GMT社のUkraine'43の第2版をプレイしてみた。今回はドイツ軍を担当し、2日間にかけてキャンペーンシナリオに挑戦してみた。
1Turn(43/08/03)
ソ連軍はこのTurnドンバス方面では攻撃を実施せず、兵力回復に努めている。そして攻撃はベルゴルド(Belgorod 4409)西のヴォロネシ方面軍とイジウム付近の南西方面軍のみ実施する。スムイ(Sumy 3407)付近ではドイツ軍第75歩兵師団(5-7-4)がソ連軍の猛攻を受けて壊滅。ベルゴルド付近では、やはりドイツ軍第255歩兵師団(5-7-4)が壊滅する。イジウムでは1-1攻撃がドイツ空軍の妨害で1-2までダウンして、攻撃結果はA1。イジウム付近では攻撃が停滞する。ドイツ軍はハリコフ西方で装甲4個師団にティーガー重戦車大隊を投入して反撃をした。6-1攻撃を2回で実施し、戦闘結果D1,DSで2ステップの歩兵を除去した。このTurnの損害は、ソ連軍は歩兵10ステップ+その他2ステップ、ドイツ軍は歩兵6ステップとその他1ステップである。
Turn終了時のVP=1(0)
注:カッコ内の数値はTurn終了時のVP=(である。Turn終了時のVP=(+6以上ならソ連軍のサドンデス勝利、Turn終了時のVP=(-6以下ならドイツ軍の勝利になる。
注:カッコ内の数値はTurn終了時のVP=(である。Turn終了時のVP=(+6以上ならソ連軍のサドンデス勝利、Turn終了時のVP=(-6以下ならドイツ軍の勝利になる。
2Turn(43/08/08)
このTurnからソ連軍はハリコフから南の戦線で攻勢を開始した。まず戦場最南端のミウス川戦線ではソ連軍が低比率攻撃を2箇所で実施。そのうち1箇所で6の目を出して防衛ライン突破に成功した。
その北方、ドネツ川が湾曲しているイジウム突出部に対してソ連軍は総攻撃を実施。1-1の比率から砲兵支援と航空支援で3-1とし、戦線を突破するのに成功した。
そしてハリコフ北部の要域ベルゴルドがソ連軍の高比率攻撃を受けて陥落。同市を守るドイツ第167歩兵師団(5-7-4)は奮戦の後、壊滅する。
そしてハリコフ北部の要域ベルゴルドがソ連軍の高比率攻撃を受けて陥落。同市を守るドイツ第167歩兵師団(5-7-4)は奮戦の後、壊滅する。
Turn終了時のVP=2(1)
3Turn(43/08/12)
ソ連軍は北方に攻撃を集中してきた。3箇所で高比率攻撃を行い、いずれも成功。ドイツ軍は2ステップを失い、2箇所で軽度の包囲に陥る。ドイツ軍は新たに増援で登場してきたドイツ最強のグロスドイッチュランド師団(15-12-7)を反撃に投入。ソ連軍歩兵1ユニットを包囲攻撃で殲滅した。またハリコフ北方に近づくソ連軍に対して装甲2個師団、ティーガー重戦車大隊を投入して反撃。しかし出目は最悪の1。なんとか敵を撃破するには成功したが、貴重なティーガー重戦車大隊が失われてしまう。
イジウム方面では装甲3個師団その他を投入して反撃実施。橋頭保築いていた敵騎兵軍団(5-7-6)を撃破し、イジウム防衛線を取り戻した。
南方では、ドイツ軍の配置ミスにより奇襲占領されたアゾフ海沿岸の都市マリウポリ(Mariupol 5133)に対してドイツ第2SS装甲擲弾兵師団「ダスライヒ」(8-7-7)が反撃。これを奪回していた。
Turn終了時のVP=3(2)
4Turn(43/08/18)
ソ連軍の攻撃はやはり北方に集中している。ハリコフの東方からスムイにかけて3箇所に渡ってソ連軍は高比率攻撃を実施した。一部では装甲部隊は包囲されそうになるが、なんとかダイスに助けられて包囲は免れる。それでもソ連軍はハリコフ東方の陣地帯を撃破し、北方と東方からハリコフを半包囲する態勢に入っていた。ドイツ軍は北方で反撃を実施。スムイの北、ベロポルイ(Belopol'ye 3106)付近では、増援で現れた第4+9装甲師団(9-8-7)を中心とした部隊が反撃実施。ソ連戦線最北端を守る歩兵2個を撃破した。
スムイからハリコフにかけては、GD師団を含む装甲5個師団、歩兵3個師団が2箇所から反撃を実施。ソ連軍第1戦車軍を撃破したのをはじめ、機械化軍団、歩兵軍団合わせて10個前後を一時戦闘不能にした。
南方ではミウス川の戦線を放棄したドイツ軍が後方の工業都市に防衛ラインを敷く。フルスタックで前線を固めるドイツ軍に脅威するソ連軍。
