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ソロモン夜襲戦 「ソロモン夜襲戦」とは、私が自作した水上戦闘ゲームです。テーマは太平洋戦争でタイトル通りソロモン海域における夜間戦闘がメインテーマです。1Turnが5分、1Hexが1.5kmに相当し、TurnスケールはHobby/Japanの「IJN/Fleet Battles」に概ね拮抗し、Hexスケールは1.5倍の大きさです。

今回「ソロモン夜襲戦」をYSGAで対戦いただくことになりました。対戦相手はYSGAの中で海戦ゲームにとりわけ造詣の深いSさん。Sさんの厳しい視線に果たして耐えられるかと、緊張の面持ちで臨んだ当日でした。

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シナリオ4「第8艦隊突入す」

状況

日本軍が大勝利を収めたとされる1942年8月の第1次ソロモン海戦を扱ったシナリオです。日本側の戦力は重巡5、軽巡2、駆逐艦1。対する連合軍は重巡5、駆逐艦6。兵力を見ればほぼ互角ですが、日本側重巡のうち4隻は実質的には中型巡洋艦とも言うべき古鷹型、青葉型、また軽巡2隻も3000トンクラスの能力的には大型駆逐艦以下でしかない。最後尾を走る駆逐艦「夕凪」に至っては、1300トンクラスの小型駆逐艦で、こうしてみると個艦性能では日本側がかなり見劣りします。
一方の連合軍は兵力こそ勝っていますが、奇襲を受けたという状況を考慮し、特別ルールによってその移動が大きく制限されています。また兵力が北方部隊と南方部隊に二分されており、各個撃破されやすいような状況になっています。

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海戦

イメージ 8史実通りまず日本艦隊と連合軍南方部隊が交戦します。連合軍南方部隊は、重巡2隻(「キャンベラ」「シカゴ」)と駆逐艦2隻のグループで、戦力的には日本艦隊の半分以下。しかも奇襲ルールによってまともな交戦が出来ない状況。先頭を走る重巡「キャンベラ」は、日本艦隊の集中砲火を浴びて早々に戦闘能力を失います。続行する重巡「シカゴ」には「衣笠」の放った93式酸素魚雷が命中。速力を大きく減ぜられた所へ、続行してきた駆逐艦「夕凪」が止めの大正6年式魚雷6本を発射。そのうちの1本が命中し、「シカゴ」は海の藻屑となりました。

イメージ 6針路を北に変じた日本艦隊は引き続いて連合軍北方部隊と交戦。こちらは重巡3隻、駆逐艦2隻からなる戦闘グループで、兵力的には日本艦隊に劣りますが、3隻の重巡はいずれもニューオーリンズ級の重武装艦。個艦性能では日本重巡に劣るものではありません(雷装がないのが辛い所ですが・・・)。
日本艦隊の砲火によって最後尾の重巡「アストリア」が艦橋付近に被弾。一時的に戦闘力を失います。残った2隻の米重巡が反撃の砲火を日本側の旗艦「鳥海」に砲火を集中。こちらも指揮系統に混乱を来して一時的に戦闘能力を失いました。
その後日本側重巡4隻が計24門の8インチ砲で米重巡「ヴィンセンス」をつるべ撃ち。どの艦が放ったかは忘れましたが、兎に角8インチ砲弾の1発が「ヴィンセンス」の弾薬庫を貫き大爆発。哀れ「ヴィンセンス」は海の藻屑になりました。また艦隊左翼(敵側)を警戒していた駆逐艦「ヘルム」も至近距離から重巡「古鷹」の砲撃を受けて撃沈されてしまいます。
その後「アストリア」「クインシー」は速度をあげて日本艦隊から離隔。この段階で日本軍の達成した勝利得点は137点。勝利条件である150点には届いていない。
そこで日本艦隊は船団襲撃を決意。針路を東に転じて米上陸船団に向かいます。それを知った米艦隊は慌てて反転。劣勢ながらも日本艦隊を追いますが、到底追いつけそうにない状況。
しかし連合軍にはもう1つの部隊が待っていました。重巡「オーストラリア」をはじめとする重巡1、軽巡2、駆逐艦2からなる船団直衛部隊です。彼らは船団へ向かう日本艦隊の右舷前方より出現。距離3000mの至近距離からいきなり砲雷撃を浴びせかけて来ました。米駆逐艦「モンセン」の放った魚雷10本が日本艦隊に殺到。そのうち2本が軽巡「夕張」に命中。「夕張」は轟沈しました。しかし日本艦隊の反撃は物凄く、「オーストラリア」の他、新鋭防空軽巡「サンファン」、軽巡「ホバート」等が次々と被弾。駆逐艦「ブキャナン」はこの砲戦によって撃沈されてしまいます。激しい砲戦を嫌った連合軍艦隊が早々に戦場を離脱し、短時間の激しい砲戦は終了しました。

