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市房山は熊本県東部の山で、球磨川上流地区にあります。標高は1722m。熊本県では最高峰です。200名山の1座にも名を連ねています。この市房山に10月下旬のある日曜日に挑戦しました。

麓の温泉宿に前夜泊し、早朝に出発。登山口には0620頃に到着しました。まだ登山口には車は1台も停まっていません。文字通り一番乗り。しかし辺りは既に明るくなっていたので、早速登山開始です。

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森林浴が気持ちの良い杉の木立を抜けてキャンプ場方面からの登山道と合流。そこから石段をいくつか登り、赤い屋根が見えてきたら、そこが4合目の市房神社です。

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この市房神社から6合目までが市房登山で一番きつい所。標高差は300mぐらいしかないのですが、キツイ登るの連続。あまりの急斜面に立ちつくすこともしばしば。それでも何とか登りつめて、コースタイムの20分増しで何とか6合目に着いたのは、登山開始から1時間10分が経過していました。

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6合目から山頂まではコースタイム上は1.5時間となっていますが、標高差の割には歩きやすい登山道。今までのような極端な急斜面は少なくなり、比較的斜度の小さい斜面がダラダラと続く感じです。この頃から紅葉が少しずつ見え始めてきました。また眼下には市房ダムや湯前温泉の景観が見えてきます。

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山頂に着いたのは9:00頃でした。歩き始めてから丁度2.5時間。ほぼコースタイム通りです。快晴の天気の元、眼下に見える湯前温泉や人吉市街へ続く景観を堪能しました。

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帰りは来た道をそのまま戻ります。往路は余裕がなくてあまり写真が撮れなかったのですが、帰路は少し余裕があるので紅葉写真等を撮ってみました。紅葉については、標高の高い所はほぼ終わりかけ。1200~1500m付近に少し紅葉がありましたが、全山紅葉という感じではない。元々紅葉で有名な山ではないので仕方がないかな、と、一人納得してみました。

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駐車場に戻ってきたのは11:15頃。当初の予定よりも15分ほど遅れましたが、まあ許容範囲です。

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今回の登山全体について、往復の所要時間は4:45。往路2.5h、山頂15分、復路2.0hです。本文にも書きましたが、この山は最初の6合目までが結構きつく、そこから先は比較的楽でした。危険個所は特にありませんが、斜度の強い所は滑り易く要注意。特に下りはあせらずにゆっくりと降りて行きたい所です。
景観的には九州一円が眺望できる景観やよし。一方で紅葉はやや期待外れでした。後者については、時期的な問題かもしれません。