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The Japanese Submarine Force and World War II

Carl Boyd and Akihiko Yoshida Bluejacket Books

米側の視点で見たWW2における日本潜水艦隊の戦いについて記載したものである。本書の特徴として、開戦から終戦までの日本潜水艦の戦いや日本潜水艦の編成、装備、関係する人物について、コンパクトにまとめてある。また洋書の常として付録が充実しており、本書でも全体の4割強が付録として当てられている。
本書では、日本人ではなかなか気付かない日本潜水艦の特徴や弱点について触れられている点が面白い。例えば日本潜水艦は攻撃力を重視するあまり、大きすぎて運動性が鈍く、その騒音の高さと相まってASW部隊にとっては御し易い相手であった事。あるいは日本潜水艦は統一した指揮系統を持たなかったため、その戦略に一貫性がなく、行き当たりばったりであった事等、鋭い突っ込みが書かれている。また情報戦についても興味深い記述があり、日本潜水艦が活躍できなかった理由の一つとして連合軍側による暗号解読を挙げている点が面白い。例えば遣欧潜水艦はそのほとんどが米諜報網によって追跡されており、そのために待伏せ攻撃を受けて殆どが任務を達成しなかったことが記されている。他にも日本潜水艦が米英潜水艦の待伏せによって討ち取られた事例が数多くあるが、これらの多くが米英側の暗号解読によるものだという。
洋書としてはボリュームも手ごろで読みやすい部類なので、日本潜水艦に興味がある向きにはお奨めしたい著作である。

お奨め度★★★★