熊野古道については、以前に説明したので省略する。その時は、熊野古道のうちほんの一部を歩いただけだったので、GWを利用して中辺路ルートの未踏破部分を歩いてみることにした。
最初に挑戦したのは、近露王子から滝尻王子に至るルートである。本来ならば、中辺路ルートの起点は滝尻王子で、近露王子は中辺路ルートの中間に位置する宿場町と言った所だが、今回は行程の関係上逆ルートで歩くことにした。
最初に挑戦したのは、近露王子から滝尻王子に至るルートである。本来ならば、中辺路ルートの起点は滝尻王子で、近露王子は中辺路ルートの中間に位置する宿場町と言った所だが、今回は行程の関係上逆ルートで歩くことにした。
滝尻王子の駐車場にレンタカーを置き、始発のバスに乗って近露王子へ移動。近露王子についたのは0730頃だった。近露王子自体は何度か車で通過したことがあったが、改めて降り立ってみるとその広大さに驚く。山の真ん中に突然「人が住める所が現れた」。まさにそんな感じだ。天気は快晴。周囲の山々が新緑に包まれて綺麗である。まさに桃源郷に来た思いがする。
最初に向かうのは牛馬童子。1kmも歩かないうちに目的地に到達する。やや高くなった所から見下ろす近露王子の景観が素晴らしい。
そこから一旦高度を下げ、道の駅中辺路近くまで降りた後、再び熊野古道は山の中に入っていく。どんどん高度を上げて眼下に見える日置川が小さくなっていく。一通り登りきった所に休憩所のような場所があり、そこが十丈王子だ。トイレもあり、一休みするには丁度良い。
そこから緩やかなアップダウンの続く山道を小一時間歩くと、目の前にアスファルトの道が現れて人家が見える。そこが高原霧の里。周囲の山々が一望できる景勝地だ。
そこからは再び山道に入り、やはり小一時間歩いた所にあるのが飯盛山である。「いいもりやま」ではなく「めしもりやま」と読むのがいかにも・・・
飯盛山から小一時間で滝尻王子につく。滝尻王子は中辺路ルートの出発点なので熊野古道記念館なるものがある。今回は時間の関係上立ち寄らなかったが、機会があれば立ち寄ってみたい所だ。
今回の行程は歩行距離が約13km。高低差は500~600mぐらいはあったように思う。所要時間は5時間強でコースタイムよりはやや短い。とはいえコースタイムは逆方向で設定されており、標高的にも逆方向の方がきついので、あまり自慢にはならないが・・・。
何はともあれ、熊野古道中辺路ルートの約半分は制覇した。
何はともあれ、熊野古道中辺路ルートの約半分は制覇した。