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結局船団を襲撃を成功させた日本艦隊が252点の勝利得点を獲得。「夕張」の損失による若干の失点がありましたが、VP的には日本艦隊の勝利に終わりました。

両軍の損害

日本軍
沈没:軽巡「夕張」
小破:重巡「鳥海」、軽巡「天龍」

連合軍
沈没:重巡「シカゴ」「ヴィンセンス」、駆逐艦「ヘルム」「ブキャナン」
中破:重巡「キャンベラ」、駆逐艦「バークレー」
小破:重巡「アストリア」

感想

船団襲撃ルールと東方部隊の増援部隊ルールは不要かな?。これがないと勝利条件的に日本側が厳しくなりますが、状況的には日本側が一方的に楽しめるシナリオなので、勝利条件的には今のままで良いかも・・・。


シナリオ5「スコット隊の挑戦」

状況

このシナリオは1942年10月におけるサボ島沖海戦を扱ったものです。史実においてはレーダーを駆使した新しい戦術によって米艦隊が夜間水上戦闘において初めて勝利を収めた戦いだと言われています。
日本側の戦力は重巡3、駆逐艦2。対する米艦隊は重巡2、軽巡2、駆逐艦5。この数値だけを見れば両者の戦闘力に大きな差はないようにも思えますが、実際には日本側の重巡は例によって古鷹型、青葉型のやや劣勢な艦であるのに対し、米艦隊の軽巡はいずれも6インチ砲15門を搭載したブルックリン級の強武装艦。駆逐艦がやや弱武装であるブリストル級(5インチ砲x4、発射管5)というのがやや気になる所ですが、単純に比較したら米艦隊の優位は揺るがない所です。
このシナリオで下名は連合軍を担当しました。これまで連敗中のデザイナー(私のことです)。ここで一度ぐらい勝っておきたい所です。

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海戦

イメージ 7今回は米側の奇襲効果を表現するルールは使用しない、所謂「強襲」バージョンでプレイしました。
SGレーダーを装備した米艦隊。しかしこの時期、レーダーの射撃精度はまだまだ甘いので(D10で命中修正-2適用)、米艦隊は吊光弾を使った照明下による有視界砲撃を試みます。ちなみに米艦隊がレーダーのみによる無照明砲撃を初めて成功させたのは、11月の第3次ソロモン海戦の時と言われています。
閑話休題。
照明弾を使って比較的遠距離(10~15km)から射撃戦を仕掛けてくる米艦隊に対し、日本艦隊は成す術がありません。ちなみにルール上は「発砲閃光に対する砲撃」というルールがあるので反撃は可能なのですが、面倒なので説明していませんでした。すんません。まあルールブックには書いてあるし、仮に実施していても大勢には影響はなかったと思うので許して下さい。対戦相手さん。
しかし米艦隊の砲も照明弾が明後日の方向で落着したり、仮に照明に成功しても中距離砲戦なので威力、命中率共やや物足りない状況。最終的に砲撃の累積効果で重巡「衣笠」を撃沈、同「青葉」を小破せしめましたが、勝利条件には及ばず、シナリオ的には日本側の勝利に終わりました。

後で感想戦の際、対戦相手からも言われたのですが、優勢な米艦隊はもっと踏み込んで砲戦すべきでした。日本側の魚雷攻撃能力を恐れてへっぴり腰の砲戦になったのですが、丁字戦法で敵の頭を押さえるぐらいの積極性が必要な場面でしたね。ヘボヘボレーダーをアテにし過ぎたのが敗因です。

両軍の損害

日本軍
沈没:重巡「衣笠」
小破:重巡「青葉」

連合軍:なし

感想

今回は両者とも激しい砲戦がなかったのでシナリオバランスについては不明です。もう少しやり込んでバランス調整する必要があるかもしれません。


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