南方ではミウス川の戦線を放棄したドイツ軍が後方の工業都市に防衛ラインを敷く。フルスタックで前線を固めるドイツ軍に脅威するソ連軍。
Turn終了時のVP=3(3)
5Turn(43/08/23)
やはりソ連軍はハリコフ北方、イジウム、そしてスターリノ南方で攻勢を仕掛けてきた。いずれもソ連軍は突破に成功。ドイツ軍は3箇所で反撃するのは無理と判断し、北方ではGD師団他装甲5個師団その他を投入して反撃実施。イジウムは橋頭保を囲む形で戦線を維持。スターリノ南方では第2SS装甲擲弾兵師団と装甲2個師団、歩兵3個師団でSt.Karan付近のソ連軍を攻撃し、3個歩兵軍団を撃破し、ソ連軍を川向こうに追い返した。Turn終了時のVP=3(4)
6Turn(43/08/27)
相変わらずハリコフの攻撃はなし。ハリコフ西方でソ連軍は攻撃を続けている。アルテーミウシク(Artemovsk 5322)が4-1攻撃でDRXを出されて陥落した。陣地を構築途上だっただけに守備兵力を弱体化させた当方の布陣が悔やまれる。
アゾフ海ではマウリポリ北方でソ連軍の攻撃により336D(5-7-4)の防衛ラインが破られる。
ドイツ軍はハリコフへの連絡線の解囲を諦め、ハリコフ南西のクラスノグラード(Krasnograd 3818)付近で大規模な反撃を行う。GD師団、第5SS装甲擲弾兵師団「ヴィーキング」(12-10-7)等、装甲師団5個、歩兵師団2個を投入した攻撃は航空支援もついて6-1に比率となる。攻撃成功を確信したドイツ軍であったが、出目はなんと最悪の"1"。そんな筈では、と、
「マンシュタイン閣下、マンシュタイン閣下、マンシュタイン閣下」
と念仏を3度唱えてダイスを振ったら、やはりダイスは"1"。虎の子GD師団がステップロスしてしまう。さらに5-1の機動強襲で三度"1"の目を出してしまったドイツ軍。15攻撃力を誇り、本ゲーム最強の名をほしいままにしていたGD師団は、攻撃力5の基幹部隊になり下がってしまった。見返りはソ連軍2個スタックの戦闘不能。
アゾフ海沿岸では、復活したティーガー大隊と第2SS装甲擲弾兵師団等、装甲師団3個、歩兵師団2個を投入してマウノポリ北方のソ連軍橋頭保を攻撃した。攻撃の結果、ソ連軍2個スタックを撃破したものの、橋頭保を完全に一掃するには至らなかった。
Turn終了時のVP=3(6)
7Turn(43/09/01)
ソ連軍は初めてハリコフに攻勢を仕掛けてきた。しかもジューコフ効果も初適用である。これまでは自軍の損害を恐れてジューコフシフトを使ってこなかったソ連軍だが、ここで初めて使用してきたのだ。コラムシフトの結果戦闘比は3-1。戦闘結果はDRだが、ハリコフを守る第5SS装甲擲弾兵師団の「断固たる防御」が成功し、ハリコフは守りきった。北方では、コノトプ(Konotop 2609)付近までソ連軍が前進してくる。ドイツ軍は歩兵を後退させて戦線の立て直しを図るが、交戦離脱に失敗したりして、歩兵1個師団が戦線に取り残される。
イジウム付近ではソ連軍は大きな動きはなし。対するドイツ軍は第3SS装甲擲弾兵師団「トーテンコップ」を主力とする装甲4個師団その他による反撃でソ連軍2個スタックを戦闘不能にした。
その南では、ドネツ工業地帯北部のスラヴャンスク(Slavyamsk 5021)をソ連軍が総攻撃。親衛砲兵2個を投入して3-1の比率まで持って行ったソ連軍は戦闘結果DRを得た。ドイツ軍は「断固たる防御」で前線を死守せんとするが、出目に恵まれず死守に失敗。スラヴャンスクはソ連軍の占領する所となった。ソ連軍のVPは4VPになる。
その南、アゾフ海付近では、カルミウス川西岸に橋頭保を築くソ連軍に対し、第2SS装甲擲弾兵師団を主力とする装甲3個師団、騎兵1個師団、その他が機動反撃を実施。ティーガー重戦車大隊の支援もあってソ連軍2個スタックを撃破した。しかしその戦いでドイツの虎の子ティーガー重戦車大隊が撃破されてしまった。先のGD師団の壊滅と合わせて、ドイツ軍は反撃の先鋒となる重戦車大隊を一時的にせよ全て失ってしまう。
Turn終了時の孤立損耗チェックで、ハリコフを守る国防軍歩兵師団が1ステップロスした。精鋭を誇るドイツ軍とはいえ、さすがに都市部で孤立すれば、消耗は免れない。
Turn終了時のVP=4(8)