
VASLである。ASLである。前回のノルマンディ戦とは打って変わって、今度は1945年5月2日という末期戦。既にドイツ本国とベルリンの大半は赤軍の支配する所となり、第11SS義勇装甲擲弾兵師団「ノルトランド」の残存部隊が絶望的な状況の下、最後の突破を行おうとしていた。自らの身を守るために・・・。てな具合でASLのシナリオが始まった。戦争末期のベルリン市街地を舞台とした突破戦である。マップは2枚使うが、それぞれ半分しか使わないので、実質的な面積はマップ1枚分だ。
ソ連軍の兵力は5-2-7分隊が5個と4-4-7分隊が2個。それに2丁の軽機関銃と1丁の対戦車銃、そして指揮官2名だけだ。他に特別なユニットとして正体不明ユニット7個があるが、これはドイツ軍が接敵してくれない限り動けないのであまり役には立たない。ただ、増援で6-2-8親衛隊2個とSU-76M自走砲が3両などが登場するので、それらに期待したい。
対するドイツ軍はSS部隊なので練度が高く、6-5-8分隊が4個、4-4-7分隊が4個、4-3-6分隊が2個、それに3丁の軽機関銃と1基のパンツァーシュレッケ、そして指揮官3名だ。増援はハーフトラックが2両で、81mm迫撃砲搭載型と対空機銃搭載型が1両ずつだ。数はそれほど多くはないが、練度が高い。
下名はソ連軍を担当した。まず初期配置だが、正体不明分隊は左右両側面に配置した。突破系のシナリオでは、盤端を走られるのが一番鬱陶しい。そこで正体不明分隊を両翼に配置して敵の側面からの浸透を抑止することにした。正面から力押しされれば苦しいが、それでも無抵抗な地点を走られるよりは良い。
対するドイツ軍は最前線に全兵力を配置し、突撃の構えを見せてきた。果たしてどうなることやら・・・。

1Turn
先攻はドイツ軍である。斥候を務める2個分隊が石壁を利用してソ連兵の潜む建物に近づいてくる。至近距離にまで引き付けてソ連軍2個分隊が発砲。ドイツの6-5-8分隊1個が混乱した。右翼からはドイツ軍4-3-6分隊が偵察のために接近。至近距離に迫った4-3-6に対して2-2-7分隊が発砲。これを混乱せしめた。
しかしドイツ軍は続々と突入してくる。一部は建物に進入してソ連兵と対峙している。また右翼で奮戦した2-2-7分隊はドイツ軍の前進射撃を受けて潰走。無慈悲なドイツ兵によって虐殺されてしまう。

ソ連軍の増援部隊は、エリート指揮官(9-1)1名と短機関銃装備のエリート分隊(6-2-8)2個。川の向こうからドイツ軍の背後へ肉薄する。

しかしこちらに力強い増援が登場。SU-76自走砲3両だ。装甲が弱く対戦車戦闘では頼りないコトこの上ない自走砲だが、敵側に強力な戦車がなければそれころ「鳥なき里の蝙蝠」である。いや、その筈だった。

3Turn
無敵と思って敵装甲車に近づいた「蝙蝠クン」、否、SU-76が敵装甲車から思わぬ反撃を食らった。至近距離から搭載機銃で反撃されたSU-76は、身を乗り出して指揮していた車長が負傷。混乱したクルー達は車長を収容してハッチを閉じてしまう。「ハッチを閉じたオープントップ車両は主砲が使えません」
あれあれ・・・。「蝙蝠クン」、否、SU-76には意外な弱点が・・・。
さらに別の地点で防御射撃の結果、ドイツ軍にヒーロー出現。オイオイ。3MCだよ。3MC。いやー、ピンゾロ怖いなぁ・・・。
そのヒーローくんが蝙蝠クンのヘクスに突入。白兵戦を仕掛けてきた。え、ヒーローが自走砲に単独攻撃!?。ハリウッド映画顔負けの展開である。
さらに別の地点で防御射撃の結果、ドイツ軍にヒーロー出現。オイオイ。3MCだよ。3MC。いやー、ピンゾロ怖いなぁ・・・。
そのヒーローくんが蝙蝠クンのヘクスに突入。白兵戦を仕掛けてきた。え、ヒーローが自走砲に単独攻撃!?。ハリウッド映画顔負けの展開である。

4Turn
シナリオも後半戦に入ってきて、ドイツ軍も射撃よりも前進に重点を移してきた。準備射撃もそこそこに街路を超えて盤外へ突破すべくドイツ兵達が走る。その街路を渡るドイツ兵に向けてSU-76が砲門を開いた。目標付近で榴弾が炸裂。指揮官が重傷を負い、1個歩兵分隊も戦力半減である。また増援で登場してきて後方から追走してきたソ連親衛歩兵部隊は、後方からの射撃でドイツ軍1個タスクグループを混乱に陥れた。さらに先に車長が負傷したSU-76が、報復すべくドイツ軍装甲車を距離80mの至近距離からの主砲射撃で撃破する。ようやく76mm砲本領発揮である。しかしその蝙蝠クン、否、SU-76の1両がドイツ軍ヒーローによる攻撃の前に撃破されてしまう。
ソ連側のターンに準備射撃で2個分隊を撃破。さらにドイツ軍に合わせてソ連軍も後退。ドイツ軍の突破を防ぐべく最終防御ラインを構築する。生き残った蝙蝠クン、否、SU-76が2両。9-1指揮官に率いられたエリート親衛6-2-8分隊2個もドイツ軍を追う。

5Turn
ドイツ軍が突破口を形成すべく最後の猛射撃を実施してきた。しかしソ連軍は辛くもその攻撃に耐えた。後方のドイツ兵は建物の間、街路を伝って前進して来る。建物の陰に隠れていたソ連兵が至近距離からそれを撃つ。MCで6ゾロが出てドイツ軍半個分隊(3-4-8)が壊滅する。さらにドイツ軍装甲車が前進してきた。後方から発射した対戦車ライフル弾が装甲車の背面に命中するも、装甲車の装甲を貫通するに至らず。正面から発射されたSU-76の主砲弾は、装甲車の頭上を飛び去った。

ソ連軍はドイツ軍の脱出を阻止すべく脱出点に集結する。ドイツ軍の防御射撃を掻い潜って突破阻止に集結したソ連兵は、指揮官2名、歩兵5個分隊、SU-76自走砲が2両である。彼らが突破口を塞いだ結果、ドイツ軍の勝利がなくなりソ連軍の勝利が確定した。

感想
オープントップ車両って弱いねぇ・・・。あとピンゾロ、6ゾロで劇的に状況が変わるのが面白い。このあたり、やや過剰表現かもしれなが、ゲームとして盛り上がるのはこの方が良いかも・・・。あと今回狙撃兵が登場してきたが、その効果が見られなかったのがやや残念。いずれにしても数回の対戦で無印ASLを何とか対戦できそうなレベルにはなったように思う。細かいルールについて覚えていない点はまだまだ多いが、いずれにしてもASLのルールを全部覚えている人なんて殆どいないと思うので、問題ではなさそうだ。次回は対面戦に挑戦したい。
最後に今回お相手頂いた上、細かくご指導いただいたnさん。どうもありがとうございました。
