イメージ 1

日田彦山線は、北九州の小倉と大分の日田を結ぶ全長約70kmのローカル線です。ローカル線とはいっても、途中に絶景がある訳ではなく、温泉等の観光資源も余りない路線です。観光特急を走らせることに熱心なJR九州も、この日田彦山線には興味が湧かないらしく、この路線に観光特急はありません。そのせいか、個人的には何故か惹かれるものがあり、一度全線乗ってみたいと思っていました。

イメージ 3


初春のある日、午後の小倉駅に降り立った私は、1318小倉発の日田彦山線経由日田行きに乗りました。旧式ディーゼルカー2両編成の車内はそこそこ混んでいましたが、昼過ぎという時間帯もあり、立ち客が出る程でもありません。
列車は北九州市内の住宅地を通り抜けた後、しばらく走ると田園地帯に入っていきます。
田川後藤寺が途中の主要駅なので、そこで大幅な乗り降りがあった後、列車はさらに山間部に入っていきます。
イメージ 2


英彦山登山口である英彦山付近が一番山深い場所。そこからは日田に向けて下っていくだけ。途中に見える棚田が綺麗でした。

イメージ 4

イメージ 5


夜明という名の風情のある駅で九大線と合流。終点日田に着いたのは1515頃でした。約2時間に渡る日田彦山線鈍行旅行。これといって見所があった訳ではありませんが、こんな鉄旅も良いかな、と思わせてくれる旅でした。

イメージ 6

イメージ 7


イメージ 8
日田駅で次の列車を待っていると、JR九州自慢の寝台特急「七つ星」が入線してきました。やっぱりカッコ良いです。