これまで何度か報告している新版Ukraine'43。今回は3人戦でドイツ軍を担当することになった。シナリオは当然キャンペーンである。
1Turn(43/08/03-07)






北方では、ティーガー重戦車装備の第503重戦車大隊([3]-2-5)が出撃し、敵中に孤立した第255歩兵師団を救出、収容する。

2Turn(43/08/08-12)
ドンバス正面では、戦線を突破したソ連軍が、ドネツク・アムウローシイウカ(Donetska-Amvrosiyevka 5528)付近のドイツ軍を2個所に渡って攻撃した。しかしこれらの攻撃は悉く失敗、ドイツ軍は戦線をがっちり保持している。
ヴォロネシ方面軍正面では、戦線左翼を守るドイツ軍第68歩兵師団(5-7-4)がソ連軍の包囲攻撃を受けて殲滅される。その一方でドイツ軍は装甲兵力を結集して戦線先端部で突破を図るソ連軍第1戦車軍を攻撃した。攻撃自体は成功したものの、ソ連軍が断固たる防御に成功し、ドイツ軍の反撃は封じられた。

3Turn(43/08/13-17)
南方ではソ連軍の先鋒がドンバスの中核部に達しようとしていた。ドンバス東部の工業都市マキイフカ(Makeyevka 5326)に対してソ連軍は先制の3-1攻撃を仕掛ける。ドイツ軍は死守に成功し、マキイフカは陥落を免れた。北方では、要域ベルゴルドが陥落する。この時点でソ連軍のVPは4点である。
それに対してドイツ軍装甲部隊はソ連第1戦車軍を再び包囲攻撃する。今度は攻撃に成功してソ連軍第1戦車軍は後退。ドイツ軍装甲部隊も危機を脱して後方に戦線を再構成した。
それに対してドイツ軍装甲部隊はソ連第1戦車軍を再び包囲攻撃する。今度は攻撃に成功してソ連軍第1戦車軍は後退。ドイツ軍装甲部隊も危機を脱して後方に戦線を再構成した。



4Turn(43/08/18-22)
ソ連軍先鋒がハリコフ(Kharkov 4213)に取り付く。ドイツ軍は態勢を整えるべく、ハリコフ西方に戦線を引くが、ソ連軍はそれを撃破し。ハリコフ西方からの接近路を封鎖した。


5Turn(43/08/23-27)


6Turn(43/08/28-31)
引続いてドイツ軍の反撃はドンバス方面でも開始された。GD師団を中核とする装甲4個師団、その他を主力とするドイツ軍がスターリノ~マリウポリ(Mariupol 5133)間を突破してきたソ連軍に対して強烈な反撃を指向したのである。攻勢の主力である第3打撃軍は撃破されて後退。その両翼を守る歩兵2個軍団が猛攻を受けて壊滅した。

しかしドイツ軍もすぐに反撃に転じる。クレメンチュークに対しては、装甲師団1個が突撃砲の支援を受けてソ連戦車旅団(2-2-6)を攻撃。これを撃破してクレメンチュークを奪回した。またブロバルィーに対しては、増援で到着したドイツ軍第8騎兵師団(5-6-6)が奪回作戦を実施。ソ連軍戦車旅団を撃破してブロベルィーを奪回した。

7Turn(43/09/01-05)
ハリコフ方面では、態勢を立て直したソ連軍が、戦車2個軍を中心としてハリコフに対して包囲攻撃を仕掛けてきた。激しい攻撃であったが、ハリコフ守備隊はその猛攻に耐えてハリコフを死守し続ける。
ドンバス方面では、GD師団を中心とするドイツ軍が反撃を継続しているが、今回はドイツ軍の攻撃は今ひとつ冴えがない。戦線は大きく動かず、両軍は対峙し続ける。特にドンバス東端のマキイフカとゴロフスカ(Gorlovka 5324)に対しては、ソ連軍が再三に渡る攻撃を繰り返しているも、このドイツ軍はこの両都市をがっちりと守っている。
ドニエプル川河畔では、ドイツ軍はチェルカッシーを奪回した。カニェフ(Kanev 1715)付近の橋頭保にもドイツ軍守備隊が配置され、ドニエプル川の戦線は一応の安定を見た。
8Turn(43/09/06-10)

南方ではドイツ軍GD師団その他がスターリノに対する機動強襲を実施し、これを奪い返さんとした。戦闘比2-1の攻撃そのものは成功したが、スターリノを守るソ連第4親衛機械化歩兵軍団(8-9-6)の抵抗は激しく、ドイツ軍はスターリノの市外で足止めを食うことになった。

結論
ゲームは続く第9Turnまで続いたが、ソ連軍はマキイフカを遂に占領した。ソ連軍が獲得したVPは計13点である。第9TurnにおけるVPのベースラインが11点なので、2点分負けているが、サドンデス食らわない分だけマシであろう。ソ連軍は未だに戦線を維持しているが、これからが正念場。ドニエプル川に向けた長い撤退戦が始まる。
感想
ドイツ軍による序盤の反撃は考えモノである。第2Turnでの反撃は得るものより失うものが多かった。それよりもある程度兵力が整ってから、十分な兵力で反撃すべきであった。第5Turnでのハリコフ西方での反撃、第6Turnでのドンバス南方での反撃は有効であった。これらはいずれも十分な兵力によるを背景にした反撃であり、ソ連軍のキラースタックを無力化できた点が大きかった。
守り方については、スターリノの早期陥落が痛かった。出目に恵まれなかった点があったとはいえ、常に最悪の事態を想定していなかったこちらのミスである。これがなければドンバス方面ももう少し粘れたと思う。
新版Ukraine'43のドイツ軍は難しい。難しいが面白い。やり甲斐がある。機会を見つけて再チャレンジしたい。







