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宗谷本線は、北海道中部の旭川と最北端の稚内を結ぶ全長約260kmの路線です。北海道の中では結構重要度の高そうな路線なのですが、なんせ人の少ない場所を走るので、列車本数はかなり少なめ。沿線最大の都市、名寄までなら1時間に1本程度の運転本数があるのですが、名寄以北は本数が極端に少なく、特急列車3本を含めても1日6~8本。2時間に1本程度という密度の低さです。

その宗谷本線に乗りました。

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旭川1111発の快速「なよろ1号」に乗り出発。快速といいながら、退役寸前の旧式ディーゼルカー1両編成。しかしローカル線の旅は旧式車両が似合う。名寄までの風景は、旭川近郊の都市区間を除けば。概ね北海道らしい広大な牧草地域が広がる。青空であれば、絶景だ。

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名寄で昼食を取った後、1415発の稚内行きに乗る。こちらも旧式ディーゼルカー1両編成。そもそも宗谷本線では、一部の特急列車を除けば全て旧式ディーゼルカーしか走っていない路線なのだ。名寄から先は天塩川に沿った景観となる。この時お奨めなのは稚内に向けて進行方向左側の窓際席。天塩川が殆どその方向で流れているので、景観的に断然こちらの方が良い。

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音威子府から天塩中川までは山岳景観が続くが、そこから先はサロベツ原野の雄大な風景が広がる。天気が良ければ海を隔てた利尻岳が雄大な姿を見せてくれるが、今回は天候に恵まれず、利尻岳の姿を見ることはなかった。

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約7時間の旅を終えて稚内の2つ手前にある抜海駅に着いたのは1830頃であった。今回は都合によりこの抜海で下車。しかしこの抜海駅もローカル線の風情漂う良い駅であった。

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