前回、The U.S. Civil Warのシナリオ1の対人戦を紹介したが、近日中に予定されているキャンペーンシナリオに備えて序盤の動きを把握しておきたいと思い、シナリオ1のソロプレイをVASSALでプレイしてみた。
1Turn(1861年夏1)


その後も北軍は南のアーカンサス州にまで攻め入り、フェイエットビル(Fayetteville 2703)を占領した。南軍プライス将軍はリトルロック(Little Rock 3108)まで後退する。



2Turn(1861年夏2)




3Turn(1861年秋)
サバンナの北軍指揮官にマクドゥウェル(McDoWell 0-1-4★★)将軍が着任してきた。開戦時、北軍の最高司令官だった人物だ。しかしサバンナの北軍はプラスキ要塞(Ft.Pilaski)によって海からの補給を断たれて孤立。そのプラスキ要塞が降伏してようやく海からの補給路を確保した矢先に南軍ボーリガード将軍による猛攻を受けた。戦力比は3:1。塹壕に籠って抵抗する北軍であったが、兵力差は如何ともし難く、北軍は壊滅。マクドゥウェル将軍も負傷して一時的に戦列を去る。
フロリダ半島の反対側、ジャクソンビル(Jacksonville 4837)に待機していた南軍K.スミス(Kerby Smith 1-1-4★★)将軍は直ちに師団規模の兵を率いてタラハシーへ向かったが、北軍の方が一瞬早かった。タラハシーを守る南軍民兵を撃破したパターソン将軍は、そこにがっちりと塹壕を築いて守備態勢を固めている。


しかし南軍の反応は早かった。ポトマック川を挟んで北軍を対峙していた南軍J.ジョンストン(J.Johnston 1-2-4★★★)将軍麾下の軍団規模の部隊が西へ向けて出撃。バーンサイド軍の側面から襲いかかってきたのだ。兵力はほぼ互角だったが、戦闘カードを駆使して襲いかかる南軍の猛攻を前にバーンサイド軍はストラスバーグを放棄。ハーパーズフェリーへ向けて引き返してしまう。




シナリオの規定によってこのTurnで終了となる。この段階で北軍の確保したVPは6点。勝利条件では北軍が7点以上確保する必要があるとなっている。しかし仮にキャンペーンシナリオに当てはめれば、6点は丁度ベースとなるVPなので、実質的には引き分けと言って良いだろう。
感想

序盤の動きについてだが、陸戦関係については概ね掴めたと思う。問題は海戦だが、序盤に南軍の軍艦が単独でいる場合、北軍は積極的に攻勢を仕掛けても良いと思う。特に"Naval"カードを使ってDRM+2をつけるのが効果的だ。
海軍については北軍は、南軍の弱点部を狙って積極的に逆侵攻を仕掛けていきたい。下名はルールを誤解していて「強襲上陸を実施する場合はNavalカードが必要」と思っていたが、上級ルールではその点が変更になり、カードが不要になった。従って序盤、要塞地帯以外を攻撃する場合は、初級ルールよりも海上進攻がやりやすくなった。さらに本作の場合、仮に将軍が退路を断たれて海に追い落とされても、次Turnには自動復活してくれる。だから比較的渡海進攻がやりやすい。逆に南軍の立場から言えば、北軍の渡海進攻を阻むため全ての港湾や海岸線に守備隊を置きたい所だが、やりすぎると今度は正面兵力が足らなくなる。そのあたりのバランス感覚が南軍にとっては難しいと思った。
海軍については北軍は、南軍の弱点部を狙って積極的に逆侵攻を仕掛けていきたい。下名はルールを誤解していて「強襲上陸を実施する場合はNavalカードが必要」と思っていたが、上級ルールではその点が変更になり、カードが不要になった。従って序盤、要塞地帯以外を攻撃する場合は、初級ルールよりも海上進攻がやりやすくなった。さらに本作の場合、仮に将軍が退路を断たれて海に追い落とされても、次Turnには自動復活してくれる。だから比較的渡海進攻がやりやすい。逆に南軍の立場から言えば、北軍の渡海進攻を阻むため全ての港湾や海岸線に守備隊を置きたい所だが、やりすぎると今度は正面兵力が足らなくなる。そのあたりのバランス感覚が南軍にとっては難しいと思った。