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前回、The U.S. Civil Warのキャンペーンシナリオを北軍で挑戦してみたが、今度は南軍で挑戦してみることにした。以下はその記録である。


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8Turn(1862年秋)

イメージ 11メンフィス要塞(Memphis 3013)は陥落した。これまでメンフィスを死守していた南軍ブラッグ中将(Bragg 1-1-4★★★)麾下ミシシッピ軍は打撃を受けて後退する。しかしメンフィス攻防戦は北軍にも4SPもの損害を強要したので、痛し粥しである。
大西洋海岸では海岸侵攻してきた北軍が、ノースカロライナ州ビューフォート(Beaufort 3148)港沖を守るメーコン要塞(Ft.Macon)を陥落させる。

北軍の獲得VPは、現在14VP

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9Turn(1863年冬)

イメージ 12西部戦線では、南軍ミシシッピ軍が、ホリースプリングス(Holly Springs 3215)付近でグラント中将(Grant 2-2-5★★★)率いる北軍主力と対峙する。その間、モーガン将軍(Morgan (2)-1-7)とウィーラー将軍(Wheeler (1-2)-7)麾下の騎兵隊が北軍背後に進出。その補給線を遮断する。また南軍の名将「ストーンウォール」ジャクソン少将(Jackson 2-2-5★★)麾下の5SPはナッシュビル(Nashville 2622)方面へ逆侵攻。ナッシュビル、コリンス(Corinth 3118)、クラークスビル(Clarksville 2521)を奪回し、北軍の背後を脅威する。

北軍主力は主力決戦で活路を開くべく、南軍ブラッグ将軍麾下のミシシッピ軍に対して正面攻撃を仕掛ける。17SPと17SPに対決であったが、ダイス目に出目に恵まれた北軍の勝利。南軍ミシシッピ軍は敗退を余儀なくされる。

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別の北軍3SPは、河川移動を利用してアーカンソー州のアーカンソー・ポスト(Arkansas Post 3409)に強襲上陸を敢行。同地を占領し、アーカンソー州の州都リトルロック(Little Rock 3108)脅威を及ぼす。

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北軍の獲得VPは、現在15VP

10Turn(1863年春)

イメージ 13西部戦線では、南軍はフォレスト将軍(Forrest (2-2)-7)麾下の騎兵隊をテネシー州奥地に侵攻させて補給遮断を行う。また勇猛果敢なヴァンドーン中将(Van Dorn 1-0-5★★★)は、騎兵を含む4SPを率いてメンフィスへ逆侵攻。北軍グランド軍の補給線を遮断する。

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イメージ 14東海岸ではポートロアイヤル(4038)に上陸した北軍レイモンド将軍(1-2-4)麾下の6SPがチャールストン(Charleston 3839)を攻撃する。チャールストンは3BPを有する南部州有数の都市である。同地を守るボーリガード少将(Beauregard 1-1-4★★)麾下の5SPがこれと交戦し、辛くも北軍部隊を撃退しチャールストンを死守した。

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イメージ 15テネシー州方面では、北軍ローズクランス中将(Rosecrans 1-1-4★★★)率いる8SPが、ナッシュビルを守る南軍ジャクソン将軍麾下の6SPに対して攻撃を仕掛けた。支援カードつきの攻撃は成功に終わり、ジャクソン軍は撃破されて後退を余儀なくされた。

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現時点でのVPは18点。このまま推移すればゲームはまだまだ続くはずであった。
しかし・・・。

まず大西洋岸地区のサウスカロライナ州では、先にチャールストン攻防戦で名を挙げたボーリガード少将が北軍の支配するブランチビル(Branchville 3637)を攻撃し、同地を奪回していた。

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イメージ 16テネシー州方面では、北軍が一度奪回していたコリンズを南軍ミシシッピ軍が守備隊を撃破して再占領。
そしてトドメは東部戦線。
ロバート.E.リー中将(R.E.Lee 2-2-5★★★)指揮のノーザンバージニア軍がフレデリックスバーグ(Fredericksburg 1946)から長駆出撃してスタントン(Staunton 1942)を攻撃。北軍守備隊を撃破して同地を奪回していた。

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これで北軍の獲得VPは15点となり、サドンデスラインを割り込んだので、南軍の勝利が確定した。


感想

イメージ 17前半5Turn目ぐらいまではむしろ北軍の方が押し気味であり、かなり苦戦を強いられた。特に第4Turnのコロンバス会戦でピンゾロを出して大敗を喫した時と、第3Turnにトランスミシシッピでプライス将軍麾下の部隊が壊滅した時には、かなり悲観的な状況であった。

転機は第5Turnのリー将軍による北部ヴァージニア方面への進攻。第6Turnのリッチモンド攻防戦。そして第7Turnのメンフィス攻防戦であった。特に後の2者は、もし南軍が敗北していれば、そのままズルズル行っていた可能性が大であり、これらの戦闘で勝利したのは僥倖であった。

イメージ 18西部戦線でメンフィスが落ちた後、北軍の南下がストップさせたのは大きかった。それも正面からの戦いではなく、後方線遮断によって北軍の侵攻を止めたのは大きかったと思う。兵力に劣る南軍にとって、北軍と正面切っての戦いは不利である。そういった意味では兵力の損失を最小限にして敵の進撃をストップさせる補給線遮断は南軍の基本戦略になりそうだ。

逆に北軍の立場からいえば、南軍のゲリラ的侵攻を一々相手にしていてはキリがないので、兵力をばら撒いて南軍騎兵の跳梁を止めるとか、あるいは海上や河川輸送を利用して南軍後背地に一気に進攻するといった戦略が必要になりそうである。

いずれにしても今回の勝利は多分に僥倖に助けられた感が強く、細かいミスが多かった点は反省を要する。

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