
世界の傑作機No.169 ヘンシェル Hs129
文林堂
Hs-129は対戦車攻撃に特化した地上攻撃機である。有名なJu-87「スツーカ」に比べると、生産機数で約1/8という少数ながらも、アフリカ戦線や東部戦線では貴重な対戦車攻撃機として奮戦した。本機に相当する機材は、西側連合軍にはなく(強いてあげればタイフーンかな?)、同じドイツのJu-87Gとソ連のシュトルモビークがある程度同じ目的の機材と見なし得る。今日ではA-10「サンダーボルト2」に相当する機体と言えよう。本書はこのHs-129を扱っている。決してメジャーとは言えないHs-129だが、本書ではその開発とサブモデルの説明、実際の戦記、搭乗員達、そして機材細部と、バランスよく描いている。本書を読めば、Hs-129が必ずしも高性能機ではなく、むしろ低性能エンジンを搭載した低性能機であったこと。あるいは機能を特化したために特定任務(対戦車攻撃)での本機の活躍は目覚ましかった等、本機の概要と細部について知ることができよう。
マイナー機が好きな人、アフリカ戦線や独ソ戦に興味がある方にはお奨めしたい。
お奨め度★★★