するものの、プロイセン軍も騎兵を使ってこれに対抗し、騎兵の追撃を退けた。
「ベルリン、ライプチヒの陥落」

ベルリン攻防戦。
兵力はほぼ互角。ただしフリードリヒは連絡線遮断のため能力半減。さらにオーストリア軍は戦術カード3枚揃い踏みでフリードリヒの指揮能力に対抗する。ダウン伯、ラウドン率いるオーストリア軍は強かった。湿地に足を取られたフリードリヒ軍は思うように動けない。結局プロイセン軍はベルリン攻防戦い敗退して後退。ここにプロイセン軍の敗北が確定した。


[前回は同じ反プロイセン軍を率いて歴史的大敗を喫したが、今回は順当に勝てた。ロシア軍が普通に動いてくれて、オーストリア軍もフリードリヒとの直接対決を避けることができた(最終局面以外)ために兵力を大きく損耗することはなかった。フランス軍とロシア軍はオーストリア軍程幸運ではなく、いずれもフリードリヒ軍の猛攻によって大損害を被ったが、結果的にはプロイセン軍の時間と兵力の消費を強いたので、必ずしも一方的な敗北ではないだろう。
ゲーム展開としては順当なものだったと思う。反プロイセン軍は、オーストリア、ロシア、フランスを適宜機動させ、フリードリヒに翻弄を強いた。そして戦闘を実施するときは可能な限り自らを防御側とするように努める(反プロイセン軍の戦闘カードは、殆ど防御側のみ使用可能である)。今回はこれらが比較的上手くいった。
あと今回はスウェーデン軍の活躍が目立った。一例を挙げればハミルトン将軍の5~6戦力がステッテンを占領したことであろう。その影響は計り知れない。
あと今回はスウェーデン軍の活躍が目立った。一例を挙げればハミルトン将軍の5~6戦力がステッテンを占領したことであろう。その影響は計り知れない。
いずれにしても面白いゲームである。まだまだ対戦したいゲームの1つである